「新しいことに挑戦したいけど時間がない」
毎日の仕事に追われて、なにか新しいことを始めるにも時間が作れない、なんてことは多くの社会人に当てはまるのではないでしょうか。
「時間を有効使うためにはスキマ時間をうまく使うことが重要だ」なんてネット記事をよく見ますが、個人的にはそうは思いません。
むしろ、人生において無駄な時間というのが、紛れもなくスキマ時間だからです。
時間の使い方が下手な社会人がやるべきたったひとつのこと
結論からいうと、「日々の暮らしから細切れの時間をできる限りなくすこと」。
これに限ります。
裏返して考えれば、時間をうまく使うには、「いかにまとまった時間を確保するか」ということを考えなければいけません。
どれだけ細切れの時間を有効活用しようとしても、短い時間でできることなんて限られています。どれだけ短い糸と短い糸をを繋いでいっても、繋ぎ目ができてしまう分、短くなるみたいな感じです。
もし、この記事を見ている人が、資格の勉強をしたり、副業を始めたいと本気で思うのなら、まずはまとまった時間を作るために工夫する。そして、その時間に時間を集中して投下すべきです。
時間の使い方が下手な社会人の1日の過ごし方
時間の使い方が下手な人がどのような1日の過ごし方をしているか考えてみました。
【6:30】起床:ベッドの中でスマホをいじる 【7:30】身支度:朝の準備でバタバタして家を出る 【8:30】通勤:電車でスマホをいじる 【12:00】仕事:仕事する 【13:00】昼休憩:スマホをいじる 【19:00】仕事:残業頑張る 【20:00】帰宅:電車でスマホをいじる 【21:00】家事:食事や家事 【23:00】娯楽:テレビを見てだらだら過ごす 【24:00】娯楽:ベッドでスマホをいじる 【25:00】睡眠:寝る |
大多数の社会人の方は、おおよそこんな感じの生活ではないでしょうかね。
「スキマ時間を活用しましょう!」っていうパターンだと、トイレに行く時間を活用したり、電車通勤の時間を活用したり、お昼ご飯を早く食べて空いた時間を活用する。なんてことが推奨されているような気がします。
でも、それで本当に成功できるか疑問が残ります。
10分~30分の時間をいくら繋ぎ合わせても、成果が出るまでに時間がかかりすぎてしまう気がします。成果が出ないと、モチベーションも下がるでしょう。
やはり、まずは最低でも1時間のまとまった時間を作る。そして、まとまった時間に集中して時間を投下することが重要なのではないでしょうか。
まとまった時間を確保するためにできることを5つ紹介
まとまった時間を作るには、「体力を温存すること」と「無駄を排除すること」の2つがカギになります。
体力の温存:スキマ時間を無理に有効活用しようとするよりも、細切れの時間は思い切って体と脳を休めることで、まとまった時間で集中できる時間を増やす。
無駄の排除:時間が細切れになってしまわないように、そもそも無駄なことを徹底的に省く。
1. 朝にやることを減らす
朝の時間は脳にとってゴールデンタイムです。
脳が疲労していないため、1日の中で最も集中力が高く、何かをするために一番ふさわしい時間が朝の時間です。
そのため、朝のまとまった1時間というは、とても貴重な時間になります。
朝に1時間をつくるためには、以下のように無駄なことを省くのがいいです。
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朝ごはんを作る時間や、会社に着ていく服を考えている時間はありません。
そんなことに時間を使ったり、考えたりしているうちに、時間はなくなり、脳も疲れていってしまいます。
朝起きたら顔だけ洗って、やるべきことにすぐに取りかかりましょう。
資格の勉強をしたいのなら、やるべきページを開いたままにしておいたり、副業でブログを書いたり、動画編集をするのならパソコンでアプリは立ち上げた状態でスリープモードにしておく、などです。
2. 通勤時間は考える時間に使う
正直、通勤時間ほど無駄な時間はないので、「会社の近くに引っ越すのがベスト」といいたいところです。
ですが、そうもいかない人だっています。
そのため、通勤時間はしょうがないにしても、通勤時間で作業をすることは脳に相当な負担がかかるのであまりおすすめしません。
通勤時間は目を閉じて、「仕事が終わってからなにをやるべきか」を考えたり、「目標達成のために必要なこと」を考えたりする時間に使ったほうがいいと思います。
脳への負担も少なく、忙しい毎日を過ごしていると、やるべきことをゆっくり考える時間もないので、通勤時間を頭の中を整理する時間に充てるのは合理的です。
3. 昼休みは仮眠する
