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ミニマリストが車を持たない暮らしを続ける10の理由
こんにちは、なにおれ (@lemologue) です。
私は、地方で車なし生活を5年以上している20代後半のミニマリストです。
「田舎だから車がないと生活できない!」
という意見があるのは重々に承知した上で、それでもやっぱり伝えたい。
「車を手放すメリットは本当に大きいから、どうにか手放す方法を考えてみてはどうか」
ということ。
家族持ちで身動きがとれないならまだしも、独身であれば、車のいらない街にある会社に転職して、会社まで歩ける距離に部屋を借りる選択肢だってあるわけです。
車を手放すことがきっかけで、人生が大きく前に進むことだってあるかもしれません。
当記事では、少ないもので暮らすミニマリストである私が、車を持たないことの大きすぎるメリットを紹介します。
ミニマリストが車を持たない暮らしを続ける10の理由
まずは結論から。
車を持たないことの10のメリットはこちら。
- お金が圧倒的に貯まりやすくなる
- 税金地獄から逃れられる
- 歩く習慣が身につく
- 身近なものに目が向く
- 身軽に住まいを変えられる
- 管理ストレスから解放される
- 事故にあう可能性が大幅に減る
- メンテナンスの手間がない
- 見栄の競争に巻き込まれない
- 意外となくてもなんとかなる
お金が圧倒的に貯まりやすくなる
圧倒的で、強烈な理由。
それは、車を購入、維持するにはお金がかかりすぎるから。
改めていうほどでもないですが、車はやっぱりお金がたくさんかかります。
本体の購入代、駐車場代、税金、車検代、自賠責保険、任意保険、メンテナンス代など。
人によって条件は違えど、自動車に支払っているお金が毎月3万円前後というのは一般的だと思います。
「月3万円」ってめちゃくちゃ大きいです。
毎月3万円をつみたてNISA枠で年利5%の投資信託に積み立てれば、20年後には約1,200万円 (元本700万円+利益500万円)になります。
もし、新社会人になった22歳のA君とB君がいたとして、A君は毎年車を乗り換え、B君は積立投資をしていたら、20年後の42歳時点で1,200万円の資産差が生まれるということ。
もちろん、人生の良し悪しは資産額だけでは決まらないですが、1,200万円のお金は人生の選択肢を間違いなく広げてくれます。
税金地獄から逃れられる
私の好きな言葉は「節税」、嫌いな言葉は「税金」です。
できることなら税金は払いたくない。
そして、自動車にかかる税金はひどいです。
- 車体購入時の消費税
- 自動車税
- 自動車重量税
- 環境性能税
ただですら車体の購入時に消費税を10%払っているのに、追い打ちのように、税金として大切なお金を徴収されてしまいます。
国に税金を納めたおかげで、自分たちのリアルな暮らしが豊かになるのならいいですが、そうでもないですよね。
それなら、できるだけ税金を払うことからは距離を置き、他のことにお金を使ったほうが暮らしは豊かになると思います。
歩く習慣が身につく
ポジティブな理由としてこれはかなり大きいです。
それは、とにかく歩く習慣が身につくこと。
個人の移動手段である自動車がないので、移動するには自分の足で歩くしかありません。
ですが、歩くことはネガティブな話ではなく、むしろ、ポジティブなことです。
ウォーキングなどの有酸素運動には、「脳を鍛える働きがある」とわかっており、学習能力の向上、鬱の抑制、中毒症状の脱却、老いの抑制などに効果があります。
「必然的に歩くしかない」という環境が、結果的には自分の体と脳を鍛えてくれます。
そのおかげで、より豊かに暮らせるというわけです。
▼こちらの記事では、徒歩通勤で1日7kmを毎日歩いている実体験から、歩くことのメリットを紹介しています
身近なものに目が向く
車がないがゆえに、近場をぷらぷらと散策するようになり実感することがあります。
それは、「身近に楽しいことはたくさんある」ということ。
「田舎に住んでいるから近所にはなにもない」という人でも、見逃しているだけ、気が付いていないだけかもしれません。
楽しいことって、別に商業施設や観光地だけではありません。
- よく整備された公園
- 季節によって芽吹く花
- 近所の憩いの場になっている喫茶店
- 落ち着く河川敷
ゆっくりと近所を歩いてみると、心が反応する場所はきっとあります。
自動車や電車などのスピードの速い乗り物に乗ることが当たり前になっていること、身近にある豊かさや素晴らしいことに気が付くことはないでしょう。
身軽に住まいを変えられる
車がないことで身軽に生きられます。
ミニマリストらしい感性かもしれませんが、「環境を変えやすい状態にあること」はとても豊かです。
転職を考えたり、なにか新しいことに挑戦したり、心が人生の次のステージに進もうとしているとき、たくさんの持ち物はその邪魔をしてしまいます。
