株投資に挑戦してみたいけど、やることが多すぎてどうすればいいかわからない。 |
そんな悩みを持つ方に向けて。
こんにちは、なにおれ (@lemologue) です。私は資産1,000万円を米国高配当株ETFに投資するサラリーマンです。
資産運用は方法や考え方は無限にあります。同じ投資先に投資していても、人によって考えていることが全然違っていたりします。
なぜならば、人それぞれ投資の目的が違うからです。
当記事では、資産1,000万円を運用するサラリーマンの投資価値観について、一問一答形式で紹介したいと思います。
資産1,000万円を米国高配当株ETFに投資するサラリーマンに一問一答
まず最初に私の簡単なスペックだけ紹介しておきます。
【基本スペック】
年齢:30歳手前 投資額:1,000万円 投資対象:米国高配当株ETF |
高配当投資家なので、資産は資産運用では増やしておらず、月8万円の倹約生活から捻出しています。
▼生活費のことについてもっと知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。
関連記事:20代一人暮らしミニマリスト男の生活費って?【月8万円で暮らす内訳】 |
1. 資産運用を始めたきっかけは?
「収入源を増やしたい」と思ったことがきっかけです。
そんな時に見つけたのが、「こびと株」さんのブログ。
高配当株による配当収入の魅力がわかりやすく紹介されていて、「これだ!」と思いました。
2. 投資はいつからやっているの?
2018年頃から始めました。
これは私が社会人3~4年目のときだったと思います。
3. 投資の目的を教えて?
「配当収入を得ることで、お金を稼ぐために働く時間を人生から減らすこと」
これに尽きます。
4. 投資対象を教えて?
米国高配当株ETFに一極集中投資をしています。
5. 投資銘柄は?
2つのETF、2つの投資信託に投資しています。
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6. アセットアロケーションは?
ざっくりとですが、VYMが50%、SPYDが40%、楽天VTIが10%って感じです。
S&P500は、楽天ポイントの投資で楽天ポイント還元率を上げるために投資しているのでおまけ。
▼楽天経済圏のことは、こちらの記事をご参考ください。
関連記事:楽天経済圏のメリットとは?毎月1,000円の生活費を下げる節約術【超現実的】 |
7. 投資先は米国市場だけ?
米国市場だけです。
これからも米国市場一極投資を続けるつもりです。
8. 世界分散しない理由は?
パフォーマンスの悪い国を投資対象から外すためです。
米国市場は今後も労働人口が増加するため、これからもイノベーションや消費はアメリカで起きると信じています。
9. インデックス投資ではなく高配当株投資する理由は?
キャッシュポイントを増やしたいからです。
私の投資の目的は、将来の年金不安解消のためではなく、1年でも早くお金を稼ぐ労働から解放されるために安定的な収入源を増やすことにあります。
そのため、定期的に配当金としてお金を吐き出してくれるインカム重視の投資を好んでいます。
10. 若いうちはインデックス投資のほうがいいのでは?
たしかに、時間を味方につけられるインデクッス投資のほうがトータルリターンは大きくなると思います。
しかし、あくまで私の投資目的は収入源を増やすことにあるので、インデクッス投資はメインの投資手法にはなりません。
11. 投資信託よりETFを選んだ理由は?
定期的に配当収入を得るためです。
楽天VYMと呼ばれる本家VYMと同じ投資対象にした投資信託もありますが、この投資信託では分配金が再投資されてしまいます。
これでは、「配当収入を得る」という目的が達成されません。
12. 個別銘柄株には投資している?
個別銘柄株には投資していません。
個別銘柄を購入したほうが配当利回りを引き上げられますが、それと引き換えに銘柄分析が必要になってきます。
資産が1,000万円や2,000万円では配当利回りを1%上げるために勉強するよりも、本業や副業で収入を上げるほうが効率よく資産を増やすことができると思っています。
13. 日本の高配当株銘柄には投資しないの?
