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ミニマリストが結婚!10の疑問に勝手に答えてみた
ミニマリストは結婚しないほうがいい?そもそも結婚できない?
そんな疑問に答えます。
こんにちは、なにおれ(@lemologue)です。30歳で結婚をしたミニマリスト男です。
私は2018年からミニマリズムや超倹約生活など、独身を前提にした考え方や暮らしについて情報発信してきました。
それでも結婚をしました。
ということで、本記事では、「節約志向のミニマリストが結婚を考えるときの疑問点」を勝手に想像して、それに答えていくスタイルをとりたいと思います。
いってしまえば、私が結婚前に知りたかったことでもありますね。
ちなみに、Twitterで報告したらめちゃくちゃお祝いしてもらいました(笑)
件数が多かったのでリプライは控えさせていただきましたが、お祝いのメッセージをくれた方々、本当にありがとうございました!
すべて読まさせていただいています。
▼動画でも解説しています
ミニマリストが結婚を考えるときの疑問
こちらの10つのテーマに答えていきたいと思います。
- 結婚を決めたきっかけは?
- 結婚前にしたことは?
- 指輪はどうした?
- 結婚式はどうした?
- 同棲でモノはどうした?
- 結婚後の生活費は?
- 結婚後にやっていることは?
- 結婚後の展望は?
- 子供はどうするつもり?
- ぶっちゃけ、結婚してどう?
結婚を決めたきっかけは?
端的にいえば、一人で生きていくよりも楽しそうだと思ったから。
これに尽きます。
私の場合、「お金は使えなくてもいいから、とにかく自由に気楽にやっていきたい」とずっと思っていました。
そして、それは結婚した現在でも全く変わっていません。
つまり、「結婚をしても自分の理想は叶えられる。むしろ、その理想に近づく」と思ったわけです。
奥さんも奥さんで、働くことが好きな人です。
なので、「結婚後は家のことを全部やってほしい」みたいなタイプとは、絶対に結婚できないと思っていたみたいです。
なので、お互いが理想的な暮らしを実現するために協力関係にあった。
これが結婚を決めた大きな理由になります。
「一人でいても楽しいけど、二人でいればもっと楽しい」
こういうことです。
結婚をすることでお互いにとってマイナスになってしまうのなら、あえて結婚を選択する理由はないと思います。
結婚前にしたことは?
一番大きなことは、「結婚したら本当に幸せになれるのか?」を徹底的に話し合ったことですね。
ちなみに、プロポーズなんてかっこいいことはしていません。
お互いが疑問に思っている議題をぶち上げて、そのテーマについて徹底的に話し合う。
これを2,3ヶ月はやっていました。
私の場合は、ある程度の資産が貯まったら会社を辞めて超低支出で隠居するつもりでした。
ですので、そのプランとそのプランに至った自分の価値観をとにかく伝えました。
逆に、奥さんが不安が思っていることも話してもらって、二人で解決策を考える。
これを繰り返しましたね。
自分の考えていることが口だとどうしてもうまく伝えられなくて、noteに20,000文字オーバーの超長文の文章を書いてそれを読んでもらったりもしました。
ちなみにタイトルは、『ぼくのこと、ぼくたちのこと』です。
死にてえ(笑)
(その記事のリンクも載せようか迷いましたが、さすがに恥ずかしいのでやめておきます)
また、私がものを持ちたくないミニマリスト人間だとは理解してもらっていました。
なので、「結婚後はどんな暮らしになるのか?」という部分についても、お互いにとって優先度の低いことは妥協するというスタイルで話し合いで決めていきました。
そして、あらゆる疑問点を話し合った後、お互いにとってプラスになると判断したので、【合意】に至ったという感じです(笑)
これはかなりレアなケースだと思いますが、結果的にはこの話し合いは本当にやってよかったです。
結婚後も楽しく暮らせるかどうかは、「話し合いができる関係や環境が整っているか」がすべてだと思います。
なので、そのための土台が結婚前に自然と出来上がったわけです。
なので、上から目線ですみませんが、相方が非ミニマリストや非倹約家の場合は、「対話がきちんとできる人かどうか」をよく観察したほういいと思います。
指輪はどうした?