引っ越しをするにしても、車があると駐車場のある賃貸を探さなければいけないし、役所での手続きを考えただけで引っ越し自体が億劫になります。
せっかくのチャンスを、車を持っているせいで逃しているかもしれません。
管理ストレスから解放される
車は自分のポケットに入らない高級品です。
高価なものであれば自分の懐で管理したいですが、車となるとそうはいきません。
賃貸の駐車場やスーパーの駐車場など、自分の目の届かないところで当て逃げされたり、いたずらされるリスクは常につきまといます。
実際にそういったことが起こらなくても、「あるかもしれない」というだけで、無意識のうちに精神ゲージが削られてしまうものです。
車を持っていなければ、そんな管理ストレスから完全に開放されます。
事故にあう可能性が大幅に減る
車というのは、自分がどれだけ慎重に運転しても、事故をもらうリスクとも常に隣り合わせです。
車を走らせていれば、そこら中で追突事故などの現場に出会いますよね。
軽い追突だったとしても、鞭打ちになって首や背中を痛めてしまう話もよく聞きます。
車に乗らずに歩いていても事故にあうリスクは当然ありますが、車で走っているよりは圧倒的に少ないです。
それに、車は間違いなく凶器です。
自分の意志で、鉄の塊を100kgのスピードで動かしているんです。
事故をして自分を傷つけるだけならまだしも、人様を怪我させてしまった日には、人生のすべてが変わってしまうかもしれません。
メンテナンスの手間がない
自動車は定期的なメンテナンスが必要です。
- 車体本体の洗車
- タイヤの交換
- ワイパーの交換
- ウィンドウォッシャーの補充
- エンジンオイルの交換
- オイルフィルターの交換
- バッテリーの交換
- ブレーキオイルの交換
メンテナンス項目はあげればキリがありません。
実際にはメンテナンスしなくても走りますが、故障して中古で売れなくなったり、事故の原因になったりするかもしれません。
毎日ではないにしろ、定期的にメンテナンスのことを考える時間はやっぱりストレスです。
それが、車を持っていなければそんなストレスから完全に解放されます。
見栄の競争に巻き込まれない
「田舎に住んでいるから車は必須なんだ!」
という人の気持ちはよくわかります。
私も、実家は最寄り駅まで車で30分とかのところにあるので。
でも、生活に必要という理由で持っているはずの車が、いつの間にか、見栄やステータスを重視して持つようになることはよくあります。
「どうせ買うならかっこいい車を…」、「次に乗り換えるならあの車に乗ってみたい…」、「あの人が最近車乗り換えたらしいよ」みたいな。
心当たりないですかね。
自分が車を持っていなければ、車の自慢をしている人たちは尻目に、「へえ~、そうなんだ~」程度で終わります。
意外となくてもなんとかなる
車を持たない最後の理由はこれ。
「意外と車はなくてもなんとかなる」と思っているから。
友達にお願いして車に乗せてもらったり、必要な時だけカーシェアやレンタカーを利用したり。
当然、頻繁に使うようなら友達に乗せてもらうのは迷惑だし、レンタカーも所有するよりもお金がかかります。
ですが、月に1回とか、年に数回のレジャーに使いたいということなら、車はなくてもなんとでもなります。
最後に
ミニマリストが車を持たない暮らしを続ける理由を紹介しました。
当記事をまとめます。
- 車を持たないことで、お金が圧倒的に貯まりやすくなる
- 車は税金を徴収する格好の的になっている
- 歩く習慣が身につき、脳を鍛えられる
- 車だと見逃してしまう、身近なものに目が向くようになる
- 身軽に住まいを変えられて、チャンスを逃さない
- 車を安全に管理するストレスから完全に開放される
- 事故にあうリスクを大幅に下げられる
- 定期的なメンテナンスの手間がなくなる
- 見栄の競争に巻き込まれず、お金を無駄にしない
- 車はなくても意外となんとでもなる
車は間違いなく便利だし、行動範囲を広げてくれます。
車を持っているおかげで生活が成り立ったり、貴重な体験をできたりすることもあると思います。
ですが、それでもやっぱり、車は持たないことのメリットのほうが断然大きいと、私は思っています。
人生の選択肢を広げてくれるお金が貯まりやすく、身軽に生活環境を変えやすく、歩くことでメンタルが安定したり、地元の素敵なことに気が付くようになったり。盗難や事故などのリスク管理や、メンテナンスのストレスからも完全に開放されます。
「車は絶対に必要!」
そう思っていても、今の環境が必須なだけで、転職や引っ越しで解決することだってあります。
むしろ、住まいの変えたことで、停滞していた人生が前に進み始めることだってあると思います。
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