日本の高配当株銘柄に投資する予定はありません。
日本株であれば配当控除が適用できたり、日本円で配当収入がもらえたりするメリットがあります。
しかし、銘柄選定を慎重にしなければいけません。
その自信が私にはないし、その手間をかけるほどのメリットがあると思っていません。
14. 日本円かドルどちらで取引している?
VYMとSPYDはドルで取引しています。
というよりも、ドルでしか取引できません。
楽天VTIはつみたてNISA枠で日本円で投資、S&P500は楽天ポイントでポイント投資しています。
15. 海外ETFの為替リスクはどう考えている?
あまり気にしていません。
詳しいことは理解していませんが、過剰な円高や円安はアメリカと日本の双方で損をすることになるようです。
そのため、円高になったり円安になったりを繰り返すはずなので、あまり心配はしていません。
16. 株投資の出口戦略はどう考えている?
VYMとSPYDは永久保有を前提にしています。
死ぬまで売らずに配当金という果実を刈り取り続けるつもりです。
つみたてNISA枠で投資している楽天VTIは、20年満期後は課税口座に移管するつもりです。これで元本からの値上がり分は非課税になります。あとはそのまま積み立てるか、毎年4%づつを取り崩して生活費に充てるつもりです。
17. VYMを選んだ理由は?
VYMは税引き後利回りは2.5%程度と決して高くはありません。
しかし、連続増配株が多く構成されており、また、キャピタルゲインが期待できる銘柄も多いです。
そのため、配当を安定的に得ながら、株価の上昇も期待できるいいとこどりのETFだと考えているからです。
18. SPYDを選んだ理由は?
SPYDは税引き後配当利回り4.5%程度と配当性向が高いことに魅力を感じています。
それでいて、米国高配当株の80銘柄に分散投資がされており、無配や減配に転落した銘柄はきちんとメンテナンスされるため、安心して長期保有ができると考えています。
19. 米国高配当投資のデメリットに感じることは?
爆発的に資産が増加したり、配当金で生活が楽になったりするには時間がかかること。
焦らず地道に育てていきたいと思っています。
20. 現金比率はどのくらい?
現金は比率では考えていません。
基本的には、生活防衛資金だけを現金で残して、あとはすべてリスク資産として投資しています。
21. 生活防衛資金はいくら残している?
150万円です。
私の生活費は月10万円程度なので、最低1年間はなにもしなくても生きていけるお金を生活防衛資金としています。
22. 債権は持たないの?
今の時点では債券を持つつもりはありません。
時間を味方につけられる若いうちはリスクをとって株やETFに投資するつもりです。
資産が大きくなってきたり、60歳とかになったりしたら債権も含めたポートフォリオにすると思います。
23. リバランスはしている?
あまりリバランスは考えていません。
VYMは400銘柄、SPYDは80銘柄に分散されたETFです。
そのため、セクターの偏りを調整するリバランスはせず、毎月同額を積み上げています。
24. 毎月いくら投資している?
これまでは毎月43万円を投資してきました。VYMに20万円、SPYDに20万円、楽天VTIに3万円。
しかし、これは現金資産から時間分散して投資するためで、毎月の余剰資金より多くを投資してきました。
そのため、今後は毎月の本業からの余剰資金10万円 + 副業収入全額を積み立てていく予定です。
25. 毎月どのタイミングで購入している?
月末に購入しています。
毎月末に日本円からドルに換金して、成行で購入しています。
26. いわゆるドルコスト平均法で投資している?
はい、ドルコスト平均法で投資しています。
難しいことはせずに淡々と月末に同じ額を積み立てるのみです。
高配当株投資は投資タイミングを見たほうがいいですが、銘柄分散されたETFへの投資なのであまり気にせずに毎月積み立てをマイルールとしています。
27. 一括投資はしたことある?
一括投資はありません。
購入するタイミングが株価の底かどうかは誰にもわからないため、時間分散をして高値で買ってしまうリスクヘッジをしています。
28. ボーナスは一括で投資している?
