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料理を覚えたい人が知っておくべき10の基本テクニック
料理を覚えたいけど、どうやって覚えるといいのか分からない。料理の覚え方って?
そんな疑問に答えます。
こんにちは、なにおれ (@lemologue) です。月8万円の生活費で一人暮らしをしているミニマリストです。
料理の覚え方は意外と簡単です。
料理は基本的なテクニックさえ知っておけば、レシピを見なくてもおいしく作れるようになります。
むしろ、レシピに頼ってしまうと汎用性がありません。
そこで本記事では、料理の覚え方がわからない自炊初心者の方に向けて、レシピを見なくてもおいしい料理を作れるようになる基本テクニックを紹介します。
料理を覚えたい人が知っておくべき10の基本テクニック
結論からいえばこちらです。
- 鶏肉は下処理が命
- 魚は買ってきたらすぐに下処理をする
- 野菜はたっぷりの水に浸す
- 食材は繊維に対して垂直に切る
- 食材は大きさと幅を揃える
- 豚肉は低温で茹でる
- 炒め物は具材を別々に炒める
- 煮物は炒めてから煮る
- 調味料はシンプルなものを選ぶ
- コクは白だしとコンソメで出す
鶏肉は下処理が命
まず、鶏肉の選び方ですが、「水分が出ていなくて身が桃の色のもの」を選びましょう。
そして、大事なのが下処理です。
- キッチンペーパーで水分をしっかり拭き取る
- 黄色っぽい脂は取り除く
- フォークで全体に穴を刺す
調理前にこの3つをやるだけでも全然違います。
余分な水分はしっかり拭き取り、黄色い脂を取り除くことで、鶏肉独特の臭さを消すことができます。
また、フォークで穴を空けておくことで、調味料が染み込みやすくなります。
下処理が完了したらそのまま調理してもいいし、サランラップに包んで冷凍保存しても大丈夫です。
スーパーから買ってきたらすぐに下処理をするのがベスト。
魚は買ってきたらすぐに下処理をする
同様に、魚も下処理が大事。
スーパーで魚を買ってきたら、とりあえず以下の3ステップをしてください。
- 鱗・内蔵・血合いを流水できれいにする
- キッチンペーパーで水分を拭き取る
- 身全体に塩を振り、冷蔵庫で30分ほど置いておく
- 塩によってで出た魚の水分を再度キッチンペーパーで拭き取る
下処理をすることで魚の腐敗が進むのを抑えて、魚の生臭さも取り除くことができます。
めんどくさいと思いますが、この下処理で魚料理の味は決まります。
下処理が終わったら、サランラップで1尾づつ小分け冷凍しておくのがおすすめ。
後々使いやすいです。
話はズレますが、一人暮らしであれば下処理のいらない缶詰が楽です。
サバの水煮やツナ缶は1缶200円~300円くらいで購入できて、栄養価も高いです。
炒め物や煮物、そのままご飯と一緒に食べたり、なんにでも使えるのでおすすめ。
野菜はたっぷりの水に浸す
野菜は水に浸してから食べること。
水を張ったボウルに野菜を入れ、10分ほどそのまま放置します。
野菜が水分を存分に吸収して、驚くほどみずみずしくなります。
生で食べるなら、水気をしっかり切ってから食べる。
炒めるのであれば、熱したフライパンでさっと炒めるだけで、シャキシャキツヤツヤの野菜炒めができます。
食材は繊維に対して垂直に切る
肉でも野菜でも、繊維を断つように垂直に切るといいです。
繊維を断ち切ることで、口当たりが柔らかくなるからです。
そのため、食材を切る前には繊維の方向をよく観察すること。
食材の柔らかさは調理温度などによっても変わりますが、そもそもの切り方によって大きく変わることを覚えておいたほうがいいです。
食材は大きさと幅を揃える
食材の切り方のテクニックでもうひとつ。
それは、「食材は大きさと幅を揃えて切ること」です。
炒めるにしても、煮るにしても、食材の大きさや幅を揃えるのは、口当たりをよくする上で重要です。
- 煮物などのゴロゴロとした切り方にしたいなら、すべての食材を同じくらいの大きさを揃える
- チンジャオロースのように縦長に薄く切りたいなら、同じようにすべての食材の幅を揃える
こんな感じです。
切り方ひとつで、口当たりや食感は全然変わってきます。
豚肉は低温で茹でる
炒めることが多い豚肉ですが、茹でて食べるほうが実はおいしいです。
