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ミニマリストになりたい人が最初に知っておきたい10の心得
ミニマリストになりたい。ミニマリストになるにはどうすればいい?
そんな方に向けて。
こんにちは、なにおれ (@lemologue) です。月8万円の生活費で暮らしている30歳ミニマリスト男です。
私は26歳のときに転職したことがきっかけで、ミニマリストという生き方に辿りつきました。
これまでには8割以上のものを手放し、持ち物は全部で172点、服は全部で16着、靴は全部で4足。年間支出は約100万円、少ないものとお金で暮らす方法の情報発信としてKindle本も10冊出版してきました。
本記事では、そんなミニマリストである私が、ミニマストになる方法からメリット・デメリット、考え方や生活の整え方に至るまで、ミニマリストになりたい人最初に知っておきたいことまとめています。
ミニマリストになりたい人が最初に知っておきたい10の心得
私がミニマリストとして経験してきたことをまとめました。
- ミニマリストとは
- ミニマリストになる方法
- ミニマリストのメリット
- ミニマリストのデメリット
- ミニマリストの買い物術
- ミニマリストのものの選び方
- ミニマリストのものの捨て方
- ミニマリストの少ないもので暮らすコツ
- ミニマリストの生活
- ミニマリストを続けるコツ
ミニマリストとは
「そもそもミニマリストとは?」
言葉の意味を調べてみました。
持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人。自分にとって本当に必要な物だけを持つことでかえって豊かに生きられるという考え方で、大量生産・大量消費の現代社会において、新しく生まれたライフスタイルである。「最小限の」という意味のミニマル(minimal)から派生した造語。
出典:コトバンク
つまり、暮らしに必要な最低限のもので暮らすライフスタイルのこと。
ミニマリストと聞くと、なんとなく宗教的な、あるいは病気的ななにかを感じるかもしれません。
ですが、ミニマリストはあくまでライフスタイルのひとつでしかありません。
「自分はこう生きたい!」
という理想が、具現化しただけです。
数あるライフスタイルと同様に、メリットもあればデメリットだってあります。もちろん、他のライフスタイルと優劣はありません。
しかし、ミニマリストの強烈なメリットを知っているからこそ、少ないもので暮らすライフスタイルを好んでいるわけです。
ミニマリストになる方法
ミニマリストの基本は、「断捨離」にあります。
ミニマリストとは、自分にとって必要なものを見極め、必要最低限で暮らすライフスタイルです。
自分にとって本当に大切なものを知るには、持っているものを捨てること。
痛みをともなう断捨離の過程で、自分にとって本当に必要なものはなにかが、自然とわかるようになってきます。
いわば、断捨離によって身につくスキルだと考えてください。
必要なものを見極めるスキルが身につけば、不要なものを買わなくなったり、世間体や自分を縛り付けていた価値観を手放せたりまします。
関連記事:断捨離はやりすぎてもOK!物を捨てることが目的になってもいい理由
ミニマリストになるメリット
ミニマリストになるメリットはたくさんあります。
メリットがなければ、ミニマリストになる理由もないですからね。
- 支出が減り、お金が貯まる
- 時間が生まれ、新しいことに挑戦できる
- 刺激が減り、疲れにくくなる
- 掃除の手間が減り、ストレスが減る
- 部屋が広く感じられ、快適に暮らせる
特に、支出が減るメリットは強烈です。
たとえば、毎月の生活費が月8万円になれば、月10万円の収入があれば生きていけるわけです。
現実的には極論ですが、生きるためにかかるお金が減れば、それだけ生きることは簡単になります。
お金も貯まるようになるので、なおさらです。
「では、なぜミニマリストになると支出が減るのか?」
ミニマリストのライフスタイルは、なくても困らないものは持たないことにあります。
