※Kindle Unlimited読み放題対象です
20代で1000万円貯金するためにやった異常なこと5選
20代で1,000万円貯金する人はどんなことをしたの?
そんな疑問に答えます。
こんにちは、なにおれ(@lemologue)です。20代で1,000万円以上を貯めました。
この記事でお伝えしたいのは…
「おそらく世間一般の感覚でみれば異常なんだろうけど、これなくして20代で1,000万円以上の蓄財をするのはまず無理だった」
ということです。
一応の補足ですが、あくまで私個人の体験談です。
なので、全て真似したほうがいいなんていうつもりは1mmもありません。
ですが、普通の年収の普通のサラリーマンが短期間でお金を貯めるのであれば、平均的なことをやっていてはいけないと思います。
もしかしたら、世間の常識から外れることに抵抗感があるかもしれません。
ですが、振り切った行動や思想というのは、自分のアイデンティティを形成することにつながります。
そして、お金が貯まると人生の選択肢も広がります。
そのため、平均的な生き方をするよりもずっと生きやすくなると思います。
というより、実際に私がそう感じています。
「思ったように蓄財が進まない」「1日でも早く楽に生きられるようになりたい」そんな方の参考になればと思います。
▼動画でも解説しています
20代で1000万円貯金するためにやった異常なこと
先に結論を言っておくと、私がやった5つのことはこちらです。
- 誰もいない土地に転職・引っ越しした
- 持っているものの8割を手放した
- 平日は5時間、休日は10時間副業に充てた
- 何を思われても定時退社を死守した
- お金の本を最低100冊は読んだ
誰もいない土地に転職と引っ越しをした
26歳のときに、家族も知り合いも、もちろん友人もいない、田舎にある会社に単身で転職と引っ越しをしました。
まず言っておくと、転職によって年収は50万円ほど下がりました。
というのも、前職は営業の仕事をしていたのですが、自分には合っておらず3年ほどで限界を迎え、逃げるように転職をしたからです。
また、転職する会社では家賃補助が出たので、収入の減少分はギリギリ吸収できそうだったことも転職を後押ししました。
そして、この経験が私がお金を本気で貯めようと思ったきっかけでもあります。
まずはその話からしたいと思います。
私は、新卒で社会人になったときは転職なんて1mmも考えていませんでした。
なので、「もう一生まとまった休みはとれないよなあ」と思っていたのですが、転職をしたことで、想定していなかった1ヶ月ほどの休みが手に入りました。
はじめのうちは「海外でも行くかあ」と思っていたのですが、そんなことしてもなにも変わらないと思って、これはやめました。
その代わりに、ひたすら家でゆっくりと過ごすことにしたわけです。
結果的に、この選択が私にとって衝撃的な体験となりました。
1日の中で1円もお金を使わずとも、家でゆっくり過ごして、好きな時間にスーパーに買い物に行けて、ゆっくりと好きな料理を作れる。
そんな質素でも自由な生活ができることが、本当に心から幸せだと感じられたんですよね。
結局のところ、服をたくさん買っておしゃれしていたのも、毎週のように友人らと飲みに出かけていたのも、すべては仕事が辛いことが原因だった。
ここで初めてそのことをはっきりと自覚します。
楽しく暮らすためにお金はたくさん必要ないと知り、それよりも他人に自分の行動を制限されない暮らしを目指そう。
そう決意しました。
この体験があったからこそ、月8万円ほどの超節約生活をするきっかけとなり、ある程度まとまったお金が貯まったら会社を辞めようと腹を括ることもできました。
そして、近くには誰も遊ぶ相手が住んでいなかったおかげで、自分の理想の暮らしを実現するためだけに一直線で走れました。
関連記事:20代後半で転職するか迷ったけどしてよかった【30歳から振り返る】
持っているものの8割を捨てた
先にも軽く触れた通り、自分が幸せに暮らすためにたくさんのお金はいらないと体験で知りました。
なので、とにかくお金を貯めようと決意したわけですが。
