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資産運用を勉強したいサラリーマンにおすすめの本7冊【読む順番も紹介】
唐突ですが、私はサラリーマンにとって最も優れた資産運用は、米国株ETFの長期保有だと思っています。
その理由として、以下の3点からです。
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現在では、米国高配当株式ETFであるVYMに毎月20万円、つみたてNISAに3.3万円を積み立てています。
私がこのような資産運用をするようになったまでには、たくさんの本を読んできたことが大きいです。
知識なしで、未知のものに必死で働いて稼いだお金を使うのは怖いですからね。
当記事では、安全に時間をかけずに資産運用をしたいという人に向けて、勉強におすすめの本を7冊紹介します。
資産運用を勉強したいサラリーマンにおすすめの本7冊
まず最初に読むべき本2冊
まず資産運用初心者が知るべきは「どのような投資手法があるか」ということです。
基本的には、以下の2つが主な投資手法となります。
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サラリーマンが選ぶべきは、時間を武器にローリスクで資産を形成するインデックス投資が基本的な投資戦略になります。
【1冊目】世界一ラクなお金の増やし方
出典:Amazon.co.jp
「世界一ラクなお金の増やし方」では、普通のサラリーマンが市場平均と連動するように株式を分散した投資信託を長期保有することで、ゆっくりと時間をかけて資産形成する方法を紹介しています。
この本のいいところは、株投資の出口戦略までを説明していることです。
株の長期保有の難しいところは、「どのタイミングで市場から撤退するか」ということなので、凡人が株式投資の始め方から終わり方まで網羅的に学べる良本というわけです。
【2冊目】バカでも稼げる 「米国株」高配当投資
出典:Amazon.co.jp
米国株投資ブロガーとして有名なバフェット太郎氏の本である「バカでも稼げる米国株高配当投資」。
この本では、投資信託ではなく、米国株の高配当個別株の投資を勧めるいます。
個別株はリスクが高くなる分、リターンも多くなります。
ただ、それでもリスクを最小限に抑えてリターンを獲得するための具体的な銘柄までも紹介しているのが特徴です。
正直、当書でおすすめする個別株や投資方法をそっくり真似することは危険だと思いますが、個別株と米国株について優しく学べるのでおすすめ本になります。
知識を補強するために読むべき本2冊
これから紹介する「株式投資の未来」と「インデックス投資は勝者のゲーム」の2冊は、最初に読むべき2冊で紹介した本を、さらに専門的に掘り下げた本になります。
薄くて内容が軽めの本では理論の説明まではできないため、この2冊で知識を補強することが目的です。
2冊ともかなり分厚い本になりますが、ぜひじっくり読んで下さい。
難しい内容もありますが、不思議と内容は面白いので、そこまで苦労はしないと思います。
【3冊目】株式投資の未来
出典:Amazon.co.jp
「株式投資の未来」は、長期投資における名著です。
株をやっている人のほとんどが読んだことがある本なので、必読書といっていいでしょう。
この本では、高配当個別株の長期保有による配当金の享受という戦略がベストであることを、過去100年分の市場データから分析して説明しています。
数字に基づいた説明がされており、非常に腹落ちできる本です。
また、市場セクターの考え方や成長株の危険性といった株初心者が陥りやすい罠についての解説量も凄まじいので、やっぱり必読書です。
【4冊目】インデックス投資は勝者のゲーム
出典:Amazon.co.jp
「インデックス投資は勝者のゲーム」では、ハイリスク・ハイリターンのアクティブ投資よりも、ローリスク・ローリターンのインデックス投資が優れていることを説明しています。
この部分については、「株式投資の未来」の著者シーゲル先生と同じことを言っています。
ただ違うのは、「個別株に伴うリスクよりも、広く分散された低コストの投資信託を買うことがベストである」と主張している点です。
広く分散された投資信託は、個別株と比べると稼ぎの角度は低くなりますが、長期的に見た時に「負けない株投資」であることをじっくりと説明しています。
個別株のリターンの大きさに魅了されたときに、低コストの投資信託の威力を知ることで、自分の知識のバランスをとることができます。
投資手法の結論を知るために読むべき本1冊
ここまでで4冊の本を紹介しましたが、共通していることは以下の2点です。
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ただ、まだはっきりしていないのが、「個別株を買うべきなのか、それとも、広く分散された投資信託を買うべきなのか」という問題です。
その結論となる本を1冊紹介します。
【5冊目】ウォール街のランダム・ウォーカー
出典:Amazon.co.jp
「ウォール街のランダム・ウォーカー」では、個別株よりも広く分散された海外ETFを長期保有することが株で損をしない、という主張がされています。
個別株の銘柄選定のためのファンダメンタル分析などがいかに無意味なものかも説いています。
忙しいサラリーマンにとっては、「個別株の選定のために膨大な勉強時間を確保することは難しいので、リスクが低く、勉強もいらない海外ETFを長期保有することが最も賢い選択である」という結論に納得できます。
ここまでの5冊を読破すれば株を買い始めてもいいでしょう。
冒頭でも紹介した通り、私は米国高配当株ETFであるVYMに全力投資しています。
関連記事:サラリーマンの株投資は米国高配当株ETE【VYM】がおすすめな理由 |
投資手法がぶれないために読むべき本2冊
長期投資にするにあたって重要なことに「投資手法を途中で変えない」といことがあります。
しかし、人間の意思は弱いもので、下げ相場にビビって市場から退場してしまったり、もっと早く稼ぎたいと強欲になったりするものです。
これから紹介する二冊の本は、そんな投資手法を途中で変えないための補足本になります。
【6冊目】マーケットの魔術師
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「マーケットの魔術師」では、短期でガツンと稼ぐために、FXや株のデイトレードについて紹介しています。
トレードのヒントが散りばめられていて、「自分でもなんとかできるのでは・・・」と一瞬心が傾きかけますが、多くの人にとって、トレードは向かないことに気がつくことができる本です。
ハイリターンの投資をやってみたい気持ちを抑制する一冊になります。
【7冊目】ジム・クレイマーの“ローリスク”株式必勝講座
出典:Amazon.co.jp
現在では、ネットでも購入できないかもしれませんが、「ジム・クレイマーのローリスク株式必勝講座」では、個別株の買い方についての説明がされています。
海外ETFや投資信託によって生じた企業の本来の株価の現実との乖離につけこみ、割安な個別株を買い、利益が出たタイミングで売る。
インデックス投資や長期保有の考え方をジム・クレイマーは否定しています。
ただ、本書を読む中で、ジム・クレイマーのように、企業分析をとんでもなくやっている投資家でも負けるときがある「個別株の世界」を知る機会にもなります。
逆説的に、平凡なサラリーマンにとって、個別株は手を出すべきではないことを学べます。
非常に勉強になる本なので、もし、図書館や中古で安く見つけたら、是非読みたい一冊です。
最後に
資産運用をこれから勉強したい人におすすめの本7冊を紹介しました。
当記事をまとめます。
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欲を出さずに、ローリスクで小さく長く続けるのがサラリーマンにとっては最良の選択になるはずです。
もう一度おすすめの本を列挙しますね。
最低限読んでほしいのは、最初の5冊までです。
補足で「マーケットの魔術師」と「ジム・クレイマーのローリスク投資必勝講座」まで読めたらベストですね。
資産運用初心者がまず知っておくべきことをまとめた記事を下記しますので、本を揃えるのと一緒にご一読ください。
関連記事:お金に困らない人生を送るためのお金の増やし方【資産運用初心者向け】 |
以上
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