2019.10.22

【初心者向け】資産形成の種類とメリット・デメリットをまとめてみた

 

「将来に備えて資産形成することが大切なことはわかるけど、何をやればいいか分からない」

 

資産形成で一番難しいことは、自分にとって最適な資産形成の種類を知ることです。

 

「最初のステップが最難関」とは、なんとも鬼畜。

 

そのため、資産形成を始める上では、世の中にどのような資産形成の種類があり、それぞれの特徴やメリット・デメリットを知ることが大切です。

 

当記事を最後まで読むことで、ざっくりとした大枠ではありますが、資産形成についての網羅的な知識が得られます。

 

資産形成の種類とメリット・デメリットまとめ

銀行預金

銀行の普通口座にお金を預け入れること。

 

▼メリット

  • 24時間お金が引き出せたり、クレジットカードの支払い先に設定できたりと自由度が高い
  • 1,000万円までは銀行が破城しても元本が保証されるためリスクがほぼない

 

▼デメリット

  • 金利がめちゃくちゃ低く、資産運用としては全く使えない

 

▼こんな人におすすめ!

もしもの時に備えて生活防衛資金を貯めたい人。

 

資産形成の第一ステップとして、1年間働かなくても生活できるくらいの生活防衛資金を貯めることが定石です。

 

NISA

年間120万円を上限に、最長5年間の内に購入した株や投資信託から得られる配当金・売却益が非課税になる制度。

 

▼メリット

  • 通常、利益に対してかかる約20%の税金が一切かからない
  • 個別株、投資信託、REIT、ETFなど幅広い投資ができる

 

▼デメリット

  • 対象期間が5年と長期投資に向いていない
  • 非課税枠を翌年に繰り越しができない

 

▼こんな人におすすめ!

個別株銘柄を中心としたキャピタルゲイン狙いの運用がしたい人。

 

非課税期間が5年間しかないため、長期投資によるローリスクの資産運用には向かない。

 

つみたてNISA

年間40万円を上限に、20年間の内に購入した株や投資信託から得られる配当金・売却益が非課税になる制度。

 

▼メリット

  • 通常、利益に対してかかる約20%の税金が切かからない
  • 非課税期間が20年と長く長期投資に向いている

 

▼デメリット

  • 特定の投資信託しか金融商品が選べない
  • 年間上限が40万円しかない
  • 非課税枠を翌年に繰り越しができない

 

▼こんな人におすすめ!

時間がかかってもいいからローリスクでお金を増やしたい人。

 

非課税期間が20年と長いため、適切な金融商品を選ぶことでローリスクでお金を増やせる可能性が高い。

 

金融商品が限定されているものの、信託報酬が限りなく低く、今後も成長が見込める米国市場に連動したインデックス投資も可能

 

▼詳しい商品や投資手法についてはこちらの記事をどうぞ

関連記事:将来が不安なサラリーマンはつみたてNISAで月3.3万円投資すればいい

 

企業型確定拠出金 (企業型DC)

退職金・企業年金制度の一部として、企業が掛け金を拠出して従業員が自分で運用する制度。

 

▼メリット

  • 配当金・売却益に税金の約20%が一切かからない
  • 自分で掛け金を拠出するマッチング拠出をしない限りは自分の懐が痛まない

 

▼デメリット

  • 信託報酬が高い商品や最適解とされる米国市場向けの商品がない

 

▼こんな人におすすめ!

おすすめというより、企業型確定拠出年金を採用している企業では強制加入になる。

 

強制加入になるため、限られた商品の中で最良の選択をする必要がある。

 

基本的には信託報酬ができるだけ低く、米国市場に比重の高い外国株商品を選ぶのがベター。

 

個人型確定拠出年金 (iDeco)

自分で掛け金を拠出して、自分で商品を選んで運用し、60歳以降に一時金や年金として受け取れる制度。

 

▼メリット

  • 掛け金が課税所得の対象外となるため、所得税・住民税の節税になる
  • 運用益に対して約20%の税金が一切かからない
  • 企業からの退職金との合算だが、2,000万円まで退職控除の対象となる

 

▼デメリット

  • 原則60歳まで資金が拘束されるため自由度が低い
  • 個別株銘柄、ETFなどが購入できず、限定された投資信託しか選べない
  • 大企業勤めで退職金が多い人は退職控除の恩恵が受けられない

 

▼こんな人におすすめ!