断捨離を繰り返すことで、世の中に溢れているものやサービスで、「絶対にないと困る!」といえるものは、数えるほどしかないことに気が付きます。
つまり、最低限必要のものだけで暮らすことで、間違いなくお金のかからない暮らしになります。
「我慢する節約生活」とは根本的に違っていて、自分にとって必要なものを認識して暮らしているので、毎日の暮らしも普通に楽しいです。
関連記事:断捨離のすごい効果を実感!ミニマリストになって変化した9の生活
ミニマリストになるデメリット
ひとつ大きなデメリットがあります。
それは、お金を使うことに抵抗を感じるようになるかもしれないこと。
本来、お金とは人生を豊かにするもの。
使ってこそ存在意義があります。
しかし、必要最低限の暮らしを続けていると、お金を使い方がわからなくなるときがあります。
- 家事の手間を減らしてくれる生活家電
- 心から一緒に過ごしたいと思える友人との旅行
- 自分では絶対に作れないレストランでの食事
- 家族や大切なパートナーへのプレゼント
こういった人生を豊かにするお金の使い方に、抵抗感を覚えるようになるかもしれません。
そのため、「自分の中でお金を使う基準」を明確にしておくことが大事です。
私の場合、「一人でいる時は徹底的にお金を使わない。ただ、誰かと過ごす時はお金を気にせず使う」ことをマイルールして、バランスをとっています。
関連記事:ミニマリストは病気?当てはまったら要注意なケース6選
ミニマリストの買い物術
必要最低限で暮らすには、無駄なものを買わないことが大切です。
抑えておくといいポイントは、ひとつだけ。
それは、「迷ったなら買わない」ということ。
購入を迷った時点で、生活に絶対に必要なものではありません。
世の中の9割は、なくても困らないものです。
なくても困らないものを買うときは、毎日使うものにはお金をかけるのがおすすめ。
たとえば、下着やバスタオルなど。
買い物の多くの失敗は、あまり出番のないものにお金をかけてしまうことです。週に1度しか乗らない自動車や、真冬にしか着ないコートなど。
毎日使うものであれば、お金をかけても日常を豊かにしてくれます。
経済的に考えても、使用回数が多ければ多いほどコスパは良くなります。
関連記事:30歳ミニマリスト男が毎日愛用しているアイテム14個を厳選
ミニマリストののもの選び方
ミニマリストのものの選び方について。
少ないもので身軽に暮らすには、小さくて、軽くて、丈夫なものを選ぶこと。
小さければ小さいほどスペースをとらないし、軽ければ軽いほど身軽に過ごせるし、丈夫であれば丈夫であるほど長く愛着を持って使えます。
ミニマリストに相性のいいアイテムは、アウトドアギアです。
サバイバル環境で使えるアウトドアギアは、ミニマリストの感性とガッチリ合います。
もの選びでは、まずアウトドアブランドを探すと満足できることが多くなると思います。
関連記事:ミニマリストにはアウトドアギアが至高!おすすめアイテム10選
ミニマリストのものの捨て方
最初の断捨離が大変です。
たくさんのものを捨てる作業は、本当に疲れます。
断捨離を迷いなく進めるには、3つのステップを知っておくといいです。
- 一ヶ所にものを集める
- いるいらないを選別する
- 処分方法を決める
断捨離でまずつまづきやすいのが、「なにから手をつければいいのかわからない」ということです。
ステップ1として、持っているものをすべて見える場所に出し、一ヶ所に集めること。
すべて見える化して固めておくことで、全体像の把握と進捗管理ができるようになります。
もし、クローゼットのものを断捨離するなら、お気に入りの服も1年以上着ていない服も、奥底に眠ったガラクタも、まずはすべてクローゼットの外に出します。
次に、ひとつひとつ手で触れて、絶対に残しておきたいものだけを取り分ける。
最後に残ったものたちは、捨てるなり、買取業者にまとめて送るなり、メルカリで販売するなりして処分していきます。
これが、失敗しない断捨離のステップです。
関連記事:断捨離のやり方は3ステップ!8割のものを捨てたミニマリストが解説
ミニマリストの少ないもので暮らすコツ
