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サラリーマンは年収400万円の楽な仕事がベストなのかもしれない理由

実際に使用した商品サービスのみを紹介しています。アフィリエイト広告を含みます。

 

「一体いくら稼げば人は幸せになれるのか…」

 

サラリーマンであれば一度は考えたことがあるはずです。

 

仕事が楽でも年収が低くては生活できない。だからといって、年収が高くても激務で毎日22時超えも厳しい。

 

「じゃあ、年収はいくらならいいのか」

 

という問題ですが、年収400万円がひとつの目安になると思っています。

 

目次

サラリーマンは年収400万円で楽な仕事がベストなのかもしれない理由

1. 生活にストレスを感じない最低ラインが年収400万円

有名な研究ですが、2010年にアメリカで発表された「年収と感情的幸福度の相関における」研究 (※1) から、年収と幸福度の関係は一応明らかになっています。

 

簡単に実験内容を紹介しておきます。

  • 期間:2009年の1月から12月までの約1年間
  • 地域:全米50州
  • 方法:1日1,000人の電話インタビューにより、「最近のあなたの満足度はどうですか?」とか「あなたは昨日は笑いましたか?」とかの人生における満足度の質問を10段階評価してもらう
  • サンプル数:、45万以上の回答を分析

 

この研究で分かった結果は以下の2つ。

  1. 年収750万円以上で幸福度は頭打ちになる
  2. 年収600万円以上で前日にストレスを感じることが頭打ちになる

 

その結果を統計分析した結果が以下のグラフになります。

出典: High income improves evaluation of life but not emotional well-being Daniel Kahneman and Angus Deaton

 

横軸が年収、縦軸が、3つのカテゴリーの人口にしめる割合を示しています。

  • 「Positive affect」は、幸福、微笑み、そして楽しさを報告する人口の割合の平均。
  • 「Not blue」は、これらから心配や悲しみを報告する人口の割合の平均を引いたものです。
  • 「Stress free」は、前日にストレスを報告しなかった人口の割合です。

 

グラフを要約すると、「幸せになりたいなら年収は750万円を目指すといい」という話ですが、平凡なサラリーマンにとって年収750万円はかなりハードルが高いのはないでしょうか。

 

一方で、「前日にストレスを感じなかった人」は年収600万円で頭打ちという記載が論文にはありますが、グラフをよく見てみると、年収400万円でほぼ上限に達しています。

 

つまり、私たちは年収400万円くらいあれば、「前日にストレスを感じた」という感覚がほぼなくなるということです。

 

そのため、お金を稼ぐ力がない人は最低限のストレスを感じない年収400万円を目指すといいのではないでしょうか。

 

2. 年間100~200万円の貯蓄ができる余裕がある

キャリアバード」さんの手取り計算ツールを使って、年収400万円の手取りを計算してみました。

 

結果は以下の通り。

項目独身配偶者あり
額面年収400万円400万円
所得税8.6万円6.7万円
住民税23.8万円20万円
社会保険料58.7万円58.7万円
手取り金額307.6万円313.4万円

 

結婚していると配偶者控除があるので手取りは若干多くなりますが、手取りは300万円ちょっとですね。

 

独身の方であれば手取り300万円もあれば、かなり余裕のある生活が送れます。

 

無駄な固定費をしっかり落として買い物癖のない人であれば、月に10万円もあれば生活ができます。もちろん、電気ガス水道通信のインフラや食費を我慢することなく、たまにはお菓子や飲み会も楽しんで、です。

 

手取り300万円で月10万円の生活ができれば、単純計算で年間200万円弱の貯金も十分に実現可能なレベルということになります。

 

また、もし結婚している人で共働きであれば、年収400万円の2馬力で年収800万円。幸せの年収ラインの750万円水準にもなります。

関連記事:一人暮らしの社会人が生活費を抑えるには?月10万円で暮らす超具体的な方法

 

年収750万円以上で激務なら転職を視野に入れてもいいかも

年収が750万円以上の人は1,000万円稼いでも幸福度は増えない」というのが、一応の研究結果の結論です。

 

私自身が年収750万円稼いでいないので適当なことはいえませんが、激務で自分の時間を過ごせていない人は転職を考えてみるのもいいのかもしれません。

 

数百万円の貯蓄があって、毎月の生活コストを抑えられているなら、「年収は下がるけどもっと楽な仕事を選択する」という可能性も全然ありだと思います。

 

年齢・家族・子供の有無、仕事のやりがい、生活コストなど、人によって状況はそれぞれですが、年収400万円あれば十分にストレスの少ない生活を送ることはできます。

 

私自身が年収の下がる転職を経験していますが、自分に向いている楽な仕事に就けたことで、ずっと楽に生きられるようになりました。

関連記事:

 

年収が低くても高くても転職エージェントには登録したほうがいい

年収が低い人でも年収が高い人でも、ひとつ言えるのは、「転職エージェントには登録しておいたほうがいい」ということ。

 

なぜならば、求人情報を見られるからです。

 

一度も転職をしたことがない人は、世の中にどのような求人があり、どのくらいの年収が適正なのかも想像ができません。

 

すぐに転職するつもりがなくても、求人情報くらいは眺めておいて、マーケットの情報は常に確認しておいたほうが絶対にいいです。

 

年収が低い人は自分のスキルでも年収が上がる求人を見つけられる可能性が高くて、年収が高い人は年収は下がっても理想に近い働き方ができそうな仕事が見つかるかもしれません。

 

転職エージェントは「リクルートエージェント」に登録しておけば間違いありません。

求人数も多く、スマホアプリも使いやすいです。

 

登録・利用料も完全無料。エージャントに話が聞きたいわけでもなければ、登録だけでして求人情報を見るだけでもOKです。

 

公式サイト:リクルートエージェント

 

最後に

サラリーマンは年収400万円の楽な仕事がベストなのかもしれない理由を紹介しました。

 

当記事をまとめます。

  • 年収400万円でストレスを感じる生活から抜け出せる
  • 年収400万円あれば年間200万円の貯金も射程圏内
  • 年収が高くても激務なら年収を落とす転職もありかも
  • 年収が低くても高くても転職エージェントには登録したほうがいい

 

貯金ができないレベルの年収ではストレスを感じる暮らしになります。逆に、年収が高くても給料と引き換えに多くのものを失っていなら、年収400万円くらの楽な仕事を探すのもひとつの人生だと思います。

 

いずれにせよ、まずは「リクルートエージェント」に登録して求人情報を眺めてみるといいと思います。

 

求人市場がどうなっているか分かるだけでなく、賃貸物件を見ているような楽しさもあります。

関連記事:転職は20代のうちに一度は経験しておいたほうがいい【実感】

 

以上

 


【参考文献】
※1
Proc Natl Acad Sci U S A. 2010 Sep 21; 107(38): 16489–16493. High income improves evaluation of life but not emotional well-being Daniel Kahneman and Angus Deaton

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生きづらさからの脱却の実践家。妻と二人で月13万円で質素に暮らす33歳。SNS総フォロワー16万人。商業出版2冊。Kindle本10冊「ミニマリスト式シリーズ」の総レビュー7000件超。新作「生きづらい人のための人生戦略」をKindle Unlimitedで公開中

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