退職金が少ない企業に勤めており、定年まで会社員として働くつもりの人。

 

なんといっても、所得控除の対象となるメリットが大きい。

 

iDecoでは毎月2.3万円まで拠出可能なので年間で27.6万円。所得税20%、住民税10%とすると、所得税で5.5万円、住民税で2.7万円の節税ができます。さらに、運用益も非課税、退職控除の対象とメリット盛りだくさんです。

 

ただし、原則60歳まで資金拘束されるため、セミリタイヤ志向の人にとってはおすすめしません。

 

社員持ち制度

勤務先の株を企業の補助付きで購入できる制度。

 

▼メリット

  • 企業によっては10%引きで自社株を買える場合がある

 

▼デメリット

  • 自社が成長企業でない限り、リスクの高い個別株投資になる
  • 給料・金融資産ともに企業に依存することになる

 

▼こんな人におすすめ

個別株銘柄の良し悪しを自分で判断できる人。

 

企業から補助があるものの、個別株銘柄への投資となることを忘れてはいけません。

 

成長企業でないかぎり株価の上昇は見込めないため、株価が安い時に買い、株価が高い時に売るという出口戦略まで考えられる人でないと手を出すべきではないと思います。

 

一般財形貯蓄

給与天引きで貯金する制度。

 

▼メリット

  • 給与天引きのため強制的に貯金できる

 

▼デメリット

  • 非課税処置がないため銀行預金と変わらない
  • いい意味でも悪い意味でも引き出しできるため貯蓄しにくい

 

▼こんな人におすすめ

自力ではどうしても貯金できない人。

 

正直、一般財形をするメリットはありません。

 

お金を貯めることが目的なら、普通に銀行預金でいいです。

 

財形住宅貯蓄

給与天引きで、マイホーム購入を目的に貯金する制度。

 

▼メリット

  • 給与天引きのため強制的に貯金できる
  • 財形年金貯蓄と元利合計550万円まで利息分が非課税

 

▼デメリット

  • 銀行預金の利息はほぼゼロに等しいため非課税のメリットが小さい
  • マイホーム購入以外で引き出す場合は課税対象になる

 

▼こんな人におすすめ

自力で貯金ができなくて、絶対にマイホームを購入したい人。

 

マイホームを買うつもりがない人は手を出さないほうがいいでしょう。財形住宅に毎月3万円の天引きをするなら、つみたてNISAで毎月3万円投資したほうがメリットは大きいです。

 

財形年金貯蓄

給与天引きで、個人年金を目的に貯金する制度。

 

▼メリット

  • 給与天引きのため強制的に貯金できる
  • 財形住宅貯蓄と元利合計550万円まで非課税

 

▼デメリット

  • 銀行預金の利息はほぼゼロに等しいため非課税のメリットが小さい
  • 確定拠出年金のように所得控除がない
  • 年金以外で引き出す場合は課税対象になる

 

▼こんな人におすすめ

将来の年金が不安で自分で資産形成ができない人。

 

ノーリスクで自分年金を作るという意味では決して悪い制度ではなりませんが、税優遇されているiDecoのほうが明らかにメリットが大きいです。

 

投資である以上はリスクを許容しなければいけませんが、適切な商品 (信託報酬が低く、市場が成長している外国株) を選べば、拠出分の所得控除、運用益の非課税の恩恵を受けられます。

 

貯蓄型保険

保険期間の満了時に満期保険金を受け取れる金融商品。

 

終身保険、養老保険、学資保険、個人年金、積立生命保険など。

 

▼メリット

  • 保険と貯蓄の両方の恩恵がある

 

▼デメリット

  • 毎月の保険料が高い
  • 利回りが驚くほど悪い
  • 早期解約は元本割れになる

 

