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持たない暮らし歴3年。少ないもので暮らす10のルール
「持たない暮らし」といっても、考え方は人それぞれ。言うまでもなく、「どれがいい、どれが悪い」とかの話ではなく、自分に合っていそうな価値観を自分の生活に取り入れてみること。
「やっぱり自分には合わなかったな」と感じたらやめればいいし、暮らしがよりハッピーに感じられたならラッキーです。
こんにちは、なにおれ(@lemologue)です。少ないもので暮らす30歳のミニマリストです。
本記事では、持たない暮らしを3年続けているミニマリストの暮らしのルールを紹介します。
ミニマリストの持たない暮らしのルール
結論からいえば、こちらの10個。
- なくても困らないものは持たない
- 買う前にあるもので対応する
- 1つ買う前に1つ捨てる
- 兼用化できないか考える
- ストックはできるだけしない
- 収納家具は一切持たない
- アナログを取り入れる
- 月に1度の断捨離祭り
- 不用品はメルカリに登録
- お気に入りを持つ
なくても困らないものは持たない
まず第一に、なくても困らないものは持たないこと。
この考え方を大前提にしています。
「最近使ってないけど、まだ使えるからなあ」と、もったいない気持ちが先行することはよくあります。
ですが、なくても困らないものを持つことは、むしろマイナスになります。
- スペースをとる
- 管理の手間が増える
- 掃除の手間が増える
- 目につく度に気に病む
「いつか必要になるかもしれない未来より、いま持つことのマイナス面に目を向ける」といいです。
クローゼットに、首元がヨレヨレのTシャツがあって、その服を見るとテンション下がる経験ってありませんか?まだ着られるかもしれませんが、テンション下がること自体がマイナスなわけです。
ものを持つ基準は、「絶対にいるものなのか、なくても困らないものなのか」の二択で考えるといいと思います。というより、私はそうしています。
買う前にあるもので対応する
ものを買うか迷ったときは、「いまあるもので代用できないか」を考えるようにしています。
1回や2回だけ使うものを買い足していると、どんどん不要なものものが増えていきます。
なので、多少の不便や無理があっても、いまあるものでなんとかできないか考えること。
やってみたら意外となんてでもなることが多いです。
知識も蓄積されていくので、どんどん柔軟に暮らせるようになります。
1つ買う前に1つ捨てる
ものが増える理由はシンプルで、ものを捨てないからです。
買った量と同じだけのものを捨てれば、ものが増えることは絶対にありません。
体重と同じですね。
消費されるカロリー以上のものを食べなければ太らない、みたいな。
そこで実践しているのは、「1つものを増やす時は、1つものを捨てるルール」です。
「Tシャツがほしいなあ」と思ったら、クローゼットのTシャツを1枚捨ててから買う。もし、捨てるほどでもないと思うのであれば、そもそも買い足さない。
このルールを実践していると、「そもそも買わなくていっか」と思い直すことがよくあります。
結局のところ、買い足さなくても十分に生活できていることに気がつくからです。
兼用化できないか考える
「ひとつのものに複数の役割を持たせられないか」を考えること。
今の時代は、「ズバリのそれ!」という専用商品で溢れています。しかし、ものは思っているより汎用性があって、ひとつのものが何役にもなることはよくあります。
つまり、本来の用途に縛られすぎないことが大事。
我が家では、ココナッツオイルを調理用油だけでなく、スキンケアや日焼け止めにも使っています。ココナッツオイルは、ダイエットや保湿にも効果があります。
兼用化できれば、それだけものを持つ数は少なくなります。
持つものが少なくなれば、節約にもなるし、在庫管理などの手間も減って、より快適に暮らせるようになります。
関連記事:20代メンズミニマリストのスキンケア方法【ココナッツオイルのみ】
ストックしない
基本的にストックはしないこと。
- シャンプーやトイレットペーパーなどの日用品
- 缶詰や調味料などの調味料
などですね。
「どうせ使うんだから大容量やまとめ買いしたほうが安いから」とストックすると、使うことが前提になるデメリットがあります。
インスタントコーヒーを数ヶ月分ストックしたとしましょう。すると、コーヒーはなくても生活できたかもしれない、もしくは、違うコーヒーや違う飲み物を試す機会がなくなったともいえます
「節約目的でなく、なくなったとき困るから…」という理由でストックするのであれば、実際に困ってから買い足せばいいです。
困ったその瞬間くらいであれば、なにか他のもので代用できるから大丈夫です。
関連記事:ストックしない生活の5つのメリット!ミニマリストが買いだめしないもの
収納家具は一切持たない
ものが増える大きな原因は、収納家具を持っているからだと思っています。
- 衣装ケース
- 食器棚
- 収納ボックス
「ものを入れる場所」を作ってしまうと、「そこになにかものを入れてもOK」という気分になります。そして、収納されたものは目につきにくく、どんどんもので溢れがちです。
収納家具なしで生活するには、「そもそものものを減らすこと」と、「隠さずに見せる収納を意識する」ことがポイント。
もの自体をインテリアのようにすれば、そもそも収納する必要がなくなります。
- キッチンツールは必要な分だけ持ち、S字フックで吊るす
- 服は最小限にして、すべてハンガーにかけて収納する
みたいな感じです。
お気に入りのものがいつも目につくので、むしろ、収納するよりも気分がいいです。
関連記事:ものを増やさないコツは収納家具を持たないこと!いらない収納家具5選
アナログを取り入れる
適度にアナログなものを生活に取り入れています。
- 掃除機よりもホウキ
- 食洗機よりも手洗い
などですね。
デジタルのものは便利なことが多いですが、サイズが大きくてスペースを取ったり、付属品やメンテナンスの手間も増えがちになります。
アナログなものは不便だと思いがちですが、意外と取り回しが楽で、むしろ快適さを感じることはよくあります。
関連記事:一人暮らしには掃除機もクイックルワイパーもいらない!ホウキが最強の掃除道具
月に1度は断捨離祭り
月末に部屋中を歩いて回って、不用品が増えていないかをチェックしています。
なくても困らないものが増えないように意識して生活していても、ものは増えてしまうものです。もしくは、先月まで必需品と思っていたものが、今月は不要に感じることもあります。
そのため、月1度などの定期ペースで持ち物チェックをすると、持ち物の量を適正に保つことができます。
あまり肩肘を張ら必要はないです。
5分、10分で部屋中をささーっと見て回って、余計なものが増えていないか確認するだけでも全然違います。
不用品はメルカリに登録
不用品は捨てずに、売るようにしています。
大掛かりに断捨離をするときは宅配買取業者にまとめて買い取ってもらったほうが楽で、ストレスもありません。
しかし、ある程度持ち物が厳選されてくると、不用品はそれほど出てきません。
そこで、不用品が出たときは写真を撮って、メルカリにとりあえず出品しておきます。
不用品一覧のメモ代わりにもなるし、急いで売る必要もないので高値で売れることもよくあります。
また、メルカリなどでものを売る経験は、リセールバリューを養う訓練にもなるのでおすすめです。
お気に入りを持つ
最後、10個目のルール。
なくても困らないものだけで暮らしていますが、こだわるところはお気に入りのものを持つようにしています。
やっぱり、好きなものに囲まれて暮らすことは豊かなことだと感じます。
毎年少しづつ気に入りのアイテムを買い集めていると、数年経つ頃には、持ち物すべてがお気に入りの状態になります。
服やインテリアなどの価値観は変化しやすいので、一度にドカンッと買い物すると失敗しがち。そのため、少しづつ買い集めていくのがおすすめです。
▼30歳のミニマリスト男が愛用しているお気に入り品は、「男性ミニマリストが毎日使うお気に入りアイテム(持ち物)を14選」の記事でもまとめています。
最後に
少ないもので暮らすミニマリストが実践する持たない暮らしのルールについて紹介しました。
当記事をまとめます。
- なくても困らないものは持たないことが大前提
- ものを買うか迷ったときは、まずはあるもので対応する
- 1つ買う前に1つ捨てることを徹底する
- ものを買ったら兼用化できないかを考える
- 基本的にストックはしない
- 収納家具を持たず、見せる収納をする
- アナログのほうが快適に暮らせることがある
- 月に1度は断捨離することで、ものの量を適正に保てる
- 不用品が出たら、とりあえずメルカリに登録しておく
- 毎年少しづつ、お気に入りのものを増やしていく
持たない暮らしは、「断捨離を1回だけすればOK」という話ではないと思います。どれだけ意識していても、ものは絶対に増えていくからです。
そのため、苦しくない程度に、持ち物を適正に保つルールが必要になると思います。
「おっ、それいいね」という考え方があったら、試しに取り入れてみてください。自分にパチっと合えば、持たない暮らしをより楽しく感じられるはずです。
▼関連記事
シンプルライフとは、質素な暮らしともいえます。質素だからといって、つまらない生活でもありません。詳しくは、「質素な暮らしでも幸せ!月8万円で暮らすミニマリストが実践していること」の記事も見てください。
以上
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