「じゃあ、一体なにをすればいいんだ…?」
というところから考え始めました。
で、なにがきっかけだったかは覚えていないんですが、「よしっ、持っているものをとにかく捨てまくろう」と思ったわけです。
たしか当時は、ミニマリストという言葉が広がり始めたくらいのときで、それに感化されたのだと思います。
ですが、これも結果的にやって正解でした。
当時はものを捨てることの意味や本質なんて全く理解しておらず、少ないもので暮らすことを目的にしていました。
でも、持っているものが一定のラインを下回ったくらいから、自分が大切にしている価値観やものがだんだんと見えてくるわけです。
たとえば…
クローゼットの服が減っていくと、好きな服のデザインや色の傾向が分かったりして、「ああ、じゃあ今後はこういう服だけ買おう」とか。
インテリアが少ないほうが快適に暮らせることがわかって、「自分にはおしゃれなインテリアはむしろ邪魔なんだ」とわかったり。
そうやってとにかく持っているものを捨て続けて、最終的には8割くらいのものは手放しました。
- 家具はベッドとローテーブルだけ
- 居住スペースの照明はクリップライトが1つ
- 服は全部で16着と靴が3足
- バス用品は石鹸だけ
- 調理器具や食器は必要最低限
みたいな生活になりました。
現在は結婚をしてものはもっと持っていますが、自分にとって最低限のもので暮らす経験をしたことで、お金の使い方が劇的にうまくなりました。
お金を貯めると腹をくくっているし、自分が優先するべきお金の使い道もわかっているので、一時期は生活費は月6万円まで下がりましたね。
それでもやっぱり普通に暮らせるんだから、面白くて仕方なかったです。
また、持っているものの8割を手放した結果、自分が刺激に弱い人間ということも初めて自覚します。
照明をなくしたり、音をなくしたり、視界に入るものを減らしたりすると、明らかに疲れにくくなったことを実感しました。
そして、辛かった営業の仕事をやめたことと、ものや情報から受け取る刺激が減ったことで、平日でも頭と体を動かせる時間が増えました。
それが結果的に、次に紹介しますが、副業に時間を突っ込めることの土台となりました。
関連記事:30歳ミニマリスト男の全持ち物一覧リストを公開【全172点】
平日は5時間、休日は10時間副業に充てた
狂気の如く、副業に時間をぶち込みました(笑)
私の場合でいえば、ブログを書いていました。
平日は毎朝5時に起きて、出社のギリギリまで2時間ほど作業をする。
会社の仕事は定時退社を死守して、帰宅後は21時ごろまで3時間は作業。
合計、平日でも5時間はブログを書いていました。
そして、近くに友人も住んでいないので、休日には朝5時に起きてから寝るまでの10時間以上、ずっとブログを書いていました。
会社員としての稼働時間が月160時間なら、ブログは月180時間は書いていたと思います。
この生活を2年間続けました。
ただ、結論だけいっておくと、「ブログで大成功して収入が爆伸びして貯金できました!」って話ではないです。
これだけの時間をかけても、高校生のおこづかいくらいしか毎月稼げなかったと思います。
ですが、自分の持っている自由時間のほぼすべてを副業にぶちこんだことで、他のことにほぼお金を使わなくなっていました。
これがお金が貯まった要因としては大きいです。
というか、それがほぼ全てです。
とはいえ、この生活が辛かったかというと全然そんなことはなくて。
シンプルにブログを書いている時間が楽しかったんですよね。
実際には9割がキツくて、1割が楽しいって感じですが、その1割の楽しさが9割の辛さを吹き飛ばすインパクトがあったみたいなイメージです。
そして、いまでも情報発信自体が最高の趣味のひとつになっています。
すると、必然的に娯楽のためにお金を必要としない生活ができます。
映画を見に行くよりも、外食をするよりも、服を買うよりも、お酒を飲むよりも、YouTubeで動画を撮るための原稿を書いている時間が楽しいわけですからね。
創作活動が趣味になってしまえば、必然的にお金は貯まっていきます。
関連記事:毎日やることのない暇な社会人は副業ブログで人生が面白くなる!
