2019.06.24

無人島・友ヶ島で一泊二日のサバイバルキャンプを大人7人でやってみた!

 

無人島サバイバル。

 

男なら一度は憧れるシチュエーションではないだろうか。暇を持て余した社会人7人が、「大人の夏休み」と称して、無人島で一泊二日のサバイバルキャンプをやってみた。

 

舞台は和歌山県・友ヶ島。

 

友ヶ島とは?

友ヶ島(ともがしま)とは、和歌山県と淡路島の中間地点にある小さな島の集まりを言う。明治時代から第二次世界大戦時まで、旧日本軍の要塞施設となっていた島でもある。

 

そのため、今現在でも、第二次世界大戦時に建設された砲台や防備衛所の跡が残っており、日本屈指の穴場観光地だ。

 

友ヶ島は、ゆっくり散策しても2~3時間で島全体を回ることができる。そのため、日帰りでの観光も全然余裕だ。むしろ、キャンプで一泊するような物好きはほとんどおらず、夕方の最終便船で、島にほぼ人間はいなくなります。

 

つまり、本島の無人島は夜にしかおとずれない。

 

友ヶ島へのアクセス方法

和歌山県の加太港から「友ヶ島汽船」でアクセスすることができます。大人は往復2,000円。

 

朝9時から約1時間置きに出港しており、港から友ヶ島港までは約20分の船旅になる。無人島というロマン溢れる島でありながら、本島から船で20分でアクセスできるのは非常に魅力的ではないだろうか。

 

友ヶ島で一泊二日のサバイバルキャンプ

なぜ、無人島サバイバルキャンプなんてやったのか

そんなことは簡単だ。

 

男のロマン。

 

それ以外、何者でもない。

 

無人島サバイバルキャンプのルール

サバイバルというからには、それなりの縛りが必要である。

 

そのため、サバイバルキャンプにあたり、幹事である私がいくつかのルールを設けた。それが以下の3つ。

  1. 食料の持ち込みは一切禁止 (飲料水を除く)
  2. 「スマホ、財布、腕時計」は幹事が預かる (撮影係を除く)
  3. 持ち込み可能な物は「テント、焚き火台、釣具、シュノーケル、モリ、ナイフ、チャッカマン」のみ

 

サバイバルという言葉を使う以上は、食料の持ち込みは一切禁止にした。

 

つまり、食料は現地ですべて自力で調達することになる。そのため、「釣具」と「モリ」の持ち込みだけは許可した。

 

また、情報を完全に遮断するために、スマホと腕時計を全員から没収。さらに、島の中で食料や飲み物が買えないように、財布も回収。これで、島にいる間は誰とも連絡がとれず、時間も分からず、食べるものも自分たちでなんとかするしかなくなる。

 

本物のサバイバルからは程遠いが、便利なもので溢れかえった現代において、これだけの縛りはけっこうきついと想像できるはずだ。

 

友ヶ島に行く前に釣具を調達

今回のサバイバルキャンプの醍醐味である”食料調達”の要になる釣具を仕入れた。

 

加太港には釣具屋があり、そこで使い捨ての釣具とモリを購入した。人数分の釣具を購入する予定だったが、モリが売っていたため、「釣り部隊」と「素潜り部隊」の2班に分かれて食料を調達することにした。

 

そのほうが面白いだろ。

 

友ヶ島に到着してテントを張る

島に到着したら、まずはキャンプ利用のための申請をする。ちなみに、友ヶ島のキャンプサイトはなんと無料だ。

 

どうやら島の中にキャンプサイトは2箇所あるようだが、開放的なキャンプサイトを目指した。

 

到着して確信した。

最高のシチュエーションであることを。

 

すぐそこには海が一望できる最高のキャンプサイトではないか。

踊る心を抑えながら、まずは今夜の寝床となるテントを張る。

 

早速、食料の調達に行く

早速食料の調達だ。

 

ラピュタだ、神秘的な島だ、なんだ言われている島だが、我々に島を散策しているる時間はない。

 

