待ちに待ったボーナス。旅行にでも行くか、前からほしかった服を買おうか。いやでも、将来のことが不安だから、未来につながるような使い方をしたい。
そんな方に向けて。
こんにちは、なにおれ (@lemologue) です。
私は、月6万円の生活費で一人暮らしをしている20代後半の倹約家サラリーマンです。
まず大前提として、ボーナスは人生の土台を作るために使ったほうがいいです。
つまりは、見栄や欲望のために使うのではなく、明日につながることに投資する。
この考え方を持ったほうがいいと思います。
結局のところ、「稼いだお金をどのように使うか」で、人生の行く先は大きく変わってきますからね。
当記事では、サラリーマンにおすすめのボーナスの使い道について、ランキング形式で紹介します。
ボーナスでなにを買う?未来に繋がるおすすめの使い道TOP5

まずは結論から。
もったいぶるのは嫌いなので、アンチクライマックス方式でいきます。
- 第1位:貯金100万円未満なら貯金
- 第2位:副業を始めるための準備資金
- 第3位:つみたてNISAで資産運用を始める
- 第4位:お掃除ロボットを導入する
- 第5位:お気に入りの椅子を購入する
第1位:貯金100万円未満なら貯金
世間で最も多いボーナスの使い道は、「貯金」だといわれています。
終身雇用の崩壊、老後の年金不足など、お金のことは個人で戦略を考える時代。
なので、当然といえば当然です。
国も会社も、私たちを守ってくれませんからね。
だから、まずは貯金を最優先したほうがいいです。
ひとつの目安として、まずは100万円を作ること。
100万円といえば、とりあえず半年くらいは無給でも生きられます。このくらいの貯金があると、精神的にも落ち着きます。
なぜならば、いまの職場から逃げるために、一度会社を辞める選択肢も得られるので。
とはいえ、正直、貯金をいくら積み上げたところで不安はなくなりません。
100万円あっても、1,000万円あっても同じようなものです。
ですが、貯金があることで選択肢を得られることだけは、間違いありません。
人生の豊かさとは、「自分の意志で選べること」にあると思うので、最低限の貯金である100万円を作るためにボーナスは使いましょう。
これが第1位、最優先事項です。
第2位:副業を始めるための準備資金
「じゃあ、貯金以上に安心感のあることってなに?」
これは、複数のキュッシュフローがある状態です。
つまりは、「副業に挑戦しようぜ」ってこと。
簡単な例を見てみましょうか。
AさんとBさんというサラリーマンがいたとします。もし、いまの会社が辛くて辞めようか迷っている時、どちらのほうがメンタル的に安定すると思いますか?
- 【Aさん】貯金1,000万円がある月収30万円のサラリーマン
- 【Bさん】貯金100万円しかないけど、月収20万円と月10万円の副収入があるサラリーマン
この場合、ほぼ間違いなくBさんのほうがメンタル的には安定します。
Aさんはサラリーマンとしての収入しかないため、会社を辞めたら明日から貯金1,000万円を食いつぶす生活が始まります。
一方で、Bさんは自力で月10万円を稼ぐ力があるため、毎月の生活費を10万円まで落とせば、貯金には手を付けずに生きられるわけです。
この差はめちゃくちゃ大きいですよ。
給料以外にキャッシュフローがあることは、貯金の多い少ないとは比較できない安心感があります。
人間には、「損失回避バイアス」という傾向があって、利益を得る喜びよりも損失よる痛みのほうが感じやすい生き物です。だから、貯金が右肩下がりで減っていくのは精神的にかなりきついのです。
前置きが長くなりましたが、最低100万円の貯金がある人は、副業を始めるための準備資金にボーナスを使うこと。
これがおすすめです。
WEBライター、ブログアフィリエイト、Youtube、WEB制作などのネット事業は初期投資もほとんどかかりません。それでいて、自宅で一人でもできます。
そのため、このあたりのネット副業を始めるのがおすすめです。
必要なものも、快適なネット環境、パソコン、カメラ、ソフトくらい。
ものによっては高額になりますが、まずはできるだけお金をかけずに始めてみるといいです。
人には向き不向きがあり、実際にやってみないと、自分はどんなことに適性があるのか分からないですからね。
だから、まずは興味を持ったことにとにかく手を出してみて、ちょっとでも「面白い!」と感じれば、さらにお金を投資しましょう。
それまでは、一時的としてボーナスは貯金でプールしておくのがいいかと思います。
第3位:つみたてNISAで資産運用を始める
資産運用を始めてみるのもおすすめです。
おすすめというより、これからの時代はお金にも働いてもらうことが必須の時代です。
銀行にいくらお金を預けていても、10年後にはなにも変わっていません。むしろ、インフレによって相対的にお金の価値が下がっている可能性のほうが高いくらいです。
しかし、株投資や投資信託などの資産運用を行うことで、10年後には1.5倍とかにお金が増えている可能性だって十分にあります。
ボーナスはまとまったお金が入るので、資産運用を始めるにはいい機会だと思います。
まずは、つみたてNISAから始めるのがおすすめです。
つみたてNISAとは、年間40万円を上限に20年間にわたって運用益が非課税になる制度です。
本来、投資によって得た利益には約20%の税金がかかるのですが、この税金を一切支払わなくていいということです。
もし仮に、毎年ボーナスで40万円あるとしましょう。
その40万円を毎月3.3万円 (40万円 ÷ 12か月) 、手堅い市場として人気の米国市場の4,000社に分散投資された「楽天VTI 」に投資し、利益は再投資したとします。
利回り5%が期待できるとすると、20年後にはどうなると思いますか?