結婚指輪を手作りできる「ringram(リングラム)」さんのお世話になりました。
二人で10万円くらいでしたね。
「指輪はずっとつけるものなのでちゃんとしたものを」という思いはありました。だからといって、ブランドにこだわる必要もない。
なので、「価格も比較的お手頃で、思い出にもなる手作りにしよう」という感じです。
ちなみに、婚約指輪は作っていません。
奥さんも、「そんなものいらん」と言ってくれました。
まあ、「婚約指輪がほしい!」というような方であれば私とは価値観が合わないので、そもそもお付き合いすることも、結婚を考えることもなかったですけどね。
結婚式はどうした?
結論からいえば、結婚式は行いました。
ただし、身内だけの極めて小さな式にしました。
金銭的なことでいえば、「約100万円」ほど。
そして、結婚式は自分たちのためではなく、「育ててくれた両親のため」という価値観で一致していました。
なので、花やテーブルクロスなど体裁や見栄のコストは徹底的にカットして、その代わりにドレスは納得のいく素敵なものを、提供する料理もそこそこ良い内容にしました。
自分たちのための式ではないので、前撮りもしていません。
挙式だけは写真を撮ってもらうオプションをつけましたが、それだけでも十分に満足のいく内容でした。
同棲でものはどうした?
「ミニマリスト」と「非ミニマリスト」の結婚では、「部屋のものをどうするか問題」には絶対にぶつかります。
もれなく、私たちもぶつかりました。
最後まで折り合いがつかなかったのは、「車」と「テレビ」です。
私は両方とも不要派で、逆に、奥さんは両方とも所有しており、これまでも持たない生活を一度も経験したことがありません。
なので、車とテレビがない生活を想像できず、ここは折り合いがなかなかつきませんでしたね。
最終的には、奥さんに譲歩してもらって車もテレビも手放しました。
やったことといえば、「蓄財することで自分たちにはどんな明るい未来が待っているか」をコンコンと説明しました。
とはいえ、奥さんはそもそも節約に全く興味がない人です。
なので、ものを持たないことによる節約メリットは、奥さんにとってはメリットではなかったので、最後は私を信頼してくれた形になります。
やはりここでも、対話ができる人かどうかが重要になると思います。
結婚後の生活費は?
結論からいえば、「月13万円ほど」です。
- 家賃:32,000円
- 電気ガス水道:10,000円
- 通信費:5,000円
- 自動車関連:0円
- 保険:0円
- NHK代:0円
- 奨学金の返済(夫):15,000円
- 平日分の食費:23,000円
- 娯楽的な食費:10,000円
- 日用品代:5,000円
- 個人支出(夫):5,000円
- 個人支出(妻):25,000円
- その他:10,000円
お金を使っているところは、独身時代とほとんど変わっていません。
金銭的な感覚が合うかどうかは、結婚前からよく観察していました。
ここが合わなかったら、まず結婚はしなかったと思います。
生活費や娯楽にお金がかかりすぎて、たくさん働かなくてはいけない状況になることは、私としては絶対に避けなければいけないことだったので。
その点、相方は節約こそ興味はないものの、「自分がお金をかけるところとかけないところ」の線引きが感覚的にできている人だったので、大丈夫だと判断したという感じです。
本人はあまり自覚がないみたいですけどね。
生活費の詳細は、「【月13万円生活】倹約家共働き夫婦二人暮らしの生活費を公開」の記事でも紹介しています。
結婚後にやっていることは?
一番意識していることは、「とにかく話し合いの機会を作ること」です。
結婚は違う人間が生計を共にすることです。
なので、最初からピッタリと合うことなんて99.9%ありえません。
どちらかが譲歩する、もしくは信頼してついていくという形に絶対になります。
だからこそ、話し合いが欠かせません。
私たちの場合、財布は完全に一緒にして、二人で家計簿をつけています。
そして、「毎月第1土曜日は、スタバで家計レビューをすること」を定例行事としています。
その場では家計状況を振り返るだけではなくて、
- 2人にとっての理想の暮らしは?
- 理想の実現のためにいましないといけないことは?
- 先月はどんな1ヶ月だったか?
- 今月やってみたいことはあるか?
- 大きな買い物でなにかしたいものはあるか?
- 仕事はつらくないか?
などなど、お金のことだけでなく、将来のことや先月の出来事なんかも話し合っています。
一緒にいない会社での出来事や、2人にとっての楽しい未来の話をする機会を定期的に持つ。
そうすることで、お互いが考えていることを共有でき、結果的に日常生活で相手に期待をしすぎてストレスを感じることも減ると思います。
結婚後の展望は?
