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HSPのミニマリストが実践する疲れをためない生活
HSP気質で疲れやすい。疲れをためには?疲れを取り方って?
そんな方に向けて。
こんにちは、なにおれ (@lemologue) です。月8万円の生活費で暮らしているミニマリストです。
私自身、「自分はなぜこんなにも疲れやすいのか?」と20数年わからずにいました。
ですが、ミニマリズムに目覚めて断捨離をするようになってから、「ああ、そうか。自分は刺激に弱かっただけか」ということに気が付きました。
それからは、疲れをためない生活習慣や疲れの取り方がわかるようになってきました。
そこで本記事では、私と同じようにHSP気質で苦しんでいる方に向けて、私が実践している疲れをためない生活を紹介します。
HSP気質の人が疲れやすい原因
まずは、「HSP気質はなぜ疲れやすいのか?」の原因を知ることが疲れを取る手がかりになります。
疲れやすさの原因は3つあると思っています。
- 想像力が豊かなゆえに不安を感じて疲れる
- 五感を刺激することに弱いから疲れる
- 気を遣いやすいから人付き合いに疲れる
想像力の豊かさゆえに不安を感じて疲れる
HSP気質の人は想像力が豊かです。
それゆえに、将来のことを想像しすぎて不安を感じてしまうということに陥りがち。
良くも悪くも現実的で、悲観的な未来を想像してしまうのがHSPらしさでもあります。
だからといって、「明るい未来を想像しよう!」と思ってもたぶん無理でしょう。
「無理に明るい未来を想像しようとすること自体をストレスに感じてしまう」という悪循環にハマる未来が容易に想像できます。
対策としては、後述しますが、現実的な未来の不安を解消する対策が必要になってきます。
五感を刺激することに弱いから疲れる
HSP気質の人は、とにかく刺激に弱いです。
- 目から入る視界の刺激
- 耳から入る音の刺激
- 鼻から入るにおいの刺激
- 口から入る味の刺激
- 肌から感じる物理的な刺激
これら五感の刺激には、めっぽう弱いと思ったほうがいいです。
「弱い」というより、良くも悪くも「人よりも感じやすい」といったほうがいいかもしれません。
普通の人が10しか感じない刺激をHSP気質の人は50感じていたとしたら、それは疲れますよね。
対策としては、体が受け取る刺激そのものをなくす工夫が必要になってきます。
気を使いやすいから人付き合いに疲れる
HSP気質の人は、人の感情がよくわかります。
人の表情の変化、行動、視線の動き、声のトーンなど、些細な情報から人の心理を読み解くのに長けています。
HSP気質の人は人見知りに見えないとよく言われますが、実は自分へのダメージと引き換えに良好な人間関係を維持していたりします。
それゆえに、人の気持ちを考えすぎて疲れてしまうということに陥りがちです。
「もっと気楽に人付き合いをしよう」と思っても無理なので、そもそも人付き合いの考え方を考え直す必要があります。
HSP気質で苦しんだ僕が教える疲れの取り方10選
私が実践している疲れの取り方はこちらの10個。
- 部屋の照明は電球色に変える
- テレビは手放す
- スマホは極力触らない
- どこでもイヤホンを差す
- 軽くてゆったりした服を着る
- 一人の時間を増やす
- 生活をルーティーン化する
- 自然のあるところを散歩する
- 眠くなくてもベッドに入る
- お金を貯める
部屋の照明は白色から電球色に変える
まずは、視界から入る光の刺激を減らすこと。
部屋の照明は白色から電球色に変えるのがいいです。
白色は刺激が強すぎるので、リラックスするはずの部屋で疲れが取れません。
その点、電球色はほどよい暗さになるので目がずっと楽になります。
会社員の方であれば、部屋にいる時間のほとんどは夜になるのでそれほど困ることもないはずです。
私の場合、そもそも天井照明を手放してしまいました。その代わりに、クリップライトだけで部屋を照らしています。
ELPAの「クリップライト」を愛用。
約1,000円と値段も安くて作りもしっかりしており、マットな質感がかっこいいのでおすすめ。
白色の天井照明を使っている人は電球色のLEDに変えるか、もしくは、クリップライトなどで電球色の間接照明を買い、夜は間接照明だけで過ごすだけでも、疲れの感じ方は変わってきます。
関連記事:ミニマリストが選ぶ照明器具とは?【クリップライト最強】
テレビを手放す
