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貯金ゼロから最速で100万円貯める5ステップ
貯金ゼロから100万円貯めるにはどうすればいい?
そんな方に向けて。
こんにちは、なにおれ(@lemologue)です。私は20代で1,000万円以上の蓄財をしました。
いきなりですが、貯金100万円で人生は変わります。
お金があれば必ず幸せになれるわけではありませんが、お金があれば不幸を避けることはできます。
私は少ないお金で質素に暮らすことが好きですが、「お金はいらない」なんていうつもりは毛頭ありません。
お金はないよりも、絶対にあったほうがいいです。
そこで本記事では、「貯金ゼロからどうやって100万円を貯めればいいのか」を掘り下げて解説します。
単発の貯金のコツではなく、踏むべきステップで解説を進めます。
▼動画でも解説しています
貯金100万円を貯めるメリット
貯金100万円というお金は、お金をさらに増やすための土台のようなものです。
たとえば、貯金があるからこそ、心地いい部屋を整えることができて生活費を無理なく下げられます。
他にも、収入を増やすための道具や環境にお金を投資できたり、資産運用をしてお金に働いてもらったりもできるようになります。
逆に、貯金ゼロの状態というは、ロールプレイングゲームでいうところの武器屋で強い装備が売られているのに、お金がないから素手で弱い魔物を倒すしかない状態です。
残酷なようですが、お金がある人はどんどんレベルアップ、つまりは貯金ができるようになり、逆にお金がない人はレベルアップの効率が悪くなります。
だからこそ、最初の100万円さえ貯められれば、遅かれ早かれ1,000万円も貯められます。
そして、もし1,000万円の資産ができれば、人生の選択肢も大幅に広がります。
ですが、大変なのが貯金100万円までです。
実際のところ、貯金100万円から1,000万円を貯めるよりも、貯金ゼロから100万円貯めるほうが体感的には大変だと思います。
なので、具体的なステップを順番に解説していきます。
貯金ゼロから最速で100万円貯めるステップ
結論からいえば、こちらの5ステップになります。
- ステップ1:貯蓄率25%をゴールに設定する
- ステップ2:お金の流れを一本化する
- ステップ3:解約できるサービスを解約する
- ステップ4:家賃以外の支出比率TOP3の支出を削る
- ステップ5:貯蓄率25%以上を目指す
ステップ1:貯蓄率25%をゴールに設定する
まず大前提として、毎月の貯金というのは、収入から支出を引いた結果です。
そのため、収入を上げるか支出を下げるかのどちらかをしないと、お金は貯まりません。
投資の利回りを上げる方法もありますが、元手が小さいうちは効果も小さいのであまり意味がないです。
そして、すぐに収入を上げることは簡単ではないと思います。
100万円貯金するために年収を100万円上げられるならいいですが、それができるならもうすでにやっているはずですからね。
だからこそ、「いまの収入の中でどこまで支出を減らせるか」を考える必要があります。
そして、そのためには現実的な目標設定が重要です。
一言で「節約」といっても、目標がなければ、暗闇の中を懐中電灯を持たずに進むような不安や居心地の悪さを感じますからね。
で、その具体的な目標ですが…
「手取りの25%を貯蓄に回すこと」
ここをゴールに設定するのがおすすめです。
正直、この「25%」という数字自体に根拠はありません。
ですが、低収入の方でも現実的に達成できる水準かつ、お金を貯めるにはインパクトがある目安です。
手取り15万円の人であれば、約11万円で生活して4万円を貯金する
といった感じですね。
月11万円もあれば一人暮らしでも十分に豊かに暮らせ、毎月4万円を貯められると約2年で貯金100万円です。
まずはこのように、数字に落とし込んだ目標設定をすること。
そして、「手取りの25%」という具体的な数字目標を設定した上で、現在の自分の収入なら100万円貯めるまでにどれだけの期間が必要なのか。
ここをまずは明確にします。
これが貯金100万円を達成するための最初のステップであり、土台になります。
ステップ2:お金の流れを一本化する
目標設定ができたら次にやるべきは、お金の流れを整えることです。
貯蓄率25%という数字目標を達成するには、「現状把握」がなによりも重要になります。
詳しくは順番に解説していきますが、「現状では貯蓄率が何%で、支出の中でも特になにが大きく占めているのか」を把握すること。
これができていないと、貯蓄率25%という目標はただの数字になってしまいます。
そして、お金の現状を把握する上でまずやるべきことが、「お金の流れを整えること」となります。
具体的にいえば…
1つの銀行口座を中心において、すべての収入と支出をその銀行に集めるようにします。
毎月の給料が楽天銀行に振り込まれるようにして、1つに厳選したクレジットカードの引き落としも、その楽天銀行からされるようにする
みたいな感じです。
お金の入り口と出口を一本にすることで、家計の状況が一発でわかるようになるメリットがあります。
家計簿をつけることも大事ですが、お金の流れを一本化するだけでも現状把握はできます。
月に15万円稼いで、生活費に11万円を使えば、銀行口座には月4万円のお金が残るわけですからね。
そして、1つのクレジットカードの明細を確認すれば、なににお金を使ったかもすぐにわかります。
ステップ3:解約できるサービスを解約する
節約をする上での優先順位は…
- 優先順位1:すぐに効果の出る支出
- 優先順位2:金額の大きな支出
- 優先順位3:金額の小さな支出
効率だけでいえば、金額の大きな支出のカットを優先するべきです。
ですが、それよりも先に、まずはすぐに効果の出る節約に手をつけること。
というのも、節約は早く効果が出れば出るほど時間が味方をしてくれるからです。
たとえば、半年後に3万円節約できることよりも、来月から1万円節約できることをしたほうが、トータルの節約金額は大きくなりますからね。
そして、すぐに節約の効果が出るものは、「月額や年額で支払いをしているサービスを解約すること」です。
- 医療保険
- 生命保険
- 光回線やWiFi
- スポーツジム
- サブスク
などがあります。
こういったサービスは、「自分の目的」をよく考えるようにしてください。
たとえば…
・医療保険に入っているなら、どんなリスクに備えているのか?
