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デジタルデトックスをやってみた!おすすめの方法と実感した効果
なにおれ(@lemologue)です。デジタルデトックス歴は2年ほどの30歳ミニマリストです。
「デジタルデトックス」という言葉がありますが、私はミニマリズムを実践する中で自然とやっていました。
実感したことは、モノだけでなく、ネットにつながる時間もより少ないほうがより豊かだということ。
- 1分おきにスマホに触ってしまう
- 見たくもないのにSNSを見てしまう
- 忙しくて自由な時間がとれない
- 集中力が全然もたないと感じる
- スマホを見ていると頭や体が痛くなる
このあたりに当てはまる方は、日常生活にデジタルデトックスを取り入れてみる価値は十二分にあります。
本記事では、デジタルデトックスを実践しているミニマリストがおすすめの方法、実感している効果・メリット、おすすめの書籍をまとめて紹介します。
▼動画でも解説しています
デジタルデトックスとは
DIGITAL DETOX JAPANさんによると、
デジタルデトックスとは、一定期間スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスとの距離を置くことでストレスを軽減し、現実世界でのコミュニケーションや、自然とのつながりにフォーカスする取り組み
をいうようです。
スマホやインターネットがもたらした豊かさは計り知れません。
なので、「スマホは危険だ!完全に排除しよう!」という極端な話ではなくて、より健全にスマホやインターネットと付き合い、「メリットは最大限享受して、デメリットはできるだけ小さくしよう」ということです。
デジタルデトックスを始めたきっかけ
まずはさらっと、私がデジタルデトックスを始めたきっかけを紹介します。
とはいっても、明確になにかきっかけがあったわけでもないです。
- ブログを書く時間がほしい
- スマホを触ると頭や肩が痛くなる
- スマホの必要性に疑問を感じた
これらの3つを日常生活で感じていたので、まずはテレビを捨てて、部屋ではスマホを触らないようにして、というようにデジタルデバイスから距離をおく生活をするようになりました。
なので、「デジタルデトックス」という言葉を知る前から実践していたことになります。
で、あとからデジタルデトックスという言葉を知って、関連する本を読んでみて、「ああ、やっぱりそうだよね。わかるわ〜」と答え合わせをしていった感じです。
デジタルデトックスにおすすめの方法
ここからが本題ですが、私が実践してきた中でおすすめのデジタルデトックスの方法を紹介します。
全部で7つあります。
- スマホはベッドから一番遠い場所で充電
- SNSアプリはアンインストール
- 食事中はテレビ・スマホを見ない
- テレビは捨てた
- 本は紙で読む
- 散歩にはスマホを持ち歩かない
- 旅行・アウトドアではスマホの電源を切る
スマホはベッドから一番遠い場所で充電
おそらく、最も効果のあったデジタルデトックス方法がこちら。
「部屋に帰ってきたら、スマホはベッドから一番遠い場所で充電しっぱなしにする」という方法です。
スマホはベッドサイドで充電している人がほとんどだと思いますが、それではベッドでゴロゴロしながらスマホをついつい触ってしまいます。
意志の力だけで、スマホを触らないようにすることはほぼ無理なので、スマホからは物理的に距離を置くといいです。
一時期は、部屋に帰ったらスマホの電源を切って靴箱に入れていました。ただ、この方法はさすがに不便だったので、ベッドから遠い場所で充電するようにしました。
スマホの置き場所を変えるだけでも、スマホに触れる時間は激減するのでおすすめです。
関連記事:脱スマホできるシンプルな方法!スマホを使わない生活の感想も紹介
SNSアプリはアンインストール
SNSアプリは、アンインストールしてしまうのがおすすめです。
- Youtube
私のスマホにはこれらのアプリが入っていません。
アカウント自体は持っていますが、あえてブラウザから検索でアクセスするようにしています。
アプリはワンタップでアクセスできて便利ですが、その手軽さがSNS依存の原因だと思います。なので、あえてめんどくさいプロセスにすることで、SNSから距離をとることができます。
関連記事:Twitter (ツイッター) をやめてよかったこと8つ
食事中はテレビ・スマホを見ない
ごはんを食べながら、テレビやスマホでYoutubeやネットフリックスを見ている人が多いと思います。
ですが、食事中はなにも見ずに、無音で食べること。
”ながらの食事” は、食事の本来の良さをコロしているからです。
食事って、本来は食べることそのものが娯楽であり、至高の時間のはずです。
ですが、テレビや動画を見ながらでは、料理の味を味わったり、見た目を楽しむことに意識が向きません。
