買わない生活のメリットって?
そんな疑問に答えます。
こんにちは、なにおれ (@lemologue) です。私は月8万円の生活費で一人暮らしをしている20代後半の倹約家ミニマリストです。
絶賛、ものを買わない生活にチャレンジ中!
チャレンジ中というより、買わない暮らしを習慣にしています。
まずは結論から。
ものをなるべく買わない生活によって、間違いなく暮らしに変化が起きます。
当記事は、買わない生活チャレンジ中のミニマリストが実感しているメリットについて紹介します。
買わない生活にチャレンジする理由

「ほしいものを買う」
これは幸せなことに思えます。
しかし、私には気が付いたことがあります。
それは、「ほしいものをいくら買っても、次から次へとほしいものが溢れてくる」ということです。
一時的には嬉しい気持ちになっても、長く心が満たされることはありませんでした。
現代というのは、低価格で高品質のもので溢れた物質的に豊かな時代です。
これは疑いようがありません。
- 新品のノートパソコンが30,000円で買える
- 新品のスマホが20,000円で買える
- 新品でおしゃれな服が1,000円で買える
ほんの10年、20年前ではあり得なかったことです。
それだけ豊かな時代を生きているはずなのに、次から次へと湧き上がる物欲を抑えられません。
心が満たされることもありません。
これはやっぱりおかしいと思ったのです。
だから、私はできるだけものを買わない生活を始めました。
- 平日は財布を開かず、1円もお金を使わない
- 服は1着捨てたら1着買っていいルール
- 靴は買い足さず、履きつぶしたら買い替える
- 本は図書館で借りる
- 外食はせずに自炊する
とにかく買わないこと。
お金を使わずに暮らすこと。
そのことを意識して生活するようになりました。
なんだかケチでつまらなさそうな暮らしに思えるかもしれません。
ですが、買わない生活によって、確かな喜びの手応えを感じています。
次項で詳しく紹介していきます。
▼こちらの記事では、お金を使わない生活の過ごし方を紹介
ミニマリストが実感している買わない生活のメリット

買わない生活のメリットは大きく3つあります。
- お金の浪費が激減する
- 体力の消耗をしなくなる
- 家事の手間が減る
ほしいものを買うことで、失っているものもあったと気が付きました。
その失っているものとは、「お金・体力・時間」の3つです。
お金の浪費が激減した
買わない生活のメリット其の一。
お金が手に入ること。
正確には、お金の浪費が激減することです。
当たり前ですけどね。
毎月の生活費が激減し、資産形成のスピードが加速しました。
話は少し変わりますが、「お金とは自分の命を使って手に入れたもの」という感覚を持っている人はどれくらいいるでしょうか。
お金とは自分の命そのものです。
会社員として働こうが、フリーランスとして働こうが、起業家として働こうが、お金は “自分の時間” という命そのものを使って手に入る対価です。
つまり、無駄なものを買わないことは、自分の命を大切にすることと同じだと思っています。
お金が人生のすべてだとは思わないし、思いたくもありません。
ですが、自分の命を、自分の時間を使って、手に入れたものであることには間違いありません。
そんな大切なお金だからこそ、無駄遣いは極力避けたほうがいいと思っています。
体力の消耗をしなくなる
買わない生活のメリット其の二。
体力の無駄な消耗を防げる。
ものを買うことには体力を使います。
Amazonや楽天市場といったネット通販の普及によって、買い物にかかる手間はずいぶんと短くなりました。
ほしいものを買うときはワンクリック、ツークリックするだけです。
しかし、買い物にかかる手間はそれだけではありません。
新しいiPhoneを買う時、新しい家電を買う時、新しい日用品を買う時、新しい服を買う時、ネットで評判や比較の情報収集をすると思います。
もので溢れた現代は、とにかく選択肢がたくさんあります。
それゆえに、選択肢を絞り込むために調べる手間がめちゃくちゃかかります。
インターネットという大海原に転がっている嘘か本当かもよく分からない膨大な情報から、情報を精査することは本当に体力を消耗します。
しかし、そもそもものを買わなければ、情報を調べる必要もなければ、精査の必要だってありません。
ものを買わなくなることで、大量の情報に触れる機会を減らし、体力の消耗を抑えられるということです。
家事の手間が減る
三つめのメリット。
家事の手間が減り、自由な時間が増えること。
たくさんものを買って、たくさんものを持っているほど、掃除や片付ける時間がかかります。
掃除や片付けのために使われている時間はバカにできません。
テレビ台・ベッド・本棚・ソファー・テーブル・椅子がある部屋を掃除するのと、ベッドとテーブルしかない部屋を掃除するのでは、掃除にかかる手間と時間は全然違います。
1日10分の違いだとしても、1ヶ月で約5時間、1年で約60時間にもなります。
それだけ時間を節約ができるということです。
それに、ものが少なければ掃除もすぐ終わるため、「よし、掃除をしよう!」と思いやすくなることもメリット。
ものがたくさんあるだけで掃除自体がめんどくさく感じますからね。
頻繁に掃除すれば、ホコリやチリもたまりません。
ホコリやチリは嫌なにおいの原因になったり、アレルギーの持ちの人であれば体調不良に悪影響を及ぼしたりします。
つまり、ものを買わないことで掃除時間を減らすだけでなく、掃除する習慣を生み、住環境や体のコンディションを整えることにも繋がるというわけです。
買わない生活を送るためのコツ