・生命保険に入っているなら、もしものときにはいくらのお金が必要になるのか?
・ネットが使いたいのなら、ネットでどんなことができればいいのか?
・なぜ自宅ではなくて、ジムでなければいけないのか?
・サブスクなら、そのサービスを利用することでなにを得たいと思っているのか?
みたいな感じですね。
お金を払って契約しているサービスを使うことには、必ず目的があるはずです。
その目的をよく考え、加入しているサービス内容と照らし合わせた上で、なくてもいいのなら解約をする。または、もっと安いサービスでもいいのなら乗り換える。
これがステップ3です。
契約の解約や乗り換えだけなら、どこかの休日を1日使うだけでもできます。
たったそれだけで、月数千円から数万円の節約にだってなるかもしれません。
中途半端に何日かに分けるのではなく、どこかでまとまった時間を確保して詰め込んだほうが絶対にいいです。
ぶっちゃけ、めんどくさいですからね。
ステップ4:家賃以外の支出比率TOP3の支出を削る
すぐに効果が出る節約が一通り終わったら、支出の中でも特に大きな金額の支出から削っていきます。
基本的に家賃が一番高くなると思います。
ですが、家賃の節約は貯金がないとそもそも引っ越しすらできません。
なので、家賃以外の支出比率TOP3の支出に手をつけます。
これは人によって違うはずです。
- 車
- 食費
- 交際費
- 衣服や美容費
- 酒やたばこの嗜好品代
ステップ2で行った現状把握から、まずは自分がなににお金をたくさん使っているのかを自覚します。
そして、大きな支出をカットするコツは…
「ぶっちゃけ、気合い」
です。
もちろん、細かいテクニックはあります。
ですが、「支出をカットしよう!」という意思がなければ、絶対に削ることはできません。
これは節約にかぎらず、勉強やダイエットなんかでも同じですよね。
・たばこやお酒代が高いのであれば、とにかく減らせるように努力をする
・車の維持費がかかっているなら、どうにか手放せないかを真剣に考える
・服を買いすぎているのなら、服の買い物を我慢する
最初の節約はどうしても、我慢や痛みを伴う必要があります。
ですが、気合いでやめてみたら、意外となくてもどうってことのないことはあるものです。
また、貯金ができるようになれば心に余裕も生まれて、心地良さも感じられるようになります。
なので、ステップ4では家賃以外の支出比率TOP3の支出を削ること。
ここで、手取りの貯蓄率25%を目指します。
ひとまず貯蓄率25%の生活水準を達成できれば、それ以上は無理に節約をする必要はありません。
あとはその生活を維持さえできれば、ステップ1で計算した期間が経てば確実に100万円の貯金ができます。
ステップ5:貯蓄率25%以上を目指す
ステップ4まででやめてもいいですが、ステップ5はダメ押しのステップです。
大きな支出を削ったとしても、インフラ費や日用品などの小さな支出が積み重なってけっこうな金額になっていると思います。
小さな支出の節約も大事は大事ですが、効率が悪いので後回しにしてきました。
ですが、ステップ5ではここに手を付けます。
小さな節約を解説しはじめると長くなりすぎるので、節約術をまとめた記事「ミニマリストが実践している節約術22選!おしゃれ生活は月8万円あれば可能」を参考にしてください。
できそうな節約から試してみてもらえたらと思います。
もしも、貯蓄率25%以上の生活を整えられれば、貯金100万円までの期間を想定していたよりもずっと縮めることができます。
とはいえ、繰り返しですが、ステップ5は100万円を貯めるためのダメ押しのステップです。
最初の100万円を貯める上で重要なのは…
「目標設定 → 現状把握 → すぐにできる支出のカット → 大きな支出のカット」
ここまでの一連の流れです。
無理をして小さな節約をして生活が成り立たなくなるのであれば、あえて手を出す必要はありません。
貯蓄率25%というのは世間的に見ればかなりの優良家計なので、実際にお金も貯まっていきます。
貯金100万円が貯まった後にやるといいこと
最後におまけです。
100万円貯まったあとにやるといいことを、ひとつだけ紹介して終わりたいと思います。
結論からいえば…
「家賃の安い部屋に引っ越しを検討する」
これがおすすめです。