なぜならば、食料を調達できなければ、今晩の飯がガチで何もないからだ。

 

魚釣れそうな港まで戻り、桟橋で釣りをしてみることにした。

 

ぶっちゃけ、何も釣れずに、「なにも食べるものねえじゃねえかあ!!」って喚く未来を想定していたのだが、、思い他、釣れた。というか、むしろ、入れ食い状態だ。

ただ、決定的な問題がひとつ。

 

ちいせえ。

魚がちいせえ。

 

どこを食べればいいのか分からない小アジが釣れるばかりだ。

 

とはいえ、そんな文句も言ってられない。男7人が満腹になるほどの魚を釣り上げなければいけない。黙々と釣りを続けた。

 

桟橋付近には魚がいることも確認できたため、もう一つの食料調達部隊である「素潜り部隊」も行動にうつることとなった。モリはギャクのつもりで準備したのだが、釣りが意外とうまくいったことに味を締めた我々は、シュノーケルとモリを装備し、海に飛び込んだ。

シュノーケルで海中を覗いてみる。

 

い、いる。魚がいる。

 

手の届く距離に魚が何匹も泳いでいるではないか。一ヶ月一万円生活で、濱口優が見せたようなモリさばきを、我々も披露する機会来るとは思ってもみなかった。

 

ただ、結果、一匹も捕らえることはできなかった。

 

釣った小魚の下処理をする

おそらく、2,3時間は釣りと素潜りをしていたのではないだろうか。

 

腕時計も全員から没収していたため、現在の時刻も分からない。太陽の傾きを考えて、食事の準備にうつる。太陽が落ちてしまう前には火を起こして、魚を食べるための処理をしなければいけない。

 

釣った魚の内蔵を100均の包丁でえぐり取り、三枚におろしていく。綺麗な調理場があるのはありがたかった。

 

一方で、火起こし部隊も動き出した。

 

火起こしにはチャッカマンの持ち込みだけは許可していた。しかし、炭や着火剤の持ち込みは禁止したため、松の葉・落ち葉・小枝を拾い集めてひたすらに火起こしをやることになった。

 

だが、知っているだろうか。

 

着火剤や炭がなければ火は全然起こらないこと。

 

便利なキャンプ用品に慣れている現代人は、自力で火を起こすことすらできない。そんな自分の無力さと自然の厳しさを全身で感じながら、もくもくと火起こし作業を続ける。

 

そして、いまさら気がついたのだが、風が死ぬほど強い。

 

海からの風を遮る山や森がないため、全速力の風が我々の目の前を通り過ぎる。そして、もう少しで燃え広がりそうだった火の子供さえも奪い去っていった。

 

気がつければ、太陽も沈もうとしていた。

その美しい景色に、心が小さく揺れる感覚を味わいながらも、我々は火を起こし、魚の内蔵をえぐり取る。

 

念願の食事の時間がやってきた

太陽が完全に沈む少し前。やっと火起こしに成功した。結局2,3時間は火起こしに時間をつかったのではないだろうか。

 

そして、焚き火台に網を乗せ、釣った小魚たちを並べる。

なんとも、うまそうではないか。

 

釣り、素潜り、火起こしで腹はずいぶんと減っている。

 

早く食べたい。

 

そんなはやる気持ちを鎮めて、魚に火がしっかり通るのじっと待つ。

 

そして、夕食の時。

 

カンパイのビールはない。

 

一人一本、小アジをぶっ刺した串を持ち、声高々に唱和する。

 

「いただきます!!」

 

朝からなにも食べていない。実に10時間ぶりほどの食事。火がしっかりと通った小魚は、乾いた舌の上を転がり、喉を通り越し、そして、胃袋に届く。

 

 

うん、まずい。

 

 

びっくりするくらいまずいではないか。

 

こんなシナリオは想定していなかった。とにかく、まずい。というよりも、味がしない。ただただ、たんぱくな味しかしない”なにか”を食べている感覚

 

こんなことになってしまった原因は一つしかない。

 

それは、調味料も持ってこなかったことだ。

 

