転職するために資格の勉強をしようと思うけど、資格を取っても意味ない? |
そんな悩みを持つ人に向けて。
私は、「初級システムアドミニストレータ、TOEIC800、日商簿記2級」などの資格・検定を取得しており、社会人4年目のときに転職をしていますが、その際にも存分に力を発揮してくれました。
だから、転職のために資格は取ってマイナスになることはないと思っています。
ただ残念ながら、「資格を取れば転職できる」という甘い世界でもありません。
当記事では、資格勉強を始める上で知っておきたいことを紹介します。
関連記事:社会人4年目で年収450万円・残業10時間の大手ホワイト企業を辞めた理由 |
転職に資格は意味ないのか?
まずは結論。
転職に資格そのものは意味はないけど、取得する価値はある。
私はそう思っています。
転職市場においては、資格うんぬんよりも実務経験が最重要視されます。
これは疑いようもない事実です。
もしくは、実務経験がなくても年齢が若ければ、ポテンシャルで採用されることも全然あります。
つまり、「実務経験」と「若さ」の2要素が転職には重要というわけです。
ただ、この転職の障壁をぶち壊してくれる可能性があるのが資格です。
もちろん闇雲に資格を取ればいいとかの話ではありません。
あくまで、「狙っている職種の内定を取るために適切な資格を取ることは、ひとつのアピール材料になりえる」ということです。
もう少し詳しくその理由を紹介します。
転職活動で資格を取得する3つの意味
資格が転職に意味をなす3つの理由。
|
1. 客観的な能力の証明ができる
実務経験のある職種であれば、資格はそれほど意味を持ちません。
ですが、未経験職種への転職の場合、資格は意味のあるものになります。
なぜならば、実務経験以外での客観的な能力の証明になるから。
「パソコンが得意です!」といくら面接で説明するよりも、ITに関する資格をひとつ持っているだけで最低限の能力を有していることを説明することができます。
つまり、「前職の実務経験 × 資格」で、狙っている職種でどんな活躍をできるかを説明すればいいのです。
私の場合でいえば、営業から未経験の事務職への転職をしていますが、「前職の営業経験による交渉能力 × 日商簿記2級の会計知識」でアピールしました。
だから、未経験の職種への転職を考えているのなら、その職種で必要とされる資格を取得することは意味を持ちます。
とはいえ、すべてのケースに資格が有効かはなんともいえないため、転職エージェントに、「この職種に転職したいけど、どんなことをすればいいか」という相談を一度はしてみるといいと思います。
関連記事:向いていない仕事なら逃げの転職は全然あり【実体験】 |
2. ストーリーを共有できる
資格そのものだけでなく、取得に至ったまでのストーリーも武器になります。
資格はあくまで実務経験の差を埋めるものでしかないため、実務経験者には到底敵いません。
だから、資格を取ろうと決意したストーリーで自分の人間性をアピールします。
|
実務経験が足りない分を、「資格保有による客観的能力 × 資格を取ろうと思った背景」で埋めるイメージ。
だから闇雲に資格を取ればいい話ではなくて、「なぜこの職種に就きたいのか」を説明する補足として適切な資格を取る必要があります。
3. 自分で勉強できることの証明になる
中途採用では自ら勉強できる人が好まれます。
なぜならば、中途の採用面接では募集部署の管理職が面接をするので、自分の部下には、自ら勉強して活躍してくれそうな人を欲しいと思うからです。
しかし、ほとんどの社会人は勉強していないのが実情です。
そのため、資格を取るということは、「なにかしらの問題意識を持って、そのために努力できる人間」ということを間接的にアピールすることができます。
面接だけでは、自分で勉強できる人間かどうかってわかりません。
だから、学歴とか保有資格とかがひとつの参考情報になるわけです。
とはいえ、転職はあくまで実力主義なので、自ら勉強できることは人間性を補足する材料のひとつでしかありません。
資格そのものの力を過信しすぎない注意が必要です。
最後に
転職活動で資格が持つ意味について紹介しました。
当記事をまとめます。
|
転職活動において、資格はないよりもあったほうが絶対にいいです。
ただ、「適切な資格であること」という前提あっての話です。
全く的外れな資格の勉強に時間を割いてしまってもったいないので、転職エージェントに「自分の希望する職種には、なにか武器になる資格はあるか」を相談してみるといいです。
関連記事:全サラリーマンが転職エージェントに登録しておいたほうがいい理由 |
以上