100万円が貯まった後は、「つみたてNISAで投資を始める」「パソコンを買うなどして副業に挑戦する」など、選択肢はいろいろあります。
ですが、引っ越しを優先するのがいいと個人的には思っています。
というのも、引っ越しによって家賃を下げられれば、貯蓄率を大きく引き上げることができるからです。
それだけでなく、貯金100万円を貯められた人であれば、より蓄財を有利にする引っ越しが自然とできます。
たとえば、車を手放すことを前提にした引っ越しができたり、自炊を続けやすくするためにスーパーの近い場所に引っ越しができたり。
場合によっては、転職との抱き合わせで引っ越しを考えることもできるかもしれません。
家賃補助の出る会社にうまく潜り込めれば、それだけで蓄財のスピードは爆発的に加速します。
こういった上手な引っ越しは、貯金をする体質が備わっているからこそできます。
そもそも引っ越しというのは、貯金があるからこそできる選択肢のひとつです。
「お金がない人はお金を貯められない」というのは、こういった背景があります。
なので、まずはまとまったお金を貯めて選択肢を得ることが超重要です。
そして、貯金は100万円はその目安としてはわかりやすく、現実的にできることも増えます。
ちなみに、具体的な引っ越しの進め方については、拙著『ミニマリスト式超引っ越し術: 人生を変える攻めの引っ越しの技術』をよければ読んでください。
引っ越しをどのように活用すればいいのかと、お金をかけずに引っ越しをする具体的な手順とやることを解説しています。
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最後に
ということで、貯金ゼロから最速で100万円貯める5ステップについて紹介していきました。
- 貯金100万円は蓄財の土台になる。お金を貯めるための選択肢が得られ、蓄財のスピードが加速する
- 選択肢のない貯金ゼロからの貯金が一番大変なので、我慢や努力などの痛みを伴う覚悟が必要になる
- お金を貯める最初のステップは、手取りの貯蓄率25%をゴールにした場合、現在の自分の収入でどれだけの期間がかかるかを明確にすること
- 次に、お金の流れを一本化すること。家計状況を把握しやすくし、貯蓄率25%を達成するための現状把握を行う
- 現状把握ができたら、まずはすぐに効果が出る支出をカットする。具体的には、月額や年額のサービスの解約、もしくは乗り換えをする
- 契約サービスの解約が一通り終わったら、家賃以外の支出比率TOP3の支出を削る。細かいテクニックよりも、支出をカットするという意思がなによりも重要
- 大きな支出のカットで貯蓄率25%を達成したあとは、ダメ押しで小さな金額の節約にも手をつける。ただし、無理をする必要はない
- 100万円のお金が貯まったあとは、家賃の安い部屋に引っ越しを検討する。ただ家賃を下げるだけでなく、他の目的も持って住む場所を選ぶようにする
繰り返しですが、貯金で最も大変なのは貯金ゼロから100万円です。
逆に、100万円の貯金さえできれば、さらなる節約や副業への投資、資産運用などの選択肢を得られるので、雪だるま式に300万円、500万円と貯められるようになります。
なので、最初の100万円が貯まるまでは、努力や我慢などの痛みがあることを覚悟しておいたほうがいいです。
結局のところ、なにかを手に入れるにはなにかを犠牲にしなければいけません。
これは世の真理です。
ですが、その痛みの先には、感じた痛み以上に得るものがきっとあります。
貯金ゼロで節約をすると我慢に感じていたことでも、貯金がある状態だと不思議と同じ痛みを感じないものです。
むしろ、「もっと貯金したい」と、楽しくなることだってあるかもしれません。
これは、「贅沢をしよう思えばできるだけのお金はあるけど、あえてお金を使わずに生活している」という現実的な選択肢を持っていることが、心に余裕を与えてくれるからです。
なので、最初の100万円を貯めることには人生を豊かにする力もあります。
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以上
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