少ないもので暮らしにはコツがあります。
最も簡単で効果があるのは、「ものの兼用化」です。
つまり、ひとつのものに、複数の役割を持たせること。
「いまあるもので代用できないか」という視点を持つことで、ものを減らせます。
私が実践している中でわかりやすいのが、「ココナッツオイル」の兼用化です。
普通であれば料理にしか使いませんが、私はこれらの用途でも使用しています。
- 料理用のオイル
- スキンケア
- ボディオイル
- 頭皮マッサージオイル
- シェービングクリーム
- 日焼け止め
- リップクリーム
普通なら7つのものを持つ必要がありますが、ココナッツオイルが1つあればいいことになります。
ものの兼用化によって少ないもので暮らせば、ものの管理工数も減り、支出も減るメリットがあります。
一石何鳥というわけです。
関連記事:ミニマリスト直伝!生活日用品で代用できるもの15選
ミニマリストの生活
ミニマリストの生活は合理的です。
無駄なことを手放し、自分にとって大切なことに時間を使う生活。
たとえば、テレビを手放すことで生まれた時間を、自炊や読書、運動などにあてるなど。
大切なことは、まず無駄な時間を過ごす原因をなくすことです。
- 朝早く起きるには、夜は早く寝る
- テレビを見ないように、テレビは捨てる
- スマホを見ないように、ベッドで充電しない
- 会社までの通勤時間を減らすために、引っ越す
- 残業しないために、転職を考える
無駄を手放せれば、自然といいものが入ってきます。
私の場合、テレビを捨てて副業をしたり、夜早く寝て朝読書をしたり、運動を兼ねて徒歩通勤をしたり。
無駄な時間はなくし、大切なことで時間が埋まると、お金をかけなくても日常は豊かになることを実感しています。
関連記事:会社員ミニマリストの合理的な1日のタイムスケジュールを公開
ミニマリストを続けるコツ
ミニマリストを続けるために努力は必要ありません。
なぜならば、ミニマリストを目指す過程で自分をコントロールできるようになるからです。
- ものを捨てて、自分にとって本当に必要なものを知る
- いまあるもので暮らせように工夫して暮らす
- 時間の無駄を削ぎ落し、有意義なことに時間を使う
- 世間の常識より、自分の考えを大切にする
このように、ものを手放すことで、自分で自分を律せられるようになります。
なにより、その心地よさや合理的な暮らしを手放したくないと思うはずです。
そうなってしまえば、意識してミニマリストを続ける必要はなくなります。
自然と望んで、いまの暮らしを維持できるようになると思います。
最後に
ミニマリストになりたい人のための10の心得を紹介しました。
- ミニマリストとは、ライフスタイルのひとつでしかない
- ミニマリストになるには、断捨離から始める
- ミニマリストのメリットは、お金が貯まること
- ミニマリストのデメリットは、お金の使い方が下手になること
- ミニマリストの買い物術は、迷ったら買わないこと
- ミニマリストのものの選び方は、軽量性と耐久性がカギ
- ミニマリストのものの捨て方は、まずはすべて見える化すること
- ミニマリストの少ないもので暮らすコツは、ものの兼用化
- ミニマリストの生活は、大切なことで埋まった合理的な暮らし
- ミニマリストを続けるコツは、体験が教えてくれる
ミニマリストとは宗教的なものでも、病的なものでも、禁欲的なものでもありません。
自分にとって本当に必要なものだけで暮らす、ライフスタイルのひとつでしかないです。
物質的なものは、私たちの暮らしを豊かにしてくれる反面、私たちの暮らしの重荷にもなりえます。
たくさんのものを維持するにはお金もスペースも必要になりますからね。
ミニマリストになることで、少ないお金、自由な時間、規則正しく健康的な暮らしが手に入ります。
そんな暮らしはきっと心地がいいので、ミニマリストを目指す意義は十分にあると思います。
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以上
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