海の水を蒸発させて塩を採取することも可能だったが、釣りに火起こしにで疲れ果てていた我々にそんな力は残っていなかった。”味のないたんぱくななにか”を無心で口に放り込み、腹を満たしていく。

 

ここには、白米もない。

 

まったく満足できなかった食事が終わるころには、太陽は完全に沈んでいた。

我々は苦労して起こした焚き火を囲んでいた。

 

夏なのに、風が強すぎることで、やたらと寒い。焚き火の存在がありがたかった。ウイスキーの一杯でもあれば、ゆっくりと仲間たちと会話をしながら、夜空を眺めることもできただろう。

 

しかし、ここにはコーヒーの一杯さえない。

 

スマホも腕時計も没収しているため、時間感覚もない。今が何時かさえ分からない。

 

そこにあるのは、漆黒の夜と、焚き火と、暴風。ただ、それだけだ。

 

やることもないため、次第に仲間たちはテントの中に消えていく。空きっ腹に手を添えて、潮風でベタベタになったカラダを洗うこともできず、テントで横になっていく姿は、まさにサバイバルそのものだった。

 

風が強い。

 

テントが吹き飛びそうだ。

 

仲間たちが全員テントに入るのを見送って、焚き火を消す。

 

「そろそろ俺も寝るか」

 

だれにも聞こえない声でそう独り言をつぶやく。

 

・・・

 

大人になるってなんだろうか。

 

両腕を頭の下で組み、テントの天井を見つめながら、ふとっ、そんなことを考えていた。

 

毎日、会社に行き、やりたくもない仕事をして、お金を稼ぐ。給料日には仲間と酒を飲んで、平日を呪い、土曜日がくることを楽しみに毎夜を越す。

 

これが、大人になるということなのだろうか。

 

答えはでないまま、いつしかまぶたは閉じられ、サバイバルキャンプの夜は過ぎていった。

 

そして、朝がきた

朝からまた釣りに行く元気もなければ、何時間もかけて火を起こす気力もない。その日の昼便で友ヶ島を離れる予定だったので、島をかるく散策することになった。

 

島は本当にラピュタの世界のようであった。森の中になんともノスタルジアな砲台や要塞がある。

 

すこしだけひんやりとした建築物の中をゆっくり歩きながら、「腹減ったなあ」そんなことばかり考えていた。

 

太陽もずいぶんと昇ってきたため、テントを撤収し、島を後にする準備をはじめた。帰り支度をしながら、我々はすこし浮かれていた。

 

それは、島に到着したときに一つ決めていたことがあるからだ。

 

港には自動販売機が1つだけあるのだが、帰りにそこで缶ジュースを買うこと。

 

ルール破りで自販機でジュースを買わないように没収していた財布を皆に返す。

 

争うように自動販売機に120円を押し込む姿は、とても大人の男たちの立ち振舞ではなかった。

 

それぞれが一番飲みたい缶ジュースを買って、大の大人が7人揃って大事そうに缶ジュースを胸に抱え、帰りの船の中に持ち込む。

 

そして、カンパイの時。

カラッカラに乾いたカラダに染み渡る甘くて冷たい炭酸飲料。

 

これほど、うまいジュースをいまだかつて飲んだことがあっただろうか。

 

・・・・

 

大人になる。

 

我々は大人になる過程で大切なものが見えないようになっていたのかもしれない。

 

目の前の仕事や人間関係に悩み、暗い気持ちになることもあるが、俺たちは缶ジュース一杯でこんなにも幸せな気持ちになれるではないか。

 

何歳になっても、120円で笑って過ごす。それは大人になっても忘れてはいけない感覚だ。

 

人生の核に少しだけ触れたような気がした。

 

加太港に戻った我々は、一番近くにあった日帰り温泉旅館に駆け込み、ドロドロになったカラダを洗い流し、湯船に浸かる。そして、綺麗さっぱりしたカラダで、今度こそはおいしいご飯を流し込む。

 

うまい。

 

うますぎる。

 

涙が出るほどうまい。

 

以上

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