20年後には元本の約800万円に加えて、520万円の利益があがります。つまり、元利合計で1,320万円 (元本の1.65倍) になっているということです。
まさに、お金にお金を稼いでもらっている状態といえます。
つみたてNISAを始める手順は、ざっくりとこんな感じです。
- 証券口座を開設する
- 証券口座上でつみたてNISAに申し込む
- 投資信託にに投資する
証券口座を開設するためにお金は一切かからないし、ネットで完結します。
誰でもできます。超簡単です。
証券口座は、「 楽天証券」が鉄板におすすめ。
「つみたてNISAについてもっと知りたい!」という人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
第4位:お掃除ロボットを導入する
続いて、第4位。
「買ったほうがいいもの」と「買わないほうがいいもの」に決定的な差。
それは、「暮らしがより快適になるかどうか」だと思います。
手に入れたところで、自分の見栄が満たされるだけみたいな買い物は微妙ですね。
そこでおすすめなのが、お掃除ロボットを導入すること。
なぜならば、家事の手間が減り自由な時間が増えるため、部屋がいつもきれいでストレスを感じにくくなるためです。
1日の中で家事をする時間って意外と多いし、家事そのものをストレスにも感じますからね。
お掃除ロボットさえあれば、ボタンひとつで部屋中の床掃除をしてくれます。
大幅に掃除の時間を短縮できるわけです。
本当は、「食洗器」や「ドラム式洗濯乾燥機」も家事時短の最強アイテムですが、これらはスペースの問題などもあることが難点。
その点、お掃除ロボットは、誰でもすぐに導入できて、省スペースで、値段も3万円前後と手が出しやすいです。
第5位:お気に入りの椅子を購入する
最後、第5位。
5位といいながら、本当は2位でもいいくらい。
それは、お気に入りの椅子を購入すること。
暮らしの快適度をあげる上で、椅子ってめちゃくちゃ大事だと思います。
食事をする時、仕事をする時、本を読む時、パソコンを触る時、ちょっと休憩する時、家のいる時間のほとんどは椅子で過ごします。
そのため、ボーナスで、「お気に入りのしっかりとした椅子を1脚手に入れよう」ということ。
しっかりしたブランドの椅子は、デザイン性が抜群に高く、座り心地もよく、頑丈で修理もできるので何十年と使えるし、次の世代に引き継ぐこともできます。
それだけ値段は高くなりますが、椅子への投資は人生トータルで十分に取り返せます。
椅子といえば、北欧です。
デンマークでは、「初任給で椅子を買う」というくらいですからね。
ブランドの椅子は10万円とかするので慎重に選んでほしいですが、家具デザイナーの巨匠であるデンマークのウェグナーの「Yチェア」なんて、最高におしゃれで座り心地もいいです。
かなりいお金の使い方だと思います。
最後に
未来に繋がるおすすめのボーナスの使い道について紹介しました。
当記事をまとめます。
- 貯金100万円未満の人は、まず最優先でボーナスは全額貯金する
- 収入の複線化により人生を安定させるために、副業の準備資金とする
- お金にも働かせる仕組みを作るため、つみたてNISAを始める
- 家事の時間を短縮するため、お掃除ロボットを導入する
- 自宅での快適度を上げるために、お気に入りの椅子を1脚購入する
ボーナスのようなまとまったお金は、人生の土台作りに最適です。
毎月の給料だけで、貯金や副業の環境整備、資産運用、高額な家具や家電を買い揃えるのは難しいですからね。
上手にボーナスを活用できれば、きっと人生はよりいい方向に転がり始めます。
会社の同僚が旅行や買い物にボーナスを使っている中、あなただけが副業や資産運用、家事の時短などにボーナスを投資します。
それはひどく孤独感を味わうかもしれません。
ですが、10年後とはいわず、2年後、いや、1年後、あなたと同僚には大きな差がついていると思います。
▼こちらの記事では、社会人が身に着けておくといい教養について紹介しています。お金のことだけでなく、もっと他にもあります。
以上