ボーナスでも一括投資はしていません。
一旦は銀行預金に現金としてプールして、定額で同じ額を積み立てていきます。
現金が生活防衛資金150万円を大きく超えてしまったら、感覚的に安値っぽいときに買ったりはします。
29. 時間分散をしている理由は?
高値で買ってしまうリストを下げるためです。
特に高配当株投資では高値で買うと配当利回りが下がってしまうため、時間分散してそのリスクを下げています。
30. 目標の資産額は?
当面は2,000万円を目標にしています。
税引き後配当利回り3%でも年間60万円の配当収入となります。
私の場合、年間支出は120万円程度なので、年間支出の約半分は配当からの収入で賄える計算です。
31. 目標の年間配当金は?
年間配当120万円です。
私の場合、120万円あればお金のための労働から解放されます。
とはいえ、年間配当120万円になるより先にサラリーマンは卒業して、投資家+個人事業主として小さく暮らしていくつもりです。
32. 配当収入の魅力ってなに?
完全な不労所得であることです。
資本主義社会に存在する唯一無二の不労所得は、配当収入であると思っています。
33. トラリピやFXはやらないの?
株投資以外の資産運用はするつもりはありません。
投資の大原則は、「勝つより負けないこと」。
トラリピやFXで一時的に勝つことはできるかもしれませんが、それは永続的ではないと思っています。
34. 不動産投資の方が利回りがいいけど?
不動産投資は、投資というよりも事業の性質が強いという認識をしています。
そのため、サラリーマンが片手間で手を出して勝てるほど甘い世界ではないはずです。
そのため、勝つより負けないであろう米国株式への分散投資をしています。
35. 証券口座はどこを使っている?
「楽天証券」を使っています。
満足しています。
36. 楽天証券を使うメリットって?
楽天カード、楽天銀行、楽天証券、楽天モバイル、楽天市場と、楽天経済圏で生活すればけっこうな節約になることです。
つみたてNISAも使えて、取扱銘柄数も十分で、手数料も業界最安値で、迷ったら楽天証券を選んでおけば間違いありません。
公式サイト:楽天証券の口座開設申し込みはこちら |
37. 証券口座は源泉徴収ありにしている?
特定口座の源泉徴収ありにしています。
源泉徴収ありにしておけば、自分で株取引による利益は確定申告しなくていいので手間がありません。
源泉徴収なしにすれば申告制度があって20万円以下の配当収入とかであれば無税にできますが、微々たるお金なのであえて手間を増やすほどではないと考えています。
38. NISAとつみたてNISAどちらを選んだ?その理由は?
つみたてNISAを使っています。
つみたてNISAでは海外ETFが買えなかったりのデメリットがありますが、20年と長期投資に向いているからです。
NISAではあらゆる投資対象に投資ができるので、短期で利益を確定させるつもりの人に向いていると思います。
39. iDecoはやっている?
iDecoはやっていません。
理由は、拠出分を所得税から控除できるメリットは大きいですが、原則60歳まで引き出せないデメリットが大きすぎるからです。
私の投資目的は、収入源を増やしてできるだけ早くお金を稼ぐ労働からの解放されることなので、iDecoは私には合いません。
逆に、60歳までサラリーマンとして働いて、老後のための資産形成を効率的にしたい人にとっては利用したほうがいい制度だと思います。
40. iDecoとつみたてNISAはどちらから積み立てるべき?
60歳まで原則引き出すつもりがないなら、iDecoからやったほうが効率がいいです。
拠出額の所得税控除は大きいです。
41. 企業型DCはやっている?
会社制度としてあるのでやっています。
投資対象は経費率が高い商品ばかりですが、「経費率の一番安い外国株」に投資しています。
42. 年金についてどう思う?
