「サラリーマンはどんなキャリアをデザインできるのか?」
終身雇用の終焉・年金制度の崩壊・AIによる仕事の置き換わりなどの社会背景もあって、従来までのひとつの会社に長く勤めるというキャリアは限界を迎えつつあります。
そのため、幸せに生きていく上では自分の理想に合ったキャリアを自分でデザインすることがとても大切になります。
しかし、そもそもどのようなキャリアがあるのかを知らないことには話になりません。
知ることは武器です。
当記事では、未経験職種への転職経験・副業ブログ経験からサラリーマンの選べるキャリアデザインとぞれぞれのキャリア選択のメリット・デメリットについて紹介します。
注意点:これから紹介するキャリアの全てを私自身が経験しているわけではありません。ネット情報や友達の話を参考にしています。ただ、私は個人ブログで月間20万pvを達成しているため、情報の取捨スキルには長けていると自負しています。 |
サラリーマンのキャリアデザイン10パターン
サラリーマンのキャリアデザインは大きく分けると10パターンあると思っています。
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1. 終身雇用キャリア
新卒で入社した会社に定年まで勤めようとするバブル時代から続くキャリア。
2019年に入ってから日本を代表する大手企業のリストラが急激に増えており、終身雇用の終焉がより現実的なものとなってきました。それでも依然として、ひとつの会社で働き続けるキャリアを選択する人は多いと思います。
- 人間関係・労働環境にも恵まれており「あえて辞めることもない」と思っている人
- 「自分にはスキルがないから」と年収の低い企業でもとどまる人
- 長時間労働・パワハラ横行のブラック企業に勤めながらも逃げ出せない人
パターンはいろいろです。
▼メリット
▼デメリット
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2. ジョブホッパーキャリア
自分に向いている仕事を求めて新しい仕事に次々と挑戦するキャリア。
新卒で入社した会社では職種を自分で選べないことがほとんどのため、自分に向いていそうな職種に転職する人はけっこういます。特に20代はポテンシャルで採用されるため、未経験職種でも十分に採用の可能性はあります。
実際私も営業から事務職に転職をしています。
▼メリット
▼デメリット
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3. ステップアップキャリア
年収を上げるために会社を変えるキャリア。
基本的には同じ職種で業界を転職するか、規模の大きい会社に転職するかのどちらかになります。
日本企業において短期間で年収を上げるために重要なことは、個人の能力ではなくて、どの業界の、どの企業に所属しているかです。そのため、年収アップのために転職に挑戦する人もたくさんいるようです。
2019年現在の売り手市場では、新卒では絶対に入れないような大手企業でも、中小企業から潜り込める可能性は普通にあります。
▼メリット
▼デメリット
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4. ダウンシフトキャリア
プライドや年収よりもとにかく気楽に働くことを優先するキャリア。
- クリエイティブな仕事 ⇒ 単純作業の仕事に転職
- 忙しい部署 ⇒ 楽な部署に異動
- 正社員 ⇒ 契約社員・派遣社員に転換
仕事を変えるだけでなく、残業や雑務、社内行事に巻き込まれやすい正社員をやめて、あえて契約社員や派遣社員になる道もあります。
▼メリット
▼デメリット
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5. 逃げ切りキャリア
若いうちから高年収が期待できる仕事につくことで早期に資産を形成するキャリア。
- 不動産営業
- 銀行員
- 総合商社
- 外資系企業
このような企業や職種は仕事内容こそハードだが給与ベースが高いため、若いうちはガッツリ働いてお金を貯めて資産運用に回すことに向いています。20代で数千万円の資産運用ができれば、早期セミリタイアが現実味を帯びてきます。
▼メリット
▼デメリット
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6. 社会貢献キャリア
NGO・NPO法人、海外青年協力隊などに参画するキャリア。
お金を稼ぐことよりも誰かのために生きることに喜びを感じる人が選ぶことがほとんど。
海外青年協力隊で隊員として参画する人は年間で何百人といるので、意外とこの道を選ぶ人はたくさんいます。帰国してサラリーマンに戻る人もいれば、違う職種に転職する人、海外で起業する人もいたりと道は開けてきます。
▼メリット
▼デメリット
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7. 兼業キャリア
サラリーマンとして働きながら個人事業主として副業でも稼ぐキャリア。
終身雇用の終焉・増え続ける社会保険料という社会的な背景もあって、年収アップと節税が同時にできる兼業サラリーマンは時代に合った働き方だといえます。
