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最短でセミリタイア(サイドFIRE)を実現する戦略と5ステップ
すぐにでも会社を辞めたい!でも現実的じゃないから、最短でセミリタイアする方法を知りたい。
そんな方に向けて。
こんにちは、なにおれ(@lemologue)です。
サラリーマンを辞めたくて辞めたくて、どうにかならないかと道を模索して約3年。最低限の生活にはなりますが、現実的なセミリタイアの道が見えてきました。
というわけで、当記事では、普通のサラリーマンが最短でセミリタイア(サイドFIRE)するための戦略と、踏むべき5つのステップを紹介します。
最短でセミリタイア(サイドFIRE)を実現する戦略
まず、最短でセミリタイアする戦略はこうです。
収入 | 支出 |
---|---|
事業:年36万円 (月3万円) | 生活費:年60万円 (月5万円) |
配当:年24万円 (月2万円) | 税金:年2万円 |
合計:年60万円 | 合計:年62万円 |
まずは、生活に最低限必要な生活費を算出します。
結論だけいえば、月5万円がひとつの目安になると思います。家賃で2万円、電気ガス水道通信のインフラ費で1万円、食費・日用品で2万円くらいのイメージです。
生活に月5万円、つまりは年間60万円ですね。
年60万円は最低限必要になるので、年間60万円以上の収入がないと生活は破綻することになります。
よって、収入で年間60万円を目指します。
アルバイトで年60万円稼いでもいいですが、会社が嫌になって辞めたのに、アルバイトをしていたら意味がないですよね。組織に属さずに生活を成り立たせる仕組みが必要になります。
そこで、月3万円の事業所得と月2万円の配当収入の二本柱を目指す作戦です。
自力で年間60万円 (月5万円) をコンスタントに稼ぐことは難しく、だからといって、配当金だけで年60万円を得るには時間がかかりすぎます。
そのため、収入を分散させることで再現性を上げます。
また、ざっくりと年収100万円未満の収入であれば、所得税・住民税は非課税、国民健康保険は7割減免、国民年金は全額免除になります。
そのため、税金はほぼかからない前提です。
国民健康保険は減免したからといって保証内容が変わるわけでもなく、国民年金も全額免除しても、満額納付の半額は受け取れます。
と、ここまでが最短セミリタイアの戦略と全体像になります。
正直、かなりカツカツで楽観的なプランではあります。
ですが、生活レベルが極端に低ければ生活が破綻する可能性は低く、心と時間にゆとりさえあれば、月3万円といわずに稼げるようになる可能性は十分にあります。
また、配当収入も時間を味方につけることで、増配の可能性だってあるわけです。
最短でセミリタイア(サイドFIRE)を実現するための5ステップ
最短セミリタイアの戦略は説明したので、「じゃあ、いまからなにをすればいいの?」ということに触れていきます。
まず大前提として、最低でも3年はかかると思ってください。
その上で、やるべきことは以下の5ステップです。
- ステップ1:収入アップの転職を目指す
- ステップ2:月5万円で暮らす生活力を身につける
- ステップ3:自力で月3万円稼ぐ力を身につける
- ステップ4:税引き後で年間20万円の配当収入を目指す
- ステップ5:仲間・パートナーを見つける
ステップ1:収入アップの転職を目指す
まず真っ先にやるべきは、転職です。
これから3年後のセミリタイアを実現するには、「事業による収入」と「配当による収入」の柱を育てる必要があります。
そのためには、「時間」と「お金」を確保することが絶対条件です。
そして、不条理にも、年収が高い会社というのは仕事は、仕事が楽な傾向があります。
つまり、可能な限り年収が高く、年間休日が多く、残業が少ない会社への転職をすることが、最短セミリタイアを実現する土台になります。
現状で、年収500万円、年間休日も120日、残業10時間くらいの会社にいるのであれば、転職はせずにステップ2に進んでください。
▼「年収も低いし、休みも少ないし、残業も多い…」という方は、まずは転職エージェントに登録するのが第一ステップです。詳しくは、こちらの記事を参考にしてください
ステップ2:月5万円で暮らす生活力を身につける
次にやるべきは、生活費を徹底的に下げることです。
生活費を徹底的に抑える理由は2つあります。
- 資産形成のスピードが加速して、配当投資の種銭が作れる
- セミリタイア後の低支出生活の基盤ができる
もし現在、年間の手取りが400万円あったとします。しかし、年間300万円で生活していたら、年100万円しか蓄財できません。3%で資産運用したところで、年3万円の収益です。
しかし、年間手取り400万円で、年100万円で生活できれば、年300万貯まり、3%の資産運用で年9万円の利益になります。これを3年繰り返せば、年間27万円になります。
とはいえ、「月5万円で暮らせるレベル」と書きましたが、本業でサラリーマンをやりながら、月5万円で暮らすのはたぶん無理です。
サラリーマンをやりながらなら、月8万円くらいが現実的だと思います。
なぜならば、住居の安いエリアに住めず、仕事のストレスで支出も増えるからです。
そのため、あくまで、セミリタイア後に月5万円で暮らせるだけの生活力を磨くこと。
家賃の安い部屋で満足するとか、お得な情報への感度を高めるとか、節税の知識を得るとか、自炊で料理の腕を上げるとかですね。