▼こんな人におすすめ

おすすめしない。既に積み立てている人は、元本割れでも早期解約をおすすめする。

 

そもそも、「資産運用」と「もしもの時の保険」は分けて考えたほうがいいです。

 

積立型生命保険や個人年金保険というのは、年金という名前がついているだけで利回りが驚くほど低い金融商品ということを認識してください。貯蓄型保険にお金を積み立てるくらいなら、所得控除もあって運用益も非課税でのiDecoで投資信託に投資したほうが100億倍いいです。

 

また、自分になにかあった時の保険であれば、「掛け捨て保険」で十分。

 

貯蓄型保険に毎月2万円も3万円も支払う必要はありません。

 

月1,000円の掛け捨て保険で、1,000万円の保障が受けられます。月3,000円なら3,000万円です。

 

投資信託 (ファンド)

投資家から集めたお金を資産運用のプロが運用し、運用成果を投資家に還元する金融商品。

 

▼メリット

  • 少額からでも投資ができる
  • ポートフォリオの調整など運用の手間がかからない

 

▼デメリット

  • 元本割れのリスクがある
  • 手数料 (信託報酬など) が高い

 

▼こんな人におすすめ

ローリスクで資産運用に手間をかけたくない人。

 

投資信託は証券口座を開設して投資することになりますが、「NISA」・「つみたてNISA」・「iDeco」などの非課税枠から投資することが一般的です。

 

ETF (上場投資信託)

TOPIXやNYダウなどの指数に連動するように運用される金融商品。

 

投資信託との大きな違いは上場しているかどうか。

 

金融商品取引所に上場していることで、値動きの透明性が高く、また、いつでも取引をすることができます。

 

▼メリット

  • 商品の種類が多い
  • 少額で分散投資ができる
  • いつでも取引ができる
  • リアルタイムで値動きが確認できる
  • 信託報酬がめちゃくちゃ安い

 

▼デメリット

  • 売買手数料がかかる
  • 自動積立投資ができない
  • 分配金にも課税され、再投資にも売買手数料がかかる

 

▼こんな人におすすめ

多少の手間がかかってもローリスクでそこそこの運用成果が欲しい人。

 

全世界に分散投資された商品、特定市場の中でも様々な企業に分散投資された商品など、金融商品の選択肢が多いことが魅力。

 

過去の株価上昇実績や配当実績、これまでにイノベーションを起こした企業が多いことも考えると、米国市場に連動したインデックス投資がひとつの最適解であるといわれています。

 

▼個人的には、配当性向の高い米国高配当株ETFを趣向しています

関連記事:サラリーマンの株投資は米国高配当株ETE【VYM】がおすすめな理由

 

ウェルスナビ

AIのロボアドバイザーによる資産運用サービス。

 

▼メリット

  • ほとんど何もせずに自動で運用してくれる
  • 長期的に見れば運用利益が出る可能性が高い
  • スマホアプリのUIが優秀で触っていて楽しい

 

▼デメリット

  • 元本割れのリスクがある
  • 手数料が1%と、優良な投資信託やETFよりも高い
  • 2015年に設立された比較的新しいサービスである

 

▼こんな人におすすめ

利回りよりも手軽さや最先端を感じたい人。

 

リスク許容度や月額の投資額を最初に設定すれば、後はなにもしなくてもいい手軽さが魅力。

 

ただし、優良な投資信託やETFの信託報酬が0.2%などがある中で、1.0%は高いと言わざるを得ない。

 

国債

国が発行する債券。

 

▼メリット

  • 国が破城しない限りは安全な投資
  • 銀行預金よりも利回りが若干高い

 

▼デメリット

  • 満期の縛りがあり自由度が低い
  • 投資信託などの投資よりも利回りが低い

 

▼こんな人におすすめ

資本がめちゃくちゃある人。

 

資本が大きくなると利回りが数%かわるだけでも、利益が大きくなります。そうなると、より安全性の高い国債が適切な投資先になってきます。

 

逆をいえば、資本の少ない平凡な人はリスクを許容して、そこそこの利回りが期待できる投資信託やETFに投資するのがベター。

 

