※Kindle Unlimited読み放題対象です
ミニマリストの末路を考えるのは不毛。最低限気を付けたい3つのこと
ミニマリストに待ち受けている末路は悲惨?
そんな疑問を持つ方に向けて。
こんにちは、なにおれ (@lemologue) です。
私は、月8万円の生活費で一人暮らしをしている20代後半のミニマリストです。
結論からいえば、ミニマリストの末路なんて気にしなくていいです。
そんなこと考えること自体が不毛。
当記事では、ミニマリストの末路を気にしなくていい理由、豊かなミニマリストになるために最低限気を付けたいことを紹介します。
ミニマリストの末路を考えることが不毛な理由
「ミニマリストの末路」
そんな言い方をすると、「断捨離をやりすぎると悲惨なことが起こるのでは?」と連想させます。
- 冷蔵庫を手放したミニマリストの末路は、悲惨なのか?
- 洗濯機を手放したミニマリストの末路は、悲惨なのか?
- 人間関係を手放したミニマリストの末路は、悲惨なのか?
しかし、全然そんなことはありません。
結局のところ、ミニマリズムの度合いは、その人の特性や環境によって違うからです。
極端にものの少ないミニマリストは批判されがちですが、彼ら彼女ら自身は、自分のことをよく理解した上で、断捨離を断行していると思います。
たとえば、完全在宅やフリーランスの仕事をしていて、比較的時間をコントロールしやすいから、冷蔵庫はなくても都度スーパーに買い物に行けばいいや。
みたいな感じです。
だから、冷蔵庫のない生活は、悲惨なこともでないし、大きく不便でもないわけです。
むしろ、冷蔵庫がないことで、適度に運動をするきっかけができたり、食費が下がったりするメリットもあるかもしません。
そのため、他人がどれだけ、「あんな不便そうな暮らしをして、ミニマリストはやっぱり哀れだな」なんて批判は、完全に的外れな指摘といえます。
もしあなたが、フルタイムで働いている一人暮らしのサラリーマンであれば、冷蔵庫も洗濯機もきっと断捨離しないと思います。
手放すことのメリットよりもデメリットのほうが大きくなりますからね。
だから、ミニマリストの末路なんて考える必要はなくて、自分にとって居心地のいい暮らしができるまでものを手放せばいいわけです。
ものが足りなければ買い足すことも必要でしょう。
そういう意味でいえば、自分のことを深く理解する努力は必要だと思います。
本当になにも考えずに、「持っているものはとりあえず捨ててしまえ!」は、けっこうやばいです。
ただ、そんなことをできる人はまずいないと思いますけどね。
ミニマリストが悲惨な末路を迎えないために注意すること
上記でも述べた通り、ミニマリストの末路を考えこと自体が不毛です。
なぜならば、人によって特性や環境が違うので、良い悪いを判断できないから。
もし、ミニマリストの生活が悲惨に見えるのなら、それはあなたの目から見て悲惨なだけであって、当の本人たちは自分のことをよく理解していて、ちゃんと心地いいところで暮らしています。
とはいえ、私自身が感じている最低限注意しておくべきことが3つあるので紹介します。
- 自分の心には正直になる
- 健康は手放してはいけない
- 価値観の強要をしてはいけない
自分の心には正直になる
一番大事なことだと思っています。
それは、自分の心には正直になることです。
ミニマリズムを断行しているといつの間にか、心地良さよりも、苦しさが勝っていることがあるかもしれません。
- 部屋が汚くてストレスだけど、掃除道具は持ちたくない
- お米を食べたいけど、炊飯器や鍋も持ちたくない
- もっとおしゃれしたいけど、服を持ちたくない
「本当の理想はこうだけど、自分はミニマリストだから…」
と、自己暗示をかけてしまうのは、精神衛生上よくないです。
こういった心の状態に気が付いたら、注意が必要。
心の声には素直に耳を傾けて、困っているのなら、ふさわしいものを買うこと。
当たり前ですが、これが大事です。
ミニマリズムのゴールは、他のライフスタイルと同じで、幸せに豊かに暮らすことです。
少ないもので暮らすことが正義なのではなく、健全に豊かに暮らせることが正義。
そのため、自分の心の声には耳を澄まして正直になること。
これがひとつめの注意点というか、ポイントです。
健康は手放してはいけない
ふたつめの注意点。
健康だけは蔑 (ないがし) ろにしてはダメです。
健康を手放してしまうと悲惨だと思います。
結局のところ、健康な体と心があるからこそ、少ないものとお金でも楽しく暮らすことができます。
この事実を、よくよく認識しておくといいと思います。
あれもいらない、これもいらないと、自分でも気が付かないうちに、健康的な食生活や運動習慣まで手放してしまっているかもしれません。
そのため、一度自分の生活を振り返ってみるといいと思います。
「健康あってこその豊かな人生」ということをお忘れなく。
価値観の強要をしてはいけない
最後、3つめ。
よく言われることですが、「他人に自分の価値観を強要してはいけない」ということ。
最悪なのが、人のものを勝手に捨てることです。
どれだけ自分が少ないもので暮らすことの豊かさを知っていても、家族であっても人のものを勝手に捨てることは、絶対にダメ。
「俺の言うことを聞け!」という傲慢以外のなにものでもありません。
絶対に、絶対にやってはダメです。
同棲相手や家族がいる方でミニマルに暮らしたいのなら、自分にとっての必要最低限を見極めるのではなく、家族にとっての必要最低限を見極めること。
つまり、自分が必要ないと思っても、家族が必要だと思うのなら、それは断捨離してはいけません。
家族みんなで幸せになってこそのミニマリズムです。
最後に
ミニマリストの末路は気にしなくていい理由と、豊かなミニマリストになるための注意点を紹介しました。
当記事をまとめます。
- 人によって特性や環境が違うため、感じる豊かさや不便さも異なる
- ミニマリストの生活が悲惨に見えるなら、それはあなたにとって悲惨なだけ
- 少ないもので暮らすことにストレスを感じたら、必要なものを買うこと
- どれだけものを手放しても、人生の根幹である健康だけは手放してはいけない
- 家族であっても、自分の価値観を押し付けたり、勝手にものを捨ててはいけない
- 家族がいる方は、自分にとっての最低限ではなく、家族にとっての最低限を考えること
結局のところ、ミニマリズムで豊かな暮らしが手に入るか、悲惨な末路を迎えるかは、すべて自分次第ということ。
自分のことを深く理解しようと努めれば、悲惨な末路を迎えることなんてまずないです。
たとえ他人からどう思われようが、本心から心地いい暮らしができていると思えるのなら、それでOKに決まっています。
他人の価値観における悲惨かどうかなんて、全く意味のないことです。
考えつだけ無駄です。
▼関連記事
断捨離とは、一種のスキルのようなものです。捨てれば捨てるほど、捨てることがうまくなります。断捨離のやりすぎに不安のある方は、こちらの記事をご参考頂ければと思います
ミニマリストが病気かどうかは、捨ててはいけないものを認識しているが重要です。こちらの記事では、やってはいけない断捨離について解説しています。
こちらの記事では、実際に私が捨ててきたものの中で、捨ててよかったものをまとめています。参考になると思うので、合わせてご覧ください
以上
なにおれKindle本「生きづらい人のためのシリーズ」を公開中
本書は、「生きづらさを抱える人が、生きづらさから抜け出し、最後には自分だけの生きる意味を見出すまでの道のり」を、全10のステージで解説しています。
いってしまえば、"生きづらい人に特化した超実践的な生き方の指南書" です。