「会社のお昼休憩の時間を活用しよう!」的なことを推奨する人もいますが、個人的にはあまりおすすめしません。
なぜならば、お昼の時間は確保できてもせいぜい30分で、仕事の間のフラフラの状態では大したことはできないからです。
そのため、お昼休憩の時間は仮眠に充てるのがおすすめです。
お昼ご飯はしっかりと食べて、余った時間は思い切って仮眠の時間にしてしまいましょう。
昼間に仮眠をとっておくことで、夜に活動するためのエネルギーを確保することができます。仮眠したのと、していないのとでは、体と脳への疲労感が全く変わってきます。
仮眠は体力回復に本当に効くので、おすすめです。
4. 家事をまとめる
一人暮らしの社会人であれば、家に帰ったら炊事洗濯などの家事もやらなければいけません。
この家事が厄介で、ひとつひとつにかかる時間は短いかもしれませんが、やれなければいけないことが多いため、時間が分断されてしまいがちです。
そのため、家事はできるだけまとめて行う工夫をするのがいいです。
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このように、家事に使う時間を暮らしから減らすることで、平日の夜や休日に自由に使える時間は大きく変わってきます。
以下の記事では、家事を時短するためのアイデアをまとめているので、家事に時間を圧迫されていると感じている人にも、そうでない人にも参考になると思います。
関連記事:一人暮らしのための家事を時短する20のアイデア【まとめ】 |
5. テレビを捨てる
極端に聞こえるかもしれませんが、テレビを捨ててしまいましょう。
テレビの断捨離は、まとまった時間を作る上でとても大きな効果が発揮します。
テレビという娯楽は、幸か不幸か、お金もかからない上、頭を空っぽにして楽しむことができてしまうため、貴重な時間がどんどん吸い取られてしまいます。
脳に負担がかからないことには中毒性があるため、テレビが部屋にあるだけで無意識のうちにチャンネルに手が伸びてしまいます。
ここに意識の力はほとんど働きません。
そのため、テレビは捨ててしまったほうがいいのです。
もし、平日の夜に2~3時間はテレビを見る人がいれば、その時間がそのまま自由な時間になります。
1日2~3時間のまとまった時間があれば、1ヶ月で60~90時間。1年で720~1,080時間にも及びます。
これだけの時間を他のことのために投下することができれば、それなりの成果には繋がるはずです。
関連記事:ミニマリストでなくてもテレビを断捨離するべき5つの理由 |
まとまった時間を作った社会人の1日の過ごし方
前に紹介した時間の使い方が下手な人のタイムスケジュールをベースに、まとまった時間を作るために工夫した人の生活模様を考えてみました。
【6:30】起床:ベッドの中でスマホをいじる ⇒さっさと起きる 【7:30】身支度:朝の準備でバタバタして家を出る ⇒家事をせず、まとまった時間をつくる 【8:30】通勤:電車でスマホをいじる ⇒夜にやるべきことを頭の中で整理する 【12:00】仕事:仕事する 【13:00】昼休憩:スマホをいじる ⇒仮眠して夜のやるべきことに備える 【19:00】仕事:残業頑張る 【20:00】帰宅:電車でスマホをいじる ⇒仮眠して夜のやるべきことに備える 【21:00】家事:食事や家事 ⇒家事を減らして、まとまった時間を作る 【23:00】娯楽:テレビを見てだらだら過ごす ⇒やるべきことをやる 【24:00】娯楽:ベッドでスマホをいじる ⇒翌日に備えて早めに寝る |
これで朝に1時間、夜に2~3時間の時間が生まれます。
下手に細切れの時間を有効活用しようとはせず、まとまった時間を作り出し、この時間に全力で集中できるように環境と体調を整えるのがいいでしょう。
最後に
時間の使い方が下手な人がやるべきたったひとつのことを紹介しました。
当記事をまとめます。
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時間の使い方次第で、人生が大きく変わる可能性だってあります。
社会人としてどこかの企業に勤めて働いていて、なにも新しいことに挑戦しなければ、隣に座っている同僚や前に座っている上司と同じ未来しか待っていません。
もし、自分の未来を変えたいと思うなら、限られた時間をいかにうまく活用し、自分のために使えるかが当たり前ですが重要です。
そのためにも、「まずは時間の使い方を見直す」ということがとても重要になると思っています。
以上
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