なので、ただ食べることに集中するだけで、食生活はずっと豊かになります。
テレビを捨てる
ハードル高めかもしれませんが、テレビは手放すのもいいです。
私はミニマリストですが、「捨ててよかったものは?」と聞かれたら、「テレビ」だと即答で答えます。それぐらい、テレビのない生活には魅力があります。
スマホやパソコンだけでなく、テレビからも距離をおく生活はおすすめです。
関連記事:ミニマリストでなくてもテレビを断捨離するべき5つの理由
漫画・本は紙で読む
本や漫画を読む人は、紙で読むこと。
私は、「Kindle Unlimited」を契約していて、外出先ではスマホで電子書籍を読んでいます。
ですが、部屋の中ではもっぱら紙の本しか読みません。
というのも、没頭感が全然違うからです。
値段も安く、在庫切れもなく、家にいながらすぐに読める電子書籍は便利ですが、ついついネットサーフィンやSNSを見てしまい、集中が途切れます。
その点、紙は活字を目で追うことだけに集中できるので、没頭感も、読後の爽快感も全然違ってきます。
関連記事:社会人が毎日30分の朝読書を1年間続けて実感した魅力
散歩にはスマホを持ち歩かない
散歩やちょっとしたお出かけであれば、スマホを家に置いていくこと。
いつもどこでも、肌見放さずにスマホを持ち歩く現代人にとって、スマホがないことに強い不安を感じると思います。
ですが、実際にスマホを持たずに外出してみると、実に気持ちがいいことに気が付くはずです。
時間効率を考えれば、イヤホンでYoutubeなどで勉強するといいですが、歩くことだけに集中することで、街の様子や空などの景色の存在に目がいき、癒やされます。
関連記事:趣味は散歩です。20代男が魅力とおすすめの楽しみ方を語る
旅行・アウトドアではスマホの電源を切る
旅行やアウトドアなどに行くときは、スマホの電源を切って封印するといいです。
旅先では、「おすすめスポット」や「おいしいお店」をグーグルで検索してしまいがち。ですが、自分の嗅覚を信じてぶらぶら散策したり、人と話しておすすめを聞いたりする。
また、ピクニックやキャンプなどのアウトドアでも、自然の中で過ごす時間を存分に味わう。
頭の中がフレッシュになって、心地よい爽快感を味わえます。
デジタルデトックスを取り入れた私の生活模様
「参考までに…」
という感じですが、上記で紹介したことを取り入れた私の日常生活を紹介します。
・ブログを書くために朝5時に起きるわけですが、ベッドから一番通い部屋の隅で充電されているスマホのアラームが鳴る
・アラームを止めたら出社の身支度を済ませ、パソコンでブログを書き、家を出る30分前は本を読む
・会社までは徒歩30分ほどの距離を歩いて通勤するが、イヤホン差さずに、ただただ歩く
・会社の休憩時間はTwitterを見るが、アプリは削除されているから、ブラウザからTwitterにアクセスして、見終わったらブラウザを閉じる
・仕事が終わって帰宅したら、部屋の隅でスマホを充電しっぱなしにする
・軽く筋トレをして、シャワーを浴びたら、作り置きしたおかずを温めて夕食の時間。テレビやスマホなどは見ずに、無音の中で黙々と食事をする。
・その後は、パソコンでブログを書いたり、Twitterを見たり、ネットサーフィンをしたり。スマホに用事があるときは、部屋の隅まで行ってスマホをいじる。
・寝る前に本を読めたら読んで、21時には就寝。
だいたいこんな感じです。
なにがいいたいかというと、「ネットをほどほどに楽しみながら、スマホに触る時間を意識や工夫で減らしている」ということ。
デジタルデトックスで実感した効果・メリット
で、「デジタルデトックスをして実際にどんな効果があったの?」という疑問に答えます。
大きく3つあると思っています。
- 自由な時間・考え事をする時間が増えた
- メンタル的にも肉体的にも疲れにくくなった
- 物事に集中する感覚を思い出した
自由な時間・考え事をする時間が増えた
まずは、シンプルに自由な時間が増えました。
- テレビがない(+1時間)
- 部屋でスマホを触らない(+1時間)
これだけでも、1日2時間の自由な時間が生まれます。
私の場合、空いた時間でブログを書いたり、本を読んだりしています。あとは、やりたいことを考えるなど思考を巡らしています。
話は少しズレますが、自分にとってよりよい暮らしを実現するには、思考を巡らすことが大切だと思っています。
なぜならば、ネットに答えは存在しないからです。
インターネットが一般的になって、なんでも答えをネットの中に求めることが多くなったと感じますが、結局ほしい答えはネットの中にはありません。
ネットなどから得られた情報を分解したり、繋げたりしながら、自分の頭で考えるプロセスがあるからこそ、自分にとって有意義な答えが見つかると思います。
なので、デジタルデバイスを触る時間が減り、自由な時間が増えたことは、間違いなく生活を豊かにしてくれました。
