冬のとある休日、友達3人と喫茶店でコーヒーを飲んでいる時の出来事。
わい:「なんか面白いことねえかな~。あ、ルームシェアでもしてみる?」
友達A・友達B:「・・・。あり!」
ということで、そのまま不動産屋にかけこみ、賃貸の一軒家物件の内覧をすませて、1ヶ月後には社会人男3人のルームシェア生活が始まりました。
社会人が友達3人とノリで1年間ルームシェアしてみた結果
結論からいえば、死ぬほど最高に楽しかった!もう本当に楽しかった!
現実の制約とか深く考えずにやりたいと思ったことを実際にやれたことは本当に幸せだと思うし、なによりもバカなことに付き合ってくれた友人がいることに本当に幸福を感じます。
「最近つまんねえなあ。せっかく若いんだしなんか面白いことがやりたいなあ」
そんなふうに毎日をくすぶっている人がいたら、友達と遊びのルームシェアはいかがでしょうか。
1. 平日でも死ぬほど楽しい
毎日がめちゃくちゃく楽しくなった。
朝起きて、一緒に朝ごはんを食べて、会社に行って、一番早く帰ってきた人が夕食を作って、夜はコーヒーを淹れたりだらだら酒を飲みながら話をする。
そんな毎日が日常になります。
誰かと食事をする楽しみ、誰かに食事を作る喜び、話し相手がいる安心感。
一人暮らしをしていると会社と家を往復するだけの日々に、「おれの人生は一体なんなんだ・・・」と絶望していました。
ですが、なにげない日常が楽しいということは人生の正義だと知ることができました。
2. 休日は毎日パーティー
なにも予定のない暇な休日が最高になった。
桃鉄を99年やり込んだり、近所の魚市場で新鮮な魚を買って手巻きパーティーをしたり、庭でプチバーベキューをしたり。
1人でやっても楽しくないことでも、3人でやると全然違います。
ただ一緒に食事をするだけでもパーティーになるし、家を掃除するだけでも一大イベントみたいで楽しかった。
一人暮らしをしていると昼までだらだらとベッドで過ごして、お腹が空いたらコンビニでご飯を買って、またベッドの上でスマホをいじっていたら一日が終わる。
そんな休日を過ごすことも多くて、なんともいえない気持ちになっていました。
もちろん1人でだらだら過ごすのはそれはそれで楽しいし気楽です。
ですが、気心の知れた仲間と共に過ごすなにげない時間は、極上の時間の使い方であると知りました。
3. 意外とお金もかからなかった
思っていたよりも生活費はかからなかった。
ルームシェアというと生活費を下げることを目的にする人が多いかもしれませんが、我々がやったのは遊びでのルームシェア。
「だれよりも人生楽しんでやろうぜ!」的なことが目的だったので、細かいお金のことは気にせずに遊びながら暮らすことを前提にしていました。
ただ、その割には一人当たりの支出が10万円を超えることはありませんでしたね。
▼1年間平均の1人当たりの1ヶ月の支出
家賃 | 60,000円 |
食費 | 18,000円 |
酒代 | 2,200円 |
日用品代 | 1,300円 |
特別支出 | 2,600円 |
合計 | 85,062円 |
ここにプラスで、個人の交際費、衣服費、美容費などがかかっていた感じです。
毎日自炊していたので、3人いると食費がかなり安くなりました。
さらに、休日も家でパーティーしていることが多かったので、外に飲み行くこともほとんどなくなったことも大きいです。
一人で暮らすよりも、人と暮らすことはコスパがいいことを知りました。
4. かけがえのない経験になった
圧倒的にいい思い出になった。
自分を含めた3人がお金もあって、仕事も落ち着いていて、結婚もしていなくて、価値観が近い。
この条件が揃うことはなかなかないと思います。
30代になると家族や守るべきものができて保守的になっていくため、なにも背負うものがない20代に経験できて本当によかったと思います。
ルームシェアを通じて、人生は楽しむためにあるということ、良い人間関係の作り方、料理のスキルなど学んだことはたくさんあります。
なんでも実体験に勝るものはなくて、「これやってみたいなあ」と思うことと、実際にやってみることには雲泥の差があります。
たとえそれが実益のあることでなくても、「自分は好きなことをやったんだ!」という高揚感と満足感は間違いなく心の中に残り続けます。
空想するだけの人生なんてつまらないことを知りました。
5. 1年で解散した判断は正解だった
ルームシェアは1年間で解散しています。
元々、「やめたくなったらすぐやめる」ということで始めていたのですが、たまたま3人が転職・結婚・海外留学とそれぞれの人生を舵切りしたタイミングが重なったのが、ルームシェアを始めてから1年後でした。
結果的にはこの1年で解散というのが良かった。
実際、半年も一緒に生活していたら刺激的だった毎日は平凡になるし、些細なことでイラっとすることも出てきます。
これはどんなに仲が良い友人でも、人と暮らすということは妥協点のすり合わせなのだと思います。
そのため、無理に長く一緒に住んでいたらお互いのことを嫌いになっていたかもしれません。
解散の当日は、「ほいじゃあな~」と解散する予定が、男3人でガチ泣きするというまさかの展開もあり、本当に濃縮された時間を過ごしてきたのだと実感することになりました。
ルームシェアは2人よりも3人のほうがいい
実際に3人で住んでいる時も解散した後でも話題になるのですが、「2人ではなくて3人でよかった」ということ。
2人で住んでいたら、たぶん仲が悪くなってしまったのではないかと思います。
3人いると家の中で話す相手が変えられるし、意思決定も多数決で決められます。
なにより、2人だと家事の負担がどちらかに寄ったとき、不満を感じてしまうと思います。
一緒にご飯を作ったり、一緒にご飯を食べたり、一緒に掃除をしたりと、家事すらも楽しくなるのがルームシェアのメリットです。
家事の負担もいい感じにばらけるのが3人です。
あと、3人になると物件の選択肢も広がるのでいい家に住めます。
私たちも家賃16万円の3LDKの一軒家に住んでいました。
2LDKのマンションに2人はけっこうきついので、3人で広くていい物件のほうが楽しいと思いますよ。
最後に
社会人が友達3人とノリで1年間ルームシェアしてみた結果について紹介しました。
当記事をまとめます。
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「仕事も面白くない」
「休日もやることない」
「なんで生きているか分からない」
そんな20代の社会人の方は友達とルームシェアどうですか。
「節約とか考えずに1年だけ遊びで!」という条件付きなら始めやすいし、終わりも決まっているので身軽です。
毎日がつまらないと腐っていても人生が楽しくなることはありません。
「とにかくやりたいと思ったことは全部やるんだ!」という気持ちがいるとやっぱり楽しいですよ。
以上