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断捨離の大敵!もったいないの呪いから解放される考え方
断捨離しようと思ったけど、もったいないから捨てられない…。
そんな方に向けて。
こんにちは、なにおれ (@lemologue) です。私は20代後半のミニマリストで、これまでに持っていたものの8割を断捨離をしてきました。
持たない暮らしに興味を持ち、断捨離をいざしてみるとほとんどの人がつまづくこと。それが、「もったいなくて捨てられない」という呪いです。
当記事では、断捨離の大敵でもある「もったいない」という気持ちと折り合いをつける考え方を紹介します。
もったいないの正体
日本人の深くに根付いている「もったいない」という価値観。
この価値観は、日本がいまよりもずっと貧しかった時代に根付いたものです。「ものは高くて買えないから、ものを大切にしよう」と。
ですが、もう時代が違います。
首元がびよびよに伸びたTシャツをもったいないからと大事にクローゼットに保管していても、ユニクロに行けば新品のTシャツが500円で買える時代です。
ものを大切にすることは豊かな考え方だと思いますが、もったいないからとものを捨てられないことで、豊かさから遠ざかってしまっているとも思います。
「もう必要のないものなのにもったいないから…」と、ものを手放せないでいるのは、もはや呪いといっていいのではないでおしょうか。
もったいないという道徳心だけは大切にして、必要のないものは潔く手放す。
もので溢れた現代を生きる上では、このくらいがちょうどいいと思っています。
もったいないの呪いから解放される考え方
「もったいないから捨てられない…」
と感じてしまったときは、これから紹介する4つの考え方をしてみてください。
- 「高かったから」は理由にならない
- 「売れるかもしれない」は売れない
- 「まだ使えるから」は我慢でしかない
- 「いつか必要になるかも」のいつかは来ない
「高かったから」は理由にならない
奮発した買い物だったからこそ、もったいなくて捨てられない。
気持ちはわかります。
ですが、値段の高さはものを所有する理由にはなりません。
極論ですが、100万円で買ったゴミだったらどうでしょうか。
おそらく、もったいなくて捨てられないと思いますが、ゴミはゴミですよね。値段が高かったからといって、所有する理由はないことがわかるはずです。
そのため、ものの価値は値段の尺度ではなく、「自分が好きかどうか」で判断するといいです。
ユニクロで1,000円で買ったお気に入りの服と、昔に5万円で買ったもう着ていないブランド服であれば、ユニクロで買った1,000円で買った服を大切にするべきです。
好きなら大切にしてずっと使えばいいし、逆に、好きでないなら値段に関係なく手放す。
この考え方をするといいと思います。
「売れるかもしれない」は売れない
「高かったからもったいなくて…」の派生形ですが、「もしかしたら高値で売れるかもしれないから、もったいなくて捨てられない」というもの。
ですが、たぶん高値では売れません。
高値で売れるものというは、自分でもいいと思うものだからです。
たとえば、買い替えなど不要になったものなどであれば売れる可能性が高いですが、「もう古臭いからいらない」というものは、まず売れません。
どうしても捨てることを躊躇 (ちゅうちょ) するのであれば、メルカリで流通価格を調べるのがおすすめです。
メルカリで商品名を検索して、直近1年以内くらいで実際に売れている値段を確認してみてください。その値段が中古市場でのリアルな価格になります。
納得のいく値段であればメルカリで売る、「手間を考えたらもういいや!」と思うのであれば捨てるのが吉です。
「まだ使えるから」は我慢でしかない
「まだ使えるからもったいなくて捨てられない」と考えるのは、合理的な考え方だと思います。
まだ使えるのなら、新しいものを買うとお金が余計にかかりますからね。
だからといって、「まだ使える」と考えている時点で我慢になっています。
ボロボロのものでも本当に好きなものであれば、「まだ使える」なんて考え方はまずしません。「もっと使いたい、もっと大切にしたい」と思うはずです。
現代は豊かな時代で、程度のいいものが格安で手に入る時代です。
そのため、まだ使えると我慢しているくらいであれば、安くてきれいなものにさっさと買い替えてしまったほうが、よっぽど健全です。
もっといえば、まずは捨てるだけで様子のみてみるのがおすすめです。
実際にものを手放してみると、実はなくても全然困らなかったということはよくあります。
「いつか必要になるかも」のいつかは来ない
「いつか必要になるかもしれないから、もったいなくて捨てられない」と考えると、使っていないものでもなかなか捨てられなくなります。
- 家電製品や靴の箱
- ショッピングの紙袋
- 景品でもらったもの
- 1年以上着ていない服
- 以前勉強に使った教材
こういったものはあるあるですね。
ですが、よーーーく考えてください。
「本当にそのいつかは訪れるのですか?」ということを。
断言できますが、そのいつかはまずやって来ません。
必要性を感じるまではガラクタでしかないものを、大切に保管することのほうがもったいないと思います。
もしかしたら、いつかは必要になるときが来るかもしれませんが、必要になったときに必要なぶんだけ買えばいいだけの話です。
むしろ、買いなおしたほうがいいケースのほうが多いと思います。
たとえば、2年前にTOEICの勉強のために参考書を買ったけど、途中で諦めてもったいなくて捨てられないでいる。最近また英語を勉強をする気になったけど、2年前の参考書ではやる気は出ませんよね。それに、情報だって古くなっています。
だから、確定で必要なものだけは残しておき、不確定で必要になるかもしれないものは捨てましょう。
もったいないの罪悪感を断捨離しよう
まだ使えるものを捨てることに対して、なんだか悪い気がするかもしれません。
ですが、「もったいないからと捨てる」ということは、なにも悪いことではありません。
古いものは捨てて新しいものを買うことで自分は喜ぶし、ものを売っている企業だって喜びます。もの自身だって、嫌々使われるよりは、喜んで使ってもらいたいはずです。
まずは、もったいないという罪悪感こそ断捨離しましょう。
自分も含めて、そのほうがみんな幸せになれます。
買い物で失敗することは誰だってあるし、自分の成長とともに必要のなくなるものだってあるし、ボロボロになるまでに使ったのであれば、それはもう誰も文句はいいません。
だから、もったいないという罪悪感は断捨離して、もったいないという呪いからもう解放されてください。
そのほうがもっとずっと豊かに暮らせます。
最後に
もったいないの呪いから解放されるための考え方について紹介しました。
当記事をまとめます。
- もったいないは、日本が貧しかった時代に根付いた価値観
- もので溢れた現代において、もったいないは豊かさから遠ざかる
- 必要ないものを捨てられないでいるのは、もはや呪いともいえる
- 高かったからもったいないは、ものを持つ理由にはならない
- 売れるかもしれないからもったいないは、たぶん売れない
- まだ使えるからもったいないは、我慢でしかない
- いつか必要になるかももったいないの、いつかは来ない
- もったいないの罪悪感を手放すことが、断捨離の最初のステップ
個人的な感覚でいえば、「もったいないから」と、ものを大切にする人の感性は好きです。
ですが、その感性に縛られていると自分が損をしてしまいます。
必要のないものは手放したほうが金銭的にも精神的にも豊かになれるし、本当に必要なものだけを大切に暮らしたほうがずっと豊かだと思います。
ものを大切にする道徳心だけを大切にして、もったいないの罪悪感はさっさと手放してしまいましょう。
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以上
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