メンタル的にも肉体的にも疲れにくくなった
特に、SNSと距離をおいたことは効果絶大でした。
Instagramでおしゃれな家に暮らす人や、Twitterでたくさんお金を稼いでいる人を羨ましく感じて、自分を卑下することが激減したと感じます。
部屋の中ではテレビを見ず、スマホを触らない生活をしていると、自分の生活が満ち足りたものであることを実感します。
- 生活できるだけの収入がある
- おいしいごはんが食べらられる
- 安心して寝られる部屋とベッドがある
そんな当たり前のことが十分に幸せだと再確認できました。
「他人と比較してもいいことない」と頭でわかっていても、SNSで自分よりも優れている人を見ると、どうしても比較してしまうのが人間だと思います。
だから、強制的にでも外の情報に触れる機会をシャットアウトすることで、自分の暮らしに満足できるようになったと感じます。
あと、スマホを片手で支える時間が減ったので、腕の疲労や肩のこりといった肉体的なダメージも減りました。この肉体的な疲労感の軽減は露骨に感じられるので、これだけでも大きな効果だと思います。
物事に集中する感覚を思い出した
「今この瞬間に集中する」という感覚がわかったような気がします。
たとえば、なにも見ずに無音で食事していると、「ああ、お米っておいしいなあ」と感じるわけです。他にも、スマホを持たずに散歩していると、「自然ってきれいだなあ」と感じます。
なんだか胡散臭いですが、たぶんこの感覚こそが、「今を生きる」ということなんだと思います。
ネット依存の暮らしが当たり前になっていると、自分の意識はいつもどこかをふらふらしています。すると、なにをやっても楽しくないし、頭がいつもぼーっとします。
逆に、いまに集中できるようになると、なんでもないことに喜びを見い出せたり、頭の中がスッキリする感覚を味わえるわけです。
「自由な時間が増える」みたいなわかりやすい指標はないですが、体感として、今を生きる楽しさを実感できると思います。
デジタルデトックスにおすすめの本
最後に、デジタルデトックスの効果や方法を紹介しているおすすめの本を3冊だけ紹介します。
- スマホ脳(ハンセン・アンデシュ)
- デジタルデトックスのすすめ(米田智彦)
- デジタル・ミニマリスト(カル・ニューポート)
スマホ脳(ハンセン・アンデシュ)
スウェーデン出身の精神科医であるハンセン・アンデシュさんの本「スマホ脳」。
研究結果によるスマホの弊害が詳しく説明されています。
スマートフォンを作ったスティーブ・ジョブスが、「自分の子供にはデジタルデバイスを与えなかった」というのは、かなり興味深いですよね。
ジャンクフードなんかも同じですが、実生活にもたらすデメリットを知識として得ることは、行動のモチベーションにつながるので、読むことをおすすめします。
デジタルデトックスのすすめ(米田智彦)
ITベンチャーやWEBメディアに関わってきた米田智彦さんの本「デジタルデトックスのすすめ」。
ITやWEBの世界でやってきた人が、「デジタルデトックスをしよう!」というのだから、これまた面白いです。
具体的なデジタルデトックスの方法が紹介されているので、参考になると思います。研究結果みたいなお固い内容でもないので、サラッと読めます。
デジタル・ミニマリスト
海外で人気のブログ「Study Hacks」を運営しているカル・ニューポートさんの「デジタル・ミニマリスト」。
テクニックによる一時的なデジタルデトックスではなく、「30日間のテクノロジーの利用をやめて、30日後に本当に必要なものを検討しよう」という趣旨の内容です。
私も同じような経験していて、30日ではなく1週間だけでしたが、会社にもスマホを持っていかず、完全にスマホのない生活を経験した上で、デジタル機器との付き合い方を考え直したことがあります。
海外本の翻訳なのでちょっと読みにくいかもしれませんが、1,600人を対象にした独自の実験結果などの話もあって、読み応えのある本です。
最後に
スマホやパソコン、インターネットの存在は、間違いなく私の生活を便利で豊かにしてくれたと思います。
ですが、その代わりに、時間を無駄に浪費し、自分の頭で考えなくなり、他人と比べてストレスを感じ、体の不調も増えたと感じることもあるでしょう。
なので、デジタルデバイスとの付き合い方において、自分なりの哲学を持つことが大事なんだと思います。
「あのサイトには毎朝5分だけアクセスして、家でネットをするのはパソコンからだけ」
みたいな哲学を自分の中で持つことができれば、インターネットの恩恵を受けながら、もっと豊かに暮らせるようになるはずです。
そのためにも、自らの意思でデジタルデバイスと距離をとる「デジタルデトックス」の体験をすることが、大切になると思います。
以上
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