質素な暮らしって幸せ…?
そんな疑問に答えます。
こんにちは、なにおれ (@lemologue) です。私は、月8万円で質素に一人暮らしをしている20代後半の倹約家サラリーマンです。
生活費だけ聞けば心がすり減りそうな暮らしに思うかもしれませんが、全くそんなことはありません。
むしろ、月20万円で暮らしていたときよりも、心豊かに暮らしているとさえ思います。
質素に暮らすことは、「貧乏を我慢して暮らすこと」ではありません。
質素に暮らすとは、無駄を省き、本当に自分にとって必要なものだけで暮らすことです。
当記事では、質素な暮らしでも楽しく暮らすために実践していることを紹介します。
質素な暮らしでも幸せ!月8万円で暮らすサラリーマンが実践していること

質素な生活は、「衣食住」の三本柱から成っています。
質素な暮らし【衣服編】

お気に入りの服を少ない数で着回す
私は、仕事着、普段着と部屋着を合わせて、全部で16着しか服を持っていません。
おそらく、一般的な社会人と比べると、持っている服の数は少ないと思います。
「服はたくさんあったほうが着回せて楽しい」
その思い込みを捨てることです。
自分のお気に入りで、自分に似合う服だけしか持たない。
そうすることで、いつでも自分のベストコーディネートを楽しむことができます。
服を増やさないようにも意識しています。
服を買うタイミングは、基本的に服を捨てた時だけ。
服を1着捨てた穴を埋める形で、新しい服を買う。「1捨1入」を基本ルールとすることで、服の数が増えていくことはありません。
長く大切に愛用する
身につける服や小物は少ししか持たない代わりに、お気に入りの1品を長く大切に使います。
これらは私が愛用しているものたちです。
- ジャランスリワヤの「コインローファー」
- 金子眼鏡店の「メタルフレームのメガネ」
- 土屋鞄製造所の「二つ折りの革財布」
- ヌーディージーンズの「インディゴデニム」
どれも5年近く使っています。
自分が年を重ねると一緒にエイジングしてきた大好きなものたちです。
長く愛用するには、アイテムの選び方が大切です。
傷みやすい素材や修理できないものに、たくさんのお金は使わない。
逆に、頑丈で、使うほどに味わいが増し、何度も直せるものには、お金をかけています。
5年、10年と愛用できるものを持つことは心が豊かになるし、長い目でみれば安い粗悪品を買うよりもお金はかからないかもしれません。
ブランド品よりも好きな服を着る
ブランド名や値段で服は選ばない。
流行りのファッションにも乗らない。
自分の目で見て、実際に触れてみて、ときめきを感じた服だけを購入するようにしています。
流行りやブランド、他人の目を意識したファッション、それは「見栄」です。
見栄のために自分を着飾っても心は豊かになりません。
自分が好きなものを、自分のためだけに着る。
それがたまたまブランドものかもしれないし、ユニクロのTシャツかもしれません。
質素な暮らし【食事編】

外食はせずに自宅で粗食
仕事終わりに一人で外食をしたり、コンビニ弁当を買ったりすることはありません。
仕事が終わればさっさと帰宅して、週末に作り置きしておいたおかずを食べます。それに、冷凍ご飯を温めて、インスタントの味噌汁も。
粗食を楽しみます。
ここでいう粗食とは、適当に作った粗末なご飯という意味ではありません。
米と味噌汁、漬け物や簡単な料理のことをいいます。
ハンバーグやカレーライス、オムライスなどの名前のある食事ではなく、1汁1菜、1汁2菜の簡素な食事をします。
自宅で自重トレーニングをして、シャワーを浴びてさっぱりした状態で、添加物の少ない、自分好みに味付けされた料理をゆっくりと食べる。
この時間がなによりも楽しく、そして豊かな瞬間です。
居酒屋には行かずに宅飲み
友人とお酒を飲む機会があれば、なるべく外に飲みには行かず、自宅で楽しみます。
赤ワインが飲みたいときはスペイン料理を、日本酒が飲みたいときは和食を、ビールが飲みたいときは、居酒風メニューを。
その日、その時に飲みたいお酒の気分に合わせて、料理を支度します。
時には外食に行くこともありますが、普段家では粗食を心がけている分、たまに食べる外食はとても興奮した体験になります。
もし、毎週のように外食をしていたら、この喜びに気がつくことはおそらくないでしょう。
質素な暮らし【住居編】