「10年プラン」を作って、資産状況などを見ながら2人で更新しています。
「おれたちの未来にはこんなにも楽しいことが待っているんや!」と思えば蓄財もやる気になるし、毎日の暮らしも豊かになると実感しています。
これは独身のときと同じですね。
ただ、独身であれば内省すればいいだけでした。
その点、結婚ではそれをお互いで共有してすり合わせをする必要があります。
理想としているのは、お互いが同じ未来の姿を言えること。
ここでもやっぱり対話がカギになります。
私たちの場合は…
- 海外にも数年は住んでみたいし、
- 自分たちにとって身近な人が集まれる場所も作りたいし、
- 自分たちの作った商品を売る商売もやりたいし、
- 家を自分たちでセルフリノベもしたいです
やりたいことがどんどん溢れていますが、その土台になるのはやっぱり「お金」だと思います。
なので、いまは2人にとっての理想のすり合わせをしながら、2人でガンガン働いて、コツコツと蓄財を進めています。
子供はどうするつもり?
現在はいません。
ですが、「将来的には一人はほしいなあ」と思っています。
まあ、授かりものなのでなんともいえないですけどね。
とはいえ、子供ができるとお金やものでコントロールできない部分が絶対に出てきます。
なので、ある程度自分たちのやりたいことに満足したり、金銭的に余裕が出てきたりしたあとかなあ、とは思っていますね。
ぶっちゃけ、結婚してどう?
ぶっちゃけ、独身時代と特に変わりません。
というのも、結婚がマイナス方向に働くのなら、そもそも結婚はしなかったからです。
ドライに聞こえるかもしれませんが、これは大事なことだったと思います。
結果的に、一人暮らしのときよりも一人あたりの生活費は下がって、それなのに働き手が二人になったので、生活の安心感は圧倒的に強くなりました。
事実、蓄財のスピードも独身のとき比べてても加速しています。
なので、結婚そのものがどうというよりも、
結婚することが、自分、そして、相方にとって理想的な暮らしに近づくのならすればいいし、そうでないなら、あえてするメリットはない。
というのが、結婚してみて思う個人的な結論ですね。
最後に
というこで、ミニマリストが結婚を考えるときの疑問点に勝手に答えてみました。
超ざっくりと内容をまとめると…
- 結婚を決めたきっかけ → 1人でも楽しいけど、2人で生きたらもっと楽しいと思った
- 結婚前にしたこと → アホみたいに結婚後の生活や未来の姿を話し合う
- 指輪はどうした → 結婚指輪だけ手作りをして2人で10万円ほど
- 結婚式はどうした → 両親に感謝を伝えるために身内だけの小さな式を行った
- 同棲でものはどうした → 相方にミニマリスト側に譲歩してもらった
- 結婚後の生活費は → 月13万円と、独身時代よりも一人あたりの生活費は下がった
- 結婚後にやっていることは → 毎月初にお金や未来の展望を話し合う機会を持つ
- 結婚後の展望は → 10年計画を立てて、やりたいことを2人で更新している
- 子供はどうするつもり → 自分たちの人生に満足したら1人くらいはほしい
- ぶっちゃけ結婚はどう? → 対話がきちんとできれば独身と特に変わらない
「結婚はいいよ〜〜」なんておすすめするつもりは毛頭ありません。
ですが、結婚が人生をよりラクにするひとつの戦略であることは間違いないと思っています。
これは独身時代からずっと確信していたこともであります。
だって、2人で暮せば生活費は下がるし、働き手が2人になるわけですからね。
結婚制度の良し悪しは置いておいて、大人が2人協力すれば大人1人よりも大きなパワーができるのは、単純に足し算の話です。
そのため、「結婚はしない」と執着してしまうのではなく、「なぜ結婚しないのか?」という理由の解釈を自分の中で進めたほうがいいと思います。
もし、「結婚したほうが経済的に苦しくなるから自由に生きられない」と思っているのなら、それはむしろ結婚したほうが実現するかもしれません。
こういってしまうと淡白ですが、結婚は暮らしを豊かにするひとつの手段にすぎないと思います。
結婚したから幸せになれるわけではなく、逆に、結婚したからといって不幸になるものでもありません。
「その手段を活用することで、より自分の理想に近づけるのか」を考えることがすべてだと思います。
もちろん、そのために自分自身が努力することは大前提です。
ということで、ここで記事は終わります。
なんだか文章だとすごいドライに感じたかもですが、奥さんのことは大好きですし、パートナーであり、大親友でもあるって感じです。
これはノロケですね、すみません(笑)
この記事が結婚を考える上でなにかの参考になればとてもうれしいです。
以上
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