老後の資金巡りについてはあまり心配していません。
もし会社員を途中で辞めて厚生年金が貰えず国民年金だけになった場合、毎月の収入は6~7万円程度になります。しかし、配当収入で月5万円 (資産2,000万円を3%で運用) で月収入は11~12万円になります。
一人ならきっとこれでも生活できます。
もし結婚していても、会社員の妻であれば、国民年金 + 厚生年金で月10~15万円の収入がプラスされます。
すると、2人で月21~27万円の収入になるので、よほどのことがない限りは生きていけると考えています。
43. どれくらい資産運用の勉強をした?
時間でいと30時間くらい、本でいうと10冊くらいだと思います。
あとは、定期的に投資家さんのブログを読みながら最新の情報をアップデートしている感じです。
44. 参考にした書籍を教えて?
私が読んだ本はこちら。
あとは、Kindle Unlimitedで継続的に資産運用関連の読書はしています。
45. 情報収集はどうしている?
投資家さんのブログを読むことがほとんどです。
このあたりの方々のブログを日々読ませてもらっています。
46. 株価が下がって不安じゃない?
投資スタイルが自分の中で定まっていればそれほど不安ではありません。
2020年3月からのコロナショックによる株価暴落を経験しましたが、淡々と自分の決めた投資を続けるだけです。
特に、私は高配当株ETFへの投資が主なので、株価の暴落はむしろ買い時です。
個別株銘柄であれば慎重に銘柄選定が必要ですが、銘柄分散されたETFであればそのあたりは気楽に投資できます。
47. 損切りはしたことある?
損切をしたことはありません。
永久保有のつもりでVYMとSPYDに投資しています。
48. 株投資はリスクがあるのにやる理由は?
終身雇用の崩壊、人口減少による経済の停滞、社会保険料や消費税の増税、年金受給の年齢引き上げなど、日本という国では個人にとって厳しい状況が待ち受けていることは明白です。
これからの時代は、国や企業は個人を守れなくなるため、自分の身は自分で守る準備が必要だと思っています。
そのため、稼いだ資本を効率的に増やすためにも、堅実な投資先である株投資は誰もがやる時代になっていると感じています。
49. 資産形成のコツを教えて?
凡人は、「倹約生活」に尽きると思っています。
手取り20万円の人の場合、月18万円で生活していれば年間貯蓄額は24万。月8万円で生活していれば、144万円です。
10年経てば、その差は1,200万円にもなります。
さらに投資をしていて複利の恩恵を受けていたら、その差はもはや埋められないものになっているでしょう。
50. 資産運用の話ができる友人はいる?
残念ながら、リアル世界にはいません。
株投資で資産運用をしている人はかなり少ないと感じています。
それが米国高配当株ETFへの一極投資となれば、話が合う人をリアル世界で見つけるのはかなり大変です。
そのため、ブログなどで同志を見つけては喜んでいます。
51. もし20歳に戻れたらどんな資産形成をする?
消費を最小限にとどめて、余剰資金をすべて株投資に回すと思います。
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これらは見栄や誘惑に流されただけの消費だと思っています。
見栄のための消費をなくし、自分の知識に投資したり、投資をしたりするでしょうね。
これから投資を始める人にアドバイスをどうぞ
私からひとつアドバイスをするとしたら、
まずは少額でいいから株投資に触れてみることです。
1万円でもいいから資産運用をしてみて、自分のお金が増えたり減ったりすることを体感すること。
その体験から勉強のモチベーションが生まれます。
「お金を減らさないためにはどうすればいいのか」
「自分にはどんな投資スタイルが向いているのか」
そうやって考えることで、新しい書籍を読んだり、ブログを読んだりして勉強していくことに繋がります。
きっと、1年も続けていれば自分の中で確かなスタイルが築かれているはずです。
そのためには、まずはとにかく証券口座を開設しよう。
無料で作れるし、維持コストだって0円です。
「楽天証券」を選んでおけばとりあえず間違いありません。
つみたてNISA枠をまだ持っていない人は、この機会に一緒に申し込んでおきましょう。
公式サイト:楽天証券の口座開設申し込みはこちら |
以上