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作り置き初心者の一人暮らしが知っておきたい10のポイント
一人暮らしで作り置きを始めたいけど、なにからすればいいかわからない。
そんな作り置き初心者の方に向けて。
こんにちは、なにおれ (@lemologue) です。月8万円の生活費で一人暮らしをしているミニマリストです。
私の場合、週末に平日5日分のおかずをまとめて作り置きをしています。そのおかげで、毎月の食費は2万円もしないで一人暮らしができています。
「作り置きってめんどくさそうだな…」と感じるかもしれません。
ですが、ポイントさえ押さえればそれほど難しいものではありません。
むしろ、平日に家に帰ればおかずがある状態になるので、コンビニにお弁当を買いに行くよりラクだったりします。
そこで本記事では、作り置き初心者の一人暮らしの方に向けて、作り置きで知っておきたいポイントを解説します。
一人暮らしの作り置き初心者が知っておきたいポイント
結論からいえば、こちらの10個です。
- お気に入りの保存容器を揃える
- フライパンはひとつあればいい
- 調味料の基本は「酢と塩」
- 食材にはしっかり火を通す
- 水気はしっかり切る
- 完全に冷めてから冷蔵庫に入れる
- 容器のフタの水滴は拭く
- 汁気の多い料理から先に食べる
- メニューは買い物しながら決める
- 電子レンジを多用する
お気に入りの保存容器を揃える
作り置きを始める上で一番大切だと思うこと。
それは、「お気に入りの保存容器を揃えること」です。
なぜならば、好きな保存容器を使えば作り置き生活を続ける強いモチベーションになるからです。
逆に、100円ショップのプラスチック容器などではテンションは上がりません。
モチベーションは目には見えにくいですが、料理を楽しくする上では欠かせない要素です。
おすすめの保存容器は、野田琺瑯の「レクタングル深型」。
見た目がシンプルでおしゃれなだけでなく、ホーロー素材は料理の色やニオイが移りにくいので清潔。
「Mサイズ」で3食分くらいが入ります。
値段は1,000円ちょっとと安くはありませんが、作り置きによる節約効果で一瞬でペイできます。
レビュー記事:野田琺瑯 レクタングル深型の魅力をレビュー!どんな使い方ができる?
フライパンはひとつあればいい
作り置きにはフライパンがひとつあれば十分です。
フライパンがあれば、焼くことも煮ることもできます。
なので、自炊を全くやらない人はまずはフライパンだけは揃えること。
おすすめのフライパンは、キプロスターの「業務用アルミフライパン」。
まずはなんといっても、アルミボディがカッコいい。
Hは非対応ですが、プロも使う本格仕様で熱伝導がいいので調理時間を短縮できます。。
それでいて、値段が1,500~3,000円ほどと超リーズナブルなことも魅力。
作り置きをするならサイズは大きいほうがストレスがないので、「25cm」がおすすめです。
レビュー記事:【レビュー】キプロスターのフライパンの魅力は?安い、使いやすい、かっこいいの三拍子!
調理料の基本は「酢と塩」
食品の保存性を高めるには、「水分を抜くこと」と「酸性度を上げる」ことが基本。
まず、食材は水分から腐敗していきます。
なので、作り置きではできるだけ食材から水分を抜くことで保存性を高められます。
そのための手段として最も基本的なのが、塩分を加えることです。
漬け物などを筆頭に、塩の浸透圧で食材から水分を吐き出させ長期保存を可能にしています。
また、お酢を加えることで酸性度を上げることも保存性を高めるには有効です。
ピクルスなどの西洋の漬け物にはお酢が使われています。
酸性度を上げることで食材が腐敗する要素が減ります。
つまり、作り置きでは塩や醤油で塩分を加える。もしくは、お酢を入れることを味付けのベースとします。
また、にんにくやしょうが、こしょうなんかにも殺菌作用の強い成分が含まれています。
なので、こういったスパイス系も多様するとより保存性が高まります。
食材にはしっかり火を通す
食材が痛む原因のひとつは、「水分に繁殖する」菌です。
そのため、食材をしっかりと火を通して生焼けを防ぐことが重要です。
肉や魚などを炒めるときは、作り置きではしっかりと加熱すること。
「余熱でしっとりと」のような調理方法は作り置きには不向きです。
水気はしっかり切る
水分は腐敗の原因になるので作り置きには大敵。
できるだけ食材の水分を切ることが重要になります。
- 野菜は塩を振って数分おいてから、両手で水気をしっかり切る