会社の就業規則で副業が禁止になっていても、法律上では副業を禁止することはできないため、副業は誰でもできることです。それに、確定申告でミスさえしなければ会社に副業がバレることはまずありません。
▼メリット
▼デメリット
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8. 独立キャリア
サラリーマンをやめて独立するために会社でスキルを磨くキャリア。
数年後にフリーランスや起業といった独立を目指してスキルを身につけるために働く人たちは一定数います。
特に、IT系の仕事 (Webマーケティング・Webデザイナー・プログラマーなど) は個人が限りなくノーリスクで独立できるため、スキル取得のために転職する人も多くいます。
▼メリット
▼デメリット
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9. 出戻りキャリア
フリーランス・起業経験してからサラリーマンに戻ってくるキャリア。
一度は個人で生計を立ててていたが、さらにスキルを磨くためにサラリーマンに戻ったり、家族ができて自分のことよりも大切なものができたりした人はサラリーマンに戻ってくることもあります。
「フリーランスや起業は挑戦したら最後」みたいなことはなくて、普通にサラリーマンに戻ってくる人はいます。
▼メリット
▼デメリット
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10. リモートキャリア
会社オフィスに出勤でずに在宅で働くキャリア。
「満員電車や人間関係がいやだからサラリーマンを辞めたい!」という人でも、リモートで働ける会社に勤めれば悩みが解決されるかもしれません。
- プログラマー
- デザイナー
- イラストレーター
- Webマーケター
- 編集者
- ライター
- カメラマン
- コンサルタント
IT系ではリモートで働ける可能性が高い仕事は意外とあります。それに、リモートできる仕事は副業や独立との親和性が高いため、将来的には個人で独立するというキャリアも見えてきます。
▼メリット
▼デメリット
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おすすめのサラリーマンのキャリアデザインとは?
「サラリーマンのキャリアがたくさんあるのは分かったけど、結局どうするのがいいの?」
結論をいえば、自分で考えてください。
やっぱりこの答えにしかなりません。
結局のところ、キャリアデザインとは、「自分がどんな生き方をしたいのか」ということに集約されます。
一生アルバイトでもいいから一人で気楽に生きていきたい人に、「不動産営業でゴリゴリにお金を稼ぐのが最高だよ!」なんて全然的外れなアドバイスになるわけです。
だから、自分の望む生き方に近いキャリアを自分でデザインしていかないけません。
ただ、万人におすすめできるとしたら、「未経験の仕事に挑戦する」か「副業でお金を稼ぐ」のどちらかになります。
もし20代であれば、まずは未経験の仕事に挑戦する。
もし30代であれば、副業に挑戦する。
このどちらかは選択肢として悪くありません。
20代で複数の職種を経験することは、自分の適性に合った仕事に出会える可能性を高めてくれます。また、気軽に未経験の職種に転職できない30代は、10年近い社会人経験を武器に副業で会社に依存しない働き方に挑戦するといい。
▼ちなみに、20代後半の私がこれまでのキャリア形成はこんな感じ
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キャリアは一本道ではなくてぐにゃぐにゃと曲がりながらでも、常に自分の頭で考えて理想な生き方に向かっていくことが大切なのではないかと思っています。
最後に
サラリーマンのキャリアデザイン10パターンについて紹介しました。
当記事をまとめます。
キャリア | 向いている人 |
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終身雇用 | 副業も転職もめんどくさい人 |
ジョブホッパー | 自分に向いている仕事を見つけたい人 |
ステップアップ | 短期間で年収を上げたい人 |
ダウンシフト | リスクを背負ってもいいから楽に働きたい人 |
逃げ切り | 一時的に激務でもいいからお金が欲しい人 |
社会貢献 | お金はあまりいらないから社会貢献したい人 |
兼業 | 会社に依存せずに働きたい人 |
独立 | 誰の指図も受けずに自分の力で働きたい人 |
出戻り | 自分よりも大切なものができた人 |
リモート | 極力人と関わらずに働きたい人 |
自分に向いていそうなキャリアはありましたか?
なにはともあれ、世の中には、「どんな企業があって、どんな仕事があって、どのくらい給料がもらえて・・・」ということを知らないことには始まりません。
そのため、全サラリーマンは転職エージャントに登録して求人情報を常にキャッチアップしておくだけでも、選択肢を広げることができます。
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以上