生活力さえ鍛えておけば、会社を辞めたあとに月5万円で暮らすことは全然できます。
ステップ3:自力で月3万円を稼ぐ力を身につける
生活費を徹底的に抑えるのと同時に、自分でお金を稼ぐ力を磨いていきます。
幸いなことに、お金を使わなくなると、時間が生まれるようになります。
買い物に使っていた時間や、テレビなどを見て無駄にしていた時間がなくなるからです。
そして、生まれた時間はすべて自分で稼ぐ力を磨くことに投下していきます。時間がもしないのなら、とにかく生活を工夫して、時間を確保します。
これからお金を稼ぐのであれば、ネットビジネス一択です。
- せどり
- ブログ
- WEBライター
- Youtube
- 動画編集
- プログラミング
- WEBデザイン
- デジタルイラスト
などですね。
「どれがおすすめ」とかはないので、とりあえず気になったものから手をつけてみること。
人によって適性やハマるものが違いますからね。
ただ、ひとつ知っておくといいのは、フロー型収入とストック型収入の2種類があるということ。
フロー型収入というのは、労働と報酬が結びついている稼ぎ方。サラリーマンなどがそうでですね。一方でストック型収入というのは、ブログやYouTubeのようにコンテンツを作ってしまえば、自動的に収益が上がる仕組みのことをいいます。
ストック型は成果が出るまでに時間がかかるので、まずはフロー型から手をつけるといいと思います。
ブログよりもWEBライター、YouTubeよりも動画編集、WEBサービス開発よりもWEB制作という感じです。
ステップ4:年間24万円の配当収入を目指す
生活費を徹底的に下げて余ったお金は、すべて配当投資に回します。
基本的には、以下の2つになります。
- 日本の個別高配当株
- 米国の高配当株ETF
日本の個別株は難易度が高い分、日本円でキャッシュを得られることや、配当控除によってセミリタイア後の節税メリットがあります。
一方で、米国の高配当株ETFは、成長を続けるアメリカ企業に分散投資ができるので、投資難易度が下がります。ですが、キャッシュフローが米国ドルになり、米国と日本での二重課税によって税制上は不利になります。
いずれにしても、増配が期待できて、年間配当利回り3%(税引き後)あたりを狙って、コツコツと株を買い集めていきます。
目標は年間24万円の配当収入なので、800万円ほどの資産をつくるのが当面の目標になります。
副業で稼げるようになってきたら、副業の収益もすべて配当投資につぎ込みます。
ステップ5:仲間・パートナーを見つける
最後のステップです。
配当収入が年間24万円を超えて、自分で月3万円を稼げるようになったら、理論上は会社を辞められます。
ただ、ここで大きな問題になるのは、「メンタルの問題」です。
- 社会から隠遁した生活に耐えられるか
- 将来の不安に耐えられるか
などです。
このメンタル問題を解決できるのが、仲間であり、パートーナーの存在です。
もし、結婚できるのであれば、結婚したほうがいいと思います。
近くに絶対的に信頼できる人、話し相手がいることのメリットはめちゃくちゃ大きいです。
ただし、結婚前には自分のライフプランをしっかりと説明して、共鳴できた時だけです。そうでないと、お互いに不幸が待っています。
なので、現実的には同じような仲間を見つけることが無難になると思います。
ツイッターでも、ブログでも、YouTubeでもなんでもいいので、同じような属性の方たちと繋がっておきます。一人で隠遁生活に入るよりも、メンタルの問題はずっと和らぐはずです。
SNSなどで自分自身のことを発信していれば、月3万円くらいはアドセンス収入(自動広告)が得られるかもしれません。
最後に
最短でセミリタイア(サイドFIRE)を実現するための戦略とやるべきことを紹介しました。
当記事をまとめます。
- 年間60万円の収入(事業所得36万円+配当収入24万円)、年間支出60万円で暮らす
- まずやるべきは、年収が少しでも高く、時間のゆとりのある会社に転職すること
- 次に、セミリタイア後に月5万円で暮らせるくらいの生活力を身につけること
- 同時に、余暇時間のすべてを使って、月3万円を自分で稼ぐスキルを身につけること
- 本業×節約×副業で生まれた余剰資金は配当投資にまわして、年間配当24万円を目指す
- できれば結婚相手を、難しければ同じ属性の仲間を見つけてつながっておくこと
実際のところ、カツカツで楽観的なプランではあります。
ただし、この条件をすべて満たすことができた時、現実的にセミリタイアの道は開けます。
そこで、「えいやっ」と飛び込むのか、もうちょっと本業を続けながら事業や配当収入の拡大を目指すのかは自由です。そこは、本人のメンタルの問題もありますからね。
いずれにしても、まず真っ先にやるべきは転職だと思っています。
年収が低く、自分の時間も作れない会社にいたら、確実に最短でのセミリタイアは無理です。
転職の第一ステップは、転職エージェントに登録すること。
これはいますぐに転職しない場合でも、絶対に登録しておいたほうがいいです。
他社や他業界の求人を見ることで、年収の相場観がわかったり、職業選択の可能性が広がったりするからです。
▼最初に登録がおすすめなのは、「リクルートエージェント」一択。求人情報の社名や詳細が公開されており、検索や見やすさもピカイチだからです。
以上
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