株式投資

企業が資金を得るために発行した株を売買すること。

 

▼メリット

  • 投資方法によっては短期間で大きく稼ぐことも可能
  • 配当性向の高い企業への投資など不労所得を作ることも可能

 

▼デメリット

  • 企業が倒産した場合、ただの紙切れになる
  • リスクヘッジのためには勉強が必要になる
  • 安定的に利益を生むには勉強が必要になる

 

▼こんな人におすすめ

リスク許容度が高く、株投資に時間をかけることができる人。

 

個別株銘柄への投資は、株価の上昇や配当利回りの高さといった魅力がありますが、自分でリスクヘッジをしていく手間がかかります。なにより、勉強したからといって必ず勝てるものでもありません。

 

そのため、ほとんどの人にとっては、広く分散された投資信託やETFを選ぶのが無難です。

 

おすすめの資産形成の方法は?

まず大前提として知っておきたいのは、万人に共通する資産形成の正解は存在しないということ。

 

なぜならば、目的によって資産形成の方法は大きく異なるからです。

 

  • 絶対にリスクをとりたくない ⇒ 銀行預金、国債、財形貯蓄など
  • 手間をかけずにそこそこのリターンが欲しい ⇒ 投資信託、ETFなど
  • リスクがあってもリターンが欲しい人 ⇒ 個別株への株式投資など

 

ざっくりと分けるとこんな感じでしょうか。

 

しかし、一般的なサラリーマンとっての資産形成にはある程度の型があります。

 

ポイントをまとめるとこんな感じ。

  • 1年間働かなくても生活できるだけの生活防衛資金を貯めるのが最優先
  • 貯蓄型保険に加入している人は元本割れでも早期解約する
  • 余剰資金はつみたてNISAで米国市場に分散された商品に投資する
  • 定年まで企業で働くつもりの会社員はiDecoで米国市場比重高めの商品に投資する
  • 「つみたてNISA」、「iDeco」を上限まで投資してから初めてETFや株投資に手を出す

 

つみたてNISAとiDecoで毎月5.5万円の投資になるため、多くの会社員はここまででも一杯一杯になるはずです。

 

そのため、資産形成初心者はまずは税優遇された制度をきっちりと使うことから考えるといいでしょう。

 

▼実際に私が実践している資産運用はこちらをご参考ください

関連記事:気楽に生きたい会社員が実践している資産運用3選【初心者向け】

 

最後に

初心者向けの資産形成の種類とメリット・デメリットについて紹介しました。

 

簡単にそれぞれの特徴をまとめます。

種類 特徴
銀行預金 利息は見込めないが、自由度が高い
NISA 年間120万円の投資まで非課税だが、非課税期間が5年と短い
つみたてNISA 年間40万円と上限が少ないが、非課税期間が20年と長い
企業型確定拠出年金 採用企業に勤めている場合は強制加入となる
個人型確定拠出年金 所得控除・運用益の非課税と税優遇が大きいが、原則60歳まで資金拘束される
社員持ち株制度 会社からの補助があっても個別株投資と同じリスクがある
一般財形貯蓄 給与天引きで強制的に貯金ができるが、税優遇はない
財形在宅貯蓄 給与天引きで強制的にマイホームの頭金が作れる
財形年金貯蓄 給与天引きで強制的に自分年金を作れる
貯蓄型保険 利回りが驚くほど悪く、早期解約しても元本割れする
投資信託 運用の手間はかからないが、手数料が高め
ETF 運用の手間は多少かかるが、ローリスクでそこそこのリターンが期待できる
ウェルスナビ 手間がかからずスマホ1台でできるが、手数料が高い
国債 安全資産になるが、銀行預金以上、投資信託以下の利回り
株式投資 選択肢が多いゆえに、自分でリスクヘッジをしなければいけない

 

ご自身に最適な資産形成の方法が見つかれば幸いです。

 

▼もっと具体的な資産形成のステップを知りたいからはこちらをどうぞ。

関連記事:お金に困らない人生を送るための具体的な資産成形の6ステップ

 

以上

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