仕事から帰ってきたらとりあえずテレビの電源を入れる。
HSP気質の人間にとって、これはやめたほうがいいです、
なぜならば、液晶画面の光やテレビ番組の音、聞きたくもないニュースやCMの情報を受け取ってしまうから。
逆に、テレビを手放せば、光、音、情報の刺激を排除できるので疲れにくくなります。
テレビのある生活に慣れていると手放すことには勇気がいりますが、思い切って断捨離してみると意外とスッキリします。
テレビがなくなると部屋は無音になりますが、HSPの人にはそれくらいでちょうどいいです。
ゆっくり考え事をしたり、本を読んだりするとよりいいです。
関連記事:テレビなし歴7年!ミニマリストが実感する5つのメリット
部屋ではスマホを極力触らない
3秒でも暇な時間があれば、スマホでSNSのチェック、ネットサーフィン、Youtubeを見るということをする。
しかし、こういったのスマホ依存の状態は疲れにつながっています。
テレビと同じで、液晶の光、音、情報に刺激されるからです。
脱スマホするには、とにかくスマホから物理的に距離を置くこと。
ベッドサイドでスマホを充電して、ベッドで寝ころびながらスマホを触るのは最悪といえます。
私が実践してよかったのは、家に帰ってきたらベッドから一番遠いところでスマホを充電すること。
手の届かないところで充電することで、無意識にスマホを触ってしまうことから逃れられます。
最初は反動でかなりきついですが、依存状態から徐々に抜け出せれば、特に気にならなくなってきます。
関連記事:脱スマホできるシンプルな方法!スマホを使わない生活の感想も紹介
外出時はイヤホンを常用する
耳から受け取る刺激も無視できません。
自分でも気が付いていないだけで、世界はたくさんの音で溢れています。
普通の人はそれほど気にならないことでも、HSP気質の人は無駄に疲れてしまいます。
そこでおすすめは、外出時はイヤホンをすること。
好きな音楽を聴いたり、いまだとVociyなどのラジオアプリを聞いたりしてもいいです。
余計な音をシャットアウトして、自分の好きな音だけを聞くこと。
イヤホン選びはお好みですが、できるだけ軽量のものを選ぶといいです。耳への負担が軽くなるので、イヤホンをしてても疲れにくくなります。
私も愛用していますが、Tao Tronicsの「SoundLiberty 97」がおすすめです。
値段も4 ,000円ほどとお手頃で、片耳4.2gと超軽量。
連続再生9時間、高音質、ノイズキャンセリングなど、機能性も十分です。
関連記事:【2021年】30歳ミニマリスト男のEDCを公開!持ち物は6つだけ
軽くてゆったりした服を着る
肌から受け取る刺激を減らすために、服はゆったりしたサイズで軽いものを選ぶといいです。
シルエットを意識するあまり窮屈でタイトな服は、着ているだけ疲れてしまいます。
おすすめは、トップスだけオーバーサイズにすること。
全身ルーズなシルエットは、あまりかっこよくないですからね。
服は、ユニクロのものが素材もよく、軽量のものが多いです
ユニクロのトップスであれば、思い切ってXXLや3XLを選んでもいいです。
私もヒートテックやトレーナーは、ユニクロの3XLのものを選んでいます。
また、冬場は、重たいコートは着ない、マフラーもしないほうがいいです。
その代わり、ヒートテックをインナーに着たり、マウンテンパーカーなどの軽量なアウターがおすすめ。
関連記事:30代男性ミニマリストの服を全て公開【全16着+小物】
一人でいる時間を増やす
人の気持ちがよくわかるHSP気質の人にとって、人付き合いは疲れの原因になります。
会社の人間関係はもちろんですが、仲のいい友人との付き合いでも同じことがいえます。
ただ、「大切な人との関係を断捨離しろ!」なんて過激なことはいうつもりはありません。
大切なことは、一人でなにもしない時間を持つこと。
友人に飲みに誘われたらいつも行くのではなく、たまには誘いを断ってもいいと思いますよ、ということです。
「一人はひまだなあ」と思う瞬間にこそ、疲れはとれます。
関連記事:社会人ぼっちで寂しい。孤独だからこそできる有意義なこと3選
生活をルーティーン化する
1日の中で選択の余地が多いと、それだけで疲れてしまいます。
- 朝起きる時間
- 朝に何を食べるか
- 会社に行くまでに何をするか
- 会社に着ていく服
- お昼ご飯をなににするか
- 仕事のリフレッシュ方法
- 夕食はどうするか
- 何時に寝るか