- 肉や魚は水気をキッチンペーパーで拭き取る
など。
また、傷みやすくなるだけでなく、水分が多いと味がぼやけてまずくなります。
なので、しっかりと水気は切って塩や醤油、お酢で味付けをしましょう。
完全に冷めてから冷蔵庫に入れる
出来立てほやほやの熱々状態で容器にフタをすると、容器内に水滴が発生します。
水分から細菌が生まれて腐敗がはじまるのでこの状況は避けたいところ。
そのため、料理が完全に冷めてから容器のフタを閉めて冷蔵庫に保存します。
とはいえ、夏場などの気温が高い季節に常温で置いておくと、それはそれで食材は傷みます。
なので、夏場はエアコンの効いた部屋にフタを開けた状態で容器を置いて冷ますといいです。
容器のふたの水滴は拭く
どれだけ冷ましてから保存してもフタには水滴がつくものです。
あまり神経質になる必要はありませんが、水滴のついた保存容器の蓋はキッチンペーパーでを拭きとると長く保存ができます。
容器から食材をお皿に盛り付けるタイミングで容器の水滴は拭くといいです。
小さな手間ですがこの一手間が保存性を高めます。
汁気の多い料理から先に食べる
煮物などの水分が多い料理は早く傷みます。
汁気の多い煮物などの料理から先に食べるようにすること。
逆に、塩やお酢がしっかり効いた料理は長く持つため、あまり急ぐ必要もありません。
メニューは買い物をしながら決める
作り置きで節約する上で最重要ポイント。
それは、「作るメニューはスーパーで買い物をしながら決めること」です。
その日に特売の食材、旬の野菜など、安い食材を使うことで作り置きの節約は本領を発揮します。
元々、作り置きでは食材を使い切るためフードロスがありません。
それだけ節約には向いています。
それに加えて、安い食材で作り置きを作ることができれば食費はかなり安くなります。
しかし、ひとつ注意が必要。
安い食材を選ぶからといって、消費期限の近い見切り品は避けること。
たたでさえ食材の傷みを気にしないといけないので、安さにつられて見切り品は買わないようにしてください。
料理を腐らせてしまったらそれが一番高くつきます。
関連記事:一人暮らしでも食費を月2万円未満にする超具体的な自炊術
電子レンジを多用する
作り置きで効率的に調理をするには、「電子レンジが大活躍」します。
電子レンジを駆使することで、コンロが一口しかないような狭いキッチンでも効率的に料理を進められます。
- お湯を沸かすには、マグカップに水を入れて電子レンジでチン
- 野菜を濡らしてラップで包んでm電子レンジでチンすればおひたしの完成
- じゃがいもやニンジンなど火の通りにくい根菜でも電子で加熱すればすぐに火が通る
- つくねや肉団子などは電子レンジで5分ほど加熱すれば完成
電子レンジを料理を温めるだけにしか使わないのは宝の持ち腐れです。
レンジで加熱調理しながら、コンロではフライパンでも調理。
これらの作業を並行ができるようになれば、作り置きにかかる時間は大幅に短縮できます。
関連記事:料理を時短する14のコツ!自炊を習慣化したい人が知っておきたいこと
最後に
作り置きの始め方、節約と時短のポイントについて解説しました。
- お気に入りの保存容器を揃えてモチベーションを上げる
- 作り置きにはフライパンがひとつあれば十分
- 味付けは、「塩と酢」が基本
- 食材にはしっかり火を通し、水気はしっかり切る
- 容器に水滴が出ないように、料理は完全に冷めてからフタをする
- 容器のフタについた水滴はキッチンペーパーで拭きとる
- 汁気の多い料理は痛みやすいので早めに食べる
- 作り置きの献立は買い物しながら安い食材で決める
- 電子レンジを多用すれば、調理時間を大幅に時短できる
作り置きは「技術」です。
要するに、慣れの要素が大きいです。
最初は時間がかかるかもしれないですが、続けていれば、より安く、より早く、よりおいしく作れるようになります。
そして、作り置きがあることで食費は下がり、健康的で満足のいく食事が毎日できるようになります。
仕事の帰りにコンビニに寄ってお弁当を買う手間もなくなります。
作り置き生活は技術を身につければばかなり快適で、毎日の暮らしもきっと楽しくなりますよ。
自炊のハードルを下げることを目的にした拙著『ミニマリスト式超自炊術: 質素な食事で愉快にくらす』も合わせて読んでみてください。
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以上
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