なにを思われても定時退社を死守した
自分の理想の暮らしは、お金がなくてもいいから他人に自分の行動を制限されず、自由に暮らせること。
そのためにはとにかくお金を貯めて、会社を早く辞めることを目標を定めていました。
そのためにも、副業で収入を上げつつ、退社後の収入源確保が必要でした。
だからこそ、やったことの3つ目でもお話した通り、平日は5時間、休日は10時間以上を副業に使う生活を2年間続けました。
しかし、この生活をするためには、平日に一切残業をしないことが必須でした。
だからこそ、転職したばかりだからとか関係なく、定時退社を死守することを徹底しました。
当時は同僚たちが月40〜50時間ほど残業する中、私だけ毎月残業ゼロで突っ走っていました。
完全に浮いていましたね(笑)
とはいえ、これはモンスター社員になって、腫れ物になることを目指したということではないです。
定時退社するために自分ができることのベストは尽くしたつもりです。
たとえば…
上司に求められていなくても、年間、月間、週間の計画を提出して、毎月勝手に先月の振り返りの成果報告をしたりしました。
あとは、仕事は働く時間よりも数字にこだわって、自分の仕事による金銭的な効果を数字で算出して上司に定期報告することで、「やることはやってるし帰っても文句ないよね?」的な雰囲気を出しまくっていましたね。
やることはきちんとやっていたので、職場の人間関係が悪いこともなかったです。
正直、残業が当たり前になっている職場でこれをやると異常な人として見られます。
ですが、自分には実現するべき理想の暮らしがはっきりしていたので、なにふりかまっていられなかったです。
関連記事:会社員ミニマリストの合理的な1日のタイムスケジュールを公開
お金の本を100冊は読んだ
とにかく本を読みました。
名著といわれるお金の本からSNSでおすすめされていたお金の本まで、とにかく片っ端から読んで勉強しました。
メモやアウトプットすることもやってはみたのですが、結局はめんどくさくてストレスになったので、物量をこなすことだけに集中しました。
ですが、そのおかげで、理想の暮らしに向かって信念だけで動いていたのに知識と理論が加わり、より強固な自分だけの人生哲学が積み上がっていきました。
ちなみに、本を読む時間はルーティン化していました。
平日は毎朝5時に起きて、7時までパソコンでブログを書き、その後30分本を読んでから出社する。
このルーティーンをぐるぐる回したおかげで、コンスタントなペースで本を読めました。
また、毎朝本を読むことで、「自分は確実に昨日よりは成長している」という感覚が得られ、自己肯定感を上げることにもなったと思っています。
知識を得ることはもちろんメリットですが、自己肯定感が上がることのほうがメリットだったかもしれません。
そして、ある程度の本を読んでいると、本を読む生活が当たり前になっていきます。
結果的に、本を読むことも趣味のひとつにもなりました。
基本的には図書館でタダで借りて、どうしても読みたい本があるときはメルカリで買って、読み終えたらメルカリで売る。
このスタイルをとっているので、読書にかかるお金もほとんどありません。
なので、私の趣味って、「情報発信・料理・読書・散歩・考え事」とお金のかからないものばかりになりました。
すると、楽しく暮らしているはずなのにお金を必要としない暮らしがどんどん確立されていきました。
こうなってしまえば、あとは勝手にお金は貯まっていきます。
関連記事:社会人が毎日30分の朝読書を1年間続けて実感した魅力
最後に
ということで、「20代で1,000万円貯金するためにやった異常なこと5選」を紹介してきました。
- 家族も友人もいない土地にある会社に転職と引っ越しをした
- 持っているものの8割を捨てた
- 平日は5時間、休日は10時間以上を副業にあてた
- 平日に副業をするために定時退社を死守した
- お金の本を100冊以上は読んだ。
優秀な方たちからすれば、「なに当たり前のこと言ってんの?」という感じだったかもしれません。
ですが、世間一般の感覚で見れば異常なほうだと思っています。
そして、少なくとも平凡な私にとっては、できるだけの努力と工夫を重ねたことで、26歳からの3年ほどで1,000万円以上の蓄財ができました。
年間100万円の貯金ができれば、世の中全体で見れば十分に優秀な家計だと思います。
ですが、それでも10年経ってやっと資産1,000万円です。
おそらく、10年もお金を貯めるモチベーションを維持し続けることは困難だと思います。
そうであれば、極限まで支出を絞る異常者になるか、収入を上げるために異常者になるか。
収入か支出のどちらかをバグらせて短期間でまとまったお金を作るほうが合理的です。
たとえば、10年で1,000万円貯める計画よりも、2年で600万円貯める計画のほうがおそらくうまくいきます。
2年で600万円を貯められれば、現実的に選べる選択肢も大きく変わってきます。
私の場合、収入を大きく上げることはできませんでした。
ですが、その代わりに極限まで支出を下げたことで、短期間でお金を貯められました。
そして、多くの方にとって、収入を大きく上げるよりも支出を下げるほうが遥かに簡単だと思っています。
収入を上げるのは支出を下げてからでも決して遅くはありません。
月3万円の収入を上げるのは再現性が低く、時間もかかります。
ですが、月3万円の支出を下げるのであれば、早ければ来月からでも可能です。
そして、その効果は生活水準を上げないかぎりはずっと続きます。
だからこそ、世間の常識のストッパーをぶっ壊して節約に徹することは、決して悪い選択ではないと思っています。
それが結果的に自分の個性となるだけでなく、お金という選択肢を得ることにもつながり、以前よりもずっと生きやすくなります。
▼関連記事
以上
なにおれKindle本「生きづらい人のためのシリーズ」を公開中
本書は、「生きづらさを抱える人が、生きづらさから抜け出し、最後には自分だけの生きる意味を見出すまでの道のり」を、全10のステージで解説しています。
いってしまえば、"生きづらい人に特化した超実践的な生き方の指南書" です。