では、買わない生活はどうやってすればいいのか。
できることはたくさんあります。
しかし、大事な視点をひとつ紹介します。
それは、「あるもので暮らす」ということ。
「あるもので満足する」とも言い換えられるかもしれません。
世の中には私たちの物欲を刺激するものがたくさんあります。そして、今後も増え続けるでしょう。
- 新車のSUV
- スマホの最新機種
- ハイスペックのパソコン
- 便利な家電
- 最新のガジェット
- トレンドの服
- 新しい趣味の道具
- 便利な調理器具
- 魅力的な日用品
しかし、買わない生活とは、これらと距離を置くことです。
そのためには、「それは本当に必要なのか?いまあるものではダメなのか?」を考えるようにしてください。
買い物とは、目的ありきのはずです。
なにか目的があって、それを達成するためにものを買うはずです。
だから、目的を明確にして、いまあるもので必要十分でないかをよく考えることが大事です。
- 移動することが目的なら、いまの車で十分
- 映画を見られて写真が撮れればいいなら、いまのスマホで十分
- ネットサーフィンするだけなら、いまのパソコンで十分
おそらくほとんどの場合、「買わなくても困らないな」という結論に帰結するはずです。
そのくらい、私たちは十分すぎるほどのものをすでに持っています。
▼高い買い物をするときでも、目的ありきで考えることは同じです。新品や最新のものでなくても、中古品や型落ち品でも十分なはず
最後に
ミニマリストが実感している買わない生活のメリットについて紹介しました。
当記事をまとめます。
- もので溢れた現代では、ものを手に入れる喜びよりも失うことのほうが大きい
- ものを買うことで、「お金・体力・時間」の3つが失われている
- ものを買わないことで、お金の浪費がなくなり、資産形成が加速する
- ものを買うための情報収集などの手間がなくなり、体力の浪費を防げる
- 部屋にものが増えないことで、掃除や片付けなどの家事の時間が減る
- 買わない生活で大事なポイントは、「あるもので暮らすこと」
- ものを買う目的をよく考え、いまあるもので必要十分なことを確認する
買わない生活で失うことはほとんどありません。
むしろ、ものを買わないことで、お金・体力・時間が手に入ります。
お金は心の安定を生み、体力は新たなことに挑戦するための源泉となり、時間は挑戦を続けるための燃料です。
もので溢れた現代において、ものはそれほど必要ではないはずですよ。
ぜひ買わない生活試してみてください。
▼ものを買わないことに加えて、ものを手放すこともおすすめ。こちらの記事では、断捨離により実感している効果を紹介しています
以上