普段意識していないだけで、ありふれた日常でも選択をたくさんしています。
そこで、自分なりの生活ルーティーンを構築するのがおすすめ。
それだけでも疲れにくくなります。
参考に、私のルーティーンを紹介します。
- 朝は5時に起きる
- 朝食はプロテイン1杯
- 同じ服を持て着る服は毎日一緒
- 家を出る30分前は読書
- お昼ご飯は作り置きおかずを詰める
- 夕食は1汁2菜で固定
- 21時にはベッドにはいる
1日の中でやることが決まっているので、いちいち悩まなくてすみます。
関連記事:会社員ミニマリストの合理的な1日のタイムスケジュールを公開
自然のあるところを散歩する
自分なりのリフレッシュ方法を持つことも大切。
好きなことならなんでもいいですが、散歩がおすすめです。
特に、緑のあるところを歩くこと。
歩くことは、不安な気持ちやネガティブな感情を抑制する効果があると研究でわかっています。
そのため、不安になりやすいHSPの人にとって散歩は最適なリフレッシュ方法になります。
また、緑のあるところを散歩すると、目から入る情報も優しいので癒されます。
「散歩なんて退屈すぎる…」と思うかもしれませんが、工夫次第で立派な趣味になります。
それに、お金もかからないし、道具もいらないのですぐに始められます。
関連記事:趣味が散歩の30歳ミニマリストが5つの楽しみ方を語る
眠くなくてもベッドに入る
HSP気質の人は、とにかく早く目を閉じること。
夜遅くまで起きていても、テレビや、スマホでネットサーフィンやYoutubeを見るだけではないですか。視界から入る刺激で疲弊してしまいます。
やることがないのなら、眠くなくてもさっさとベッドに入ってしまって目を閉じる。
目を閉じることで情報をシャットアウトできるので、疲れが取れます。
私の場合、夜の9時にはベッドに入ることが習慣になっています。
一般的に見ればかなり早いほうだと思いますが、早くベッドに入る習慣が身についてからは、翌日の爽快感が明らかに変わりました。
関連記事:夜9時には寝ることが社会人にとって最強のライフハック
お金を貯める
HSP気質の人は、お金を貯めるといいです。
物事をなにかと悲観的に想像しがちですが、不安の99%はお金で解決します。
「ネガティブな想像はしないぞ」と気合をいれても意味ないので、お金を貯めることで現実的な不安を解消する。
これが一番いいです。
特にお金を使いたいこともないのであれば、とりあえず貯めておけばいいです。
いつか必要になったときには使えばいいだけなので、まずは貯める。
貯金が右肩上がりで増えていくのが確認できると、不安も和らいできます。
お金を確実に貯めるには、支出を下げることが一番です。
誰がやっても、確実に同じ効果が得られます。
関連記事:普通のサラリーマンこそ資産1,000万円を最速を目指すべき理由
最後に
HSP気質の人が疲れやすい原因、おすすめの疲れの取り方について紹介しました。
- 想像力豊かに不安なことを考えてしまうから疲れる
- 五感からの刺激を受けやすいから疲れる
- 人の気持ちがわかりすぎるから気を遣って疲れる
- 部屋の照明を電球色の間接照明にすると目から入る刺激が減る
- テレビは手放すことで光、音、情報の刺激が減る
- スマホは部屋のスミで充電するとスマホから受け取る刺激を減らす
- 外出時はイヤホンをすることで音の刺激を減らす
- 友人からの誘いであっても一人でいる時間を持つようにする
- 1日のやることをルーティーン化することで悩むことが減る
- 自然のあるところを散歩することで不安な気持ちが根本的に和らぐ
- 眠くなくてもベッドに入ることで刺激を減らす
- お金を貯めることで現実的に不安の根源を解消する
私たちは、生きているだけでたくさんの刺激の中にいます。
目を開けばものや広告から、耳からはテレビの音や人の話し声。スマホからの膨大な量の情報。服から伝わる刺激、季節の変わり目による気温の変化、組織で生きていくための人間関係など。
「いつも疲れていて、疲れも全然とれない」という人は、日常生活から刺激を取り除く工夫をすることで、ずいぶんと生きやすくなると思います。
拙著『ミニマリスト式超人生戦略術: 敏感な人が会社を辞めてラクに生きていく方法』では、組織で生きるのが辛いHSP気質の人がラクに生きていていく実践的な戦略を提案しています。合わせて読んでみてください。
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