豚肉は70度以上になると身が固くなるので、炒め物は必然的に食感が固くなりがち。
その点、茹でる調理では温度調整ができるので、柔らかくしっとり調理することができます。
茹でるポイントは、「沸騰しない程度の低温で茹でるこ」「茹で上がった豚肉は常温で冷ますこと」の2つ。
常温でゆっくり冷やすことで身が固くなることを防ぎます。
低温で茹でた豚肉は、スーパーでグラム100円の安いお肉でもおいしく食べられます。
炒め物は具材を別々に炒める
炒め物では、フライパンにどんどん食材を入れてはいけません。
これをやってしまうと、最初に炒めた食材に火が入りすぎて、どんどん固くなってしまいます。
炒め物では、ひとつの食材は炒めたら一度取り出し、次の食材を炒めること。
たとえば、野菜炒めを作るだけでも、以下のような手順で作るとおいしくなります。
- みじん切りにしたにんにくとしょうがを低温で炒めて、香りを出す
- 豚肉を加え、8割ほど火が通ったところで一旦取り出す
- 肉を炒めたフライパンで、今度は野菜に8割程火を通す
- 最後に、取り出していた肉をフライパンに戻し、味付けしたら完成
こんな感じです。
わざわざ具材を一度取り出すのは手間ですが、この一手間で食感が大きく変わってきます。
煮物は炒めてから煮る
煮物は一度炒めてから煮ると、味が凝縮されておいしくなります。
食材は炒めることで甘みや旨みが出るためです。
いきなり鍋で煮るのが楽ですが、このひと手間が煮物の味を劇的に変えます。
また、煮ている最中には、アルミホイルを鍋形に折り曲げて重しにするといいです。
味がより染み込まみやすくなります。
さらに、煮物は冷めるときに味が染み込むので、冷蔵庫で1日置いてから食べると覚醒します。
調味料はシンプルなものを選ぶ
調味料の選び方については、買う前に原材料ラベルを確認すること。
一番安いものを買ってしまいがちですが、「原材料ができるだけシンプルなもの」です。
余計な塩分や糖分、化学調味料が入っているものではなく、できるだけなにも入っていないもののほうがいいです。
そのほうが味付けはよく決まります。
たとえば…
- 醤油であれば、「大豆・小麦・塩だけ」のもの
- 料理酒であれば、塩が入っていないもの
シンプルなほうが値段は高くなりますが、結果的には体にもいいので損はしません。
コクは白だしとコンソメで出す
料理に簡単に深みとコクを出す方法。
それは、白だしかコンソメを使うことです。
「白だしには魚介のだし」が、「コンソメには肉や野菜のだし」が濃縮されています。
そのため、「醤油、酒、みりんだけではなんとなく味がぼやけるなあ」という人は、白だしかコンソメを入れてみるのがおすすめ。
牛や豚を煮込むときにコンソメを入れるだけでも味がかなり変わります。
白だしはおひたしや漬物、だし巻き卵なんかにも使えるので、ひとつあると重宝します。
最後に
料理を覚えたい人が知っておくべき10の基本テクニックを紹介しました。
- 鶏肉は下処理を丁寧にすると、鶏くささがなくなる
- 魚は買ってきたらすぐに下処理すると、生臭さがなくなる
- 野菜は水に浸してから食べると、シャキシャキになる
- 食材を繊維を断つように切ることで、柔らかくなる
- 食材は大きさと幅を揃えることで、口当たりがよくなる
- 豚肉は沸騰寸前の低温で茹でことで、しっとりジューシーになる
- 炒め物は具材を別々に炒めることで、シャキシャキになる
- 煮物は炒めてから煮ることで、味に深みが増す
- 調味料はシンプルなものを選ぶことで、味がキマる
- コクは白だしとコンソメを使うことで簡単に出せる
下処理をしたり、食材の大きさを切り揃えたり、食材を順番に炒めたり。
「なんだか面倒くさそだなあ…」と思うかもしれません。
ですが、そのちょっとのめんどくさが料理のおいしさを左右します。
そして、今回紹介した10のテクニックを忠実に守ることで、レシピを見ずに適当に作った料理でも驚くほどおいしくなります。
なので、ぜひ一度試してみてください。
料理の面白さと奥深さにハマって自炊も長続きするかもしれません。
自炊のハードルを下げることを目的にした拙著『ミニマリスト式超自炊術: 質素な食事で愉快にくらす』もぜひ読んでみてください。
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