部屋の広さよりも快適な空間作り
部屋の広さ、部屋数の多さは求めない。
部屋が狭くても、ワンルームでも、快適で居心地のいい空間を作ることを大切にしています。
重要なことは、少ないものだけで暮らすことです。
なくても困らないものを見極めることで、1k6畳の狭い部屋でも開放感のある部屋になります。
ものが少なければ、家事も楽になります。
めんどうな家事の手間が減れば、暮らしはもっと豊かになるはずです。
また、部屋には余計なものがないため、本を読んだり、趣味に没頭したり、好きなことに熱中できます。
足りないものはあるものでやり過ごす
日常生活を送っていると、「あれがあると便利なのになあ」なんて思うことがあります。
しかし、なんでもかんでも買い足しません。
新しくものを買うことよりも、家にあるもので代用できないかを真っ先に考える。
大抵のことはそれで解決します。
足りないことにストレスを感じるのではなく、足りないことを工夫で解決することに面白みを見い出す。
すると、なにげない日常はもっと楽しくなります。
少しのものでたくさんのことができる。それはもはや快感ですらあります。
質素な暮らしを続ければ間違いなくお金も貯まる
質素な暮らし。
シンプルで簡素に暮らすことは、日常のささいなことに喜びを見つけられる、そんな楽しい暮らしです。
しかし、もうひとつ大きな大きなメリットがあります。
それは、圧倒的にお金の貯まるスピードが早くなることです。
質素な暮らしにはたくさんのお金は必要ありません。
一人暮らしなら、月10万円もあれば十分すぎるほど文化的で、豊かな暮らしができます。
つまり、手取りが15万円と決して多くない人だとしても、毎月5万円の貯蓄が可能になるというわけです。
お金自体に意味はないにしても、お金はあるだけで人生の選択肢が増えます。
- もう嫌な上司と関わりたくない!
- もうやりたくない仕事から開放されたい!
- 新しいことに挑戦してみたい!
そんな思いが爆発したときに、お金があれば、「選択」することができます。
質素な暮らしを楽しみ、そして、お金を貯める。
このふたつは非常に相性がよく、より豊かな暮らしに近づきます。
最後に
質素な暮らしを楽しむために実践していることを紹介しました。
当記事をまとめます。
- 質素な暮らしは、無駄を省き、本当に必要なものだけで暮らすこと
- 質素に暮らすことで、日常のささいな喜びに気が付き、お金も貯まりやすくなる
- 服はブランドやトレンドに囚われず、長く愛用できるお気に入りだけを持つ
- 米・味噌汁・漬け物・簡単な料理だけの粗食で過ごす
- 部屋からはものを減らし、あるものだけで暮らす工夫をする
質素な暮らしは、貧乏で不幸な暮らしではありません。
その先入観や発想こそが、貧困で不幸ともいえます。
少ないものだけで、簡素に暮らすことで、日常の些細な出来事に感謝できるようになります。
きっと暮らしは豊かになります。
私が質素な暮らしをはじめるきっかけとなったのは、本多静六氏の「私の生活流儀」という本との出会いです。
100年近く前を生きた人の本ですが、その生き方は現代を生きる我々の歩む道を照らしてくれます。
ぜひ読んでみてほしい一冊です。
「Kindle Unlimited」の対象でもあるので、